同人誌の制作費を巡る友人とのやりとりがTwitterに投稿され、記事作成時点で3万7000件の“いいね”を集めるなど話題になっています。多くの創作者が共感した、同人誌にかける思いとは……?

創作者が同人誌にかける思い
初めて同人誌つくる友人がオフセット印刷の料金調べて『これ本当?こんなに同人誌作るのってお金かかるの?』って怯えてて、早割やらなにやらするけど逆に割増というのもあってね…って説明したら『なんで同人作家って原稿なんて苦しい思いした後大金払うの?狂ってるの?』って聞かれた。狂ってるよ。(ねるこはそだつさんのツイートより)
投稿者は、漫画家として活動している「ねるこはそだつ」(@rai_ww)さん。ある日ねるこはそだつさんは、初めて同人誌を作るという友人から「同人誌を作るのにはこんなにお金かかるの?」とたずねられました。
同人誌とは、同じ趣味や志を持つ人同士が集まり、自ら資金を出して漫画や小説などの作品を制作・印刷する冊子のこと。出版社を通さず、自分の作品を好きなように表現できるのが大きな魅力です。
友人は初めて同人誌を作るにあたり、書籍やパンフレットの印刷などに用いられるポピュラーな印刷方法「オフセット印刷」を選択。料金を調べ、その費用のあまりの高さに驚いてしまったようです。
おびえている友人へ、早く入稿することで料金を抑えられる割り引き制度があることを伝えたねるこはそだつさん。そして場合によっては割増料金がかかることもあるなど、同人誌印刷の料金について詳しく説明をしました。
すると友人は思わず「なんで同人作家って原稿なんて苦しい思いした後大金払うの? 狂ってるの?」とたずねたといいます。ねるこはそだつさんはこの問いかけに対し、「狂ってるよ」と冷静なコメントを返したのでした。
楽しくも苦しい思いをして締め切りまでに原稿を仕上げた後、高い費用を支払ってまで同人誌を作ることに驚いた友人と、それを当たり前に受け入れているねるこはそだつさん。初心者と経験者のギャップが伝わるやりとりでした。
投稿へは「そうだとも、狂気なくして創作はありえんさ」「ワロタ。ホンマそう」「そう、それはパッションの極地」「文章・イラストなど、自分の思考が具現化された時のエクスタシーは病みつきになるぞ」など、多くの創作者から共感の声が寄せられています。
日本では、明治時代から小説や俳句などの愛好者が発表の場を求めて同人誌を刊行していました。現代においても、自由に作品を発表できる同人誌は大切な自己表現の場であり、「お金を支払ってでも作る価値がある」と考える創作者は多いようですね。
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