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2022年1月14日〜16日に幕張メッセで開催された「東京オートサロン2022」は2年ぶりの実開催。自動車メーカー発のマジな初公開マシンも注目されましたが、やはりここは「カスタムカーの祭典」です。

ここでは、東京オートサロン2022年に特に目立っていた「コンパニオンさん」(関連記事)、「フィガロのブッ飛び魔改造マシン」(関連記事)、ガチで1からBEVを作っちゃった「スゴ腕YouTuberの自作EV」(関連記事)、学生ならではの若々しいやる気とセンスが光っていた「学生カスタム」(関連記事)で紹介しきれなかった、やばい&面白そうな雰囲気を漂わせ、「あ、乗ってみたいぞ!」と思わせたごきげんなマシンをピックアップして紹介します。
エンジンやばすぎー! ノーマル風車体に「6ローター」ロータリーエンジンを載せちゃった魔改造コスモ ……何だこの禍々しい雰囲気は
一見すると、1990年に登場し平成バブル期を彩ったマツダの名車「ユーノス コスモ」。そのエンジンルームには……、う、うわぁぁぁぁ!

平成バブル期名(迷)車の1つ、4代目コスモ(ユーノス コスモ)。美しい2ドアクーペボディーに「3ローター」のロータリーエンジン「20B」を搭載し「美しくかっこよく豪華で、そして速いけれど、燃費はウルトラ極悪」の伝説が語り継がれる、現代にはもう市販車としては登場しないであろうパッケージの名車です。
このコスモ「A-RF BILET 6ROTOR COSMO」をドンと展示していたのは、名ロータリーチューナーとして有名すぎるRE雨宮自動車。何と「6ローター仕様」です。
世界初の量産ロータリーエンジン車「コスモスポーツ」は排気量491cc×2の2ローター、今なお人気でプレミア付きまくりの名スポーツカー「RX-7(FD3S型)」もノーマルで最大280馬力を発生したハイパワーマシンですが、654cc×2の「2ローター」です。
そこに動力の源になる“おにぎり”をもう1つ追加したのがノーマルコスモの「3ローター」。ル・マン24時間レースで日本メーカー初の総合優勝を遂げた伝説的レーシングカー「マツダ 787B」(関連記事)や、ドラッグレース仕様や海外で見かける“アフターファイアが火炎放射器レベル”な過激チューンを施した激烈マシン(関連記事)でズンと「4ローター」。それをズンズンと大きく超えた「6ローター」だなんて……。もうヨクワカンナイ世界です。

外観はほぼノーマルなだけに、余計にエンジンルーム“だけ”から漂う「禍々しい雰囲気」が何だかホント怖いくらい……。エンジンだけで長さ1メートル超えとのことです。
「とにかく全部苦労。組み立てるための治具から色んな種類つくりましたし、ビレットロータリー社製ハウジングを使ったのでとにかくおカネも……。ビレットだけで300万円は超えていますね。目指せ1000馬力オーバー、足りなきゃNOS(ナイトラス オキサイドシステム:映画やゲームでよく見る切り札的強烈加速システム)も吹きます」とのことです。フル加速したらどうなるのか、そしてどんな音がするのでしょうね。


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