東京五輪陸上男子マラソン代表の大迫傑選手が7月29日にTwitterを更新。8月8日に行われる大会をもって、現役を引退することを表明しました。これまでマラソンで日本記録を2度更新するなど、日本男子マラソン界をけん引してきた大迫選手の発表に、ファンからは驚きや「大迫選手らしい」など様々な声が寄せられています。
大迫選手は中学校から陸上を始め、卒業後は長距離界の名門である佐久長聖高校(長野県)へ進学。全国高校駅伝では2年生の時にアンカーを志願して優勝のゴールテープを切ると、3年生では1区の区間賞を獲得し、当時の1区歴代2位となる記録を出しました。
高校卒業後は、早稲田大学へ進学。箱根駅伝では2年連続区間賞を獲得すると、2013年のカーディナル招待では10000メートルで当時の日本歴代4位の記録をマークするなど、大迫選手は一気に日本を代表する長距離ランナーへ駆け上がりました。

大学を卒業後、大迫選手は日清食品グループに所属する傍ら、米国の長距離選手を育成する「ナイキ・オレゴン・プロジェクト」にアジア人初の所属契約を締結。これをきっかけに、大迫選手は活動拠点を海外へ移しました。
トラック種目の5000メートルと10000メートルで日本選手権2冠を達成すると、2017年4月にはボストンマラソンで初マラソンに挑み3位。12月の福岡国際マラソンでは2時間7分19秒の当時日本歴代5位を記録すると、2018年10月のシカゴマラソンでは2時間5分50秒の日本新記録を樹立し、日本実業団陸上競技連合より報奨金1億円を手にします。2020年3月の東京マラソンでは、2時間5分29秒の日本新記録で4位に入ったことで、大迫選手は東京五輪男子マラソン日本代表に選出されました。
これまでマラソンには5回出場し、そのうち2時間5分台を2度達成したことで、大迫選手はこれからの日本男子マラソン界をけん引するランナーと目されていましたが、そこに飛び込んできた突然の引退表明。29日に公開された自身のYouTubeで「陸上選手、マラソンランナーとしてのゴールを8月8日に決めました」と大迫選手は自らの肉声で引退を発表しました。

「それは東京五輪を競技人生の最高のゴールとするためです。最高の舞台にするために、自分の100パーセントを注ぎ込んできました。次があるという言い訳を強制的に無くしたくて、この大会をゴールにしました。このレースで終わりなんだと決めた今、自分の持てるすべてが出し切れる気がしています」と大迫選手は現在の心境とともに引退理由を公表。東京五輪ですべてを出し切るために、ここまで歩んできました。
大迫選手の引退表明を受けて、「大迫選手らしくてかっこいい」「日本中に世界中に大迫半端ないってと思い知らせましょう」とファンからは応援するコメントが続々と寄せられています。8月8日、東京五輪男子マラソンで大迫選手最後の雄姿を見届けましょう。
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