集中力がなく、集団行動が苦手。仕事中にもソシャゲで遊んでしまうなど「脱線」をくり返す漫画家・カレー沢薫さんが「発達障害」をテーマに描く『なおりはしないが、ましになる』(小学館)の第1巻が3月30日に発売されました。通院しながら自らの特性に向き合おうとする作者の姿に、共感を覚える人も多そうです。

カレー沢薫さん(@rosia29)は片付けが苦手。仕事場には本が積みあがっており、漫画を描くための液晶タブレットには、こぼした飲み物の跡があって、ペンが引っ掛かる始末。漫画家と兼業していた会社を辞めたものの、それによってできたはずの時間は何に費やしているのか自分でも分からない状態です。


思えば、子どものころから集中力がなく、落ち着きがないせいで集団行動もできなかったというカレー沢さんは、自己嫌悪に陥ります。
病院に行くことを検討するも、どの病院で診てもらえばよいか分からず断念。どの科で診てもらえばいいか電話で相談することさえも、「相手に『異常者から電話がかかってきた』と思われるのも怖い」という、先まわりのネガティブ思考がじゃましていたのでした。
そんなカレー沢さんが編集者の勧めによって、メンタルヘルスや職場への復帰支援などを専門とする病院に通い始めるという物語――。

ほかの人が何げなくやっていることができない、すぐ別の物事に関心が移ってしまう、どこでも孤立しがち、そんな人ならきっと共感できるエッセイ漫画です。自分はそうでないという人も、周りにいる集中力がない人たちを理解するための一助となるかもしれませんね。
今回はそんな『なおりはしないが、ましになる』から1話と2話を出張掲載。「発達障害とはなんぞや?」という人も、まずは読んでみませんか。
第一章・日本のどこかにきっとある




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