ねとらぼ
2026/05/25 21:15(公開)

ワクワクで水槽を用意→魚を10匹入れたら…… 「悲報」1週間後、まさかの事態に「本当に勉強になります」「覚悟が凄い大切」

 ワクワクで水槽を立ち上げ、魚を10匹入れて1週間後……。アクアリウム初心者が陥りがちな意外な落とし穴を解説する動画がYouTubeに投稿され、「本当に勉強になります」「覚悟が凄い大切」と注目を集めています。

【悲報】水槽のお魚が1週間で半分になる理由。10匹買って5匹追加しても残らないワケ
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アクアリウム初心者の悩み

 投稿したのは、アクアリウム水槽のレンタル・設置・管理・販売事業を手掛ける「アクアレンタリウム」の代表かつ、YouTubeチャンネル「アクアリウム大学【アクアレンタリウム公式】」を運営している木下裕人さん。普段は水槽や熱帯魚など、アクアリウムに関する情報を投稿しています。また、以前は1000円で購入したフィルターの性能を検証する動画が話題を集めました。

 今回は、アクアリウム初心者から寄せられた質問に回答していく動画です。アクアリウム初心者は一体、どんなことに悩んでいるのでしょうか。またその悩みに対し、アクアリウムのプロである木下さんはどのような回答をしてくれるのでしょうか。

アクアリウム初心者の悩みに回答していきます
アクアリウム初心者の悩みに回答していきます
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1週間で半減してしまう魚たち

 木下さんによると、アクアリウム大学には「水槽を立ち上げて魚を10匹お迎えしたけれど、2~3日で少しずつ弱っていって、最終的に設置から1週間経過したら半分くらい死んでしまった。減ってしまった魚を新たに購入して追加したけれど、それもうまくいかない。どうしたらいいでしょうか」という質問やお悩みが、数多く寄せられているそうです。

1人だけでなく、複数の方から寄せられた質問については
1人だけでなく、複数の方から寄せられた質問については

 この質問に対して魚を10匹購入した理由を聞いてみると、もちろん個人の好みもあるけれど、魚を購入したショップのスタッフから「この水槽なら10匹くらいいけますよ」と言われて購入したというケースが多かったのだとか。

 木下さんはよく寄せられるこの質問の根幹にあるのは、ショップのスタッフから「この水槽なら10匹くらいいけますよ」と言われたことが頭に残っていて、「魚が5匹弱ってしまったらあと5匹飼える」と思ってしまう思考にあると話します。そしてこの根幹の部分が間違っているのだともいいます。

実は前提条件が間違っているようで……?
実は前提条件が間違っているようで……?

 ショップのスタッフが「10匹いける」と話した根拠が水槽のサイズなのか水量なのかは不明ですが、実はその情報が正しいものとなるには、「水槽の環境が整っている状態」であることが前提かつ必須の条件となってくるのだとか。そして木下さんはその前提がきちんと整っていないと数に関係なく、魚を入れてもうまくいくことはないと断言します。

 「これをあらためていこう」というのが今回のテーマであり、これを一言で表現すると「待つ時間を設けているか」ということになってくるようで……?

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立ち上げたばかりの水槽に必要なもの

 日頃アクアリウムのレンタル・メンテナンスの仕事をしている木下さんは、水槽設置前の契約時に「水槽を設置したらすぐに魚をたくさん入れられるのか」「水槽設置の翌日にパーティーがあるから、魚がたくさんいる状況にしたい」といった話をされた経験があるそうです。

 アクアリウムを全く知らない人や新たに始める人は、「水槽を立ち上げたらすぐに魚をたくさん入れられる」と思ってしまうかもしれません。しかし実はアクアリウムを長く経験している人からすると、それは少し難しいと感じるものなのです。

水槽ではバクテリアも育てる必要があります
水槽ではバクテリアも育てる必要があります

 実は水槽で魚を飼育する際には、魚のフンなどの汚れを分解してくれる「バクテリア」を平行して育てる必要があります。立ち上げた直後の水槽にはバクテリアが全くいないため、その段階で魚をたくさんいれるとフンなどがたまっていき、魚が亜硝酸中毒などになって弱ってしまうのです。

立ち上げた直後の水槽にはバクテリアがいません
立ち上げた直後の水槽にはバクテリアがいません

 魚が水を汚す量とバクテリアが増えていく量が並行して伸びていかないと、水槽はうまくいかない。だからこそ、バクテリアが増えていくまで待つ時間を設ける、というのがアクアリウムの1つの正解となっているのですね。

バクテリアがいないと、魚が弱ってしまいます
バクテリアがいないと、魚が弱ってしまいます
水槽の立ち上げには、時間が必要なのですね
水槽の立ち上げには、時間が必要なのですね

 木下さんによると、魚が弱ってしまったり、死んでしまったりするのは偶然や運が悪かったのではなく、多くの場合で何か原因があるとのこと。

 考えられる原因としては購入時から調子が悪い、水槽で泳がせているうちに病気になってしまった、魚同士の相性が悪くていじめられて弱ってしまった、水槽の水質をはじめとした環境がよくなかったことなどが挙げられ、大体このどれかのケースに当てはまるのだとか。

魚が弱ったり、死んでしまったりする背景には何かの原因があることも
魚が弱ったり、死んでしまったりする背景には何かの原因があることも

 そこで10匹購入した魚のうちの5匹が死んでしまったから追加するのではなく、まずなぜ魚が弱ったり死んでしまったりしたのか、その原因を1つずつ調べていくことが大切になってきます。

 また原因の調査と並行して、残った魚を2~3週間ほどしっかり生かすことも大切です。その間に残った魚が病気もなく、環境や水質が安定している、問題ないという状態になってから初めて、魚を増やせそうなら新たに迎えるという形が木下さんの中での1つの正解パターンなのだそうですよ。

魚が減ったからといって、すぐに増やすのはNGです
魚が減ったからといって、すぐに増やすのはNGです

メダカを飼育する人が陥りがちなこと

 また、特に5匹死んでしまったから5匹迎えるという考え方は、アクアリウムが上手くいかない人、特にメダカを始めた人がよく陥りがちなので、注意した方がいいと話す木下さん。

 メダカや金魚は子どものころから親族や近所の人などが飼っていることも多い、身近な存在です。また外で放置してコケがたくさん生えているような水でも元気で過ごしていることが多いためか、簡単に飼えると思っている人が少なくないようです。

 しかしそれは太陽光が当たり、コケがたくさん生えているような環境がたまたまメダカや金魚にとって好みだっただけ。熱帯魚をその環境に入れたら、冬の寒さにやられて死んでしまうこともあるので、それが熱帯魚は難しいと思われる1つなのかもしれません。

 しかし木下さんは、逆に部屋の中でヒーターを付けて温度管理をするという条件であれば、種類にもよるけれど、メダカや金魚より熱帯魚の方が簡単だと思っているそうです。

メダカの室内飼育はなかなか難しいのですね
メダカの室内飼育はなかなか難しいのですね

 特にメダカは室内より屋外の方がうまくいきやすい傾向があり、室内で飼育する際は特にエサと光に細心の注意を払った方がいいとのこと。木下さんは自身が室内で飼育しているメダカについては、光を12時間以上照射する、エサは1日に2回与えるなどかなり気を使っているそうですよ。メダカ飼育は少し難しいものだと思って挑むと、ちょうどいいのかもしれません。

本当に勉強になります」目からうろこ」と反響

 この投稿に対し、YouTubeでは「本当に勉強になります、バクテリアは大事なんですね。いきなり魚を飼うではなくしばらく落ち着いたら魚を入れたらいいんですね」「アクアリウムは、全ての水槽に当てはまる答えがないと思っている。だから、自分で経験して試行錯誤するのが楽しかったりする。生き物を飼うという覚悟がすごい大切」「私も良くあるので目からうろこの番組のご教示、ありがとうございます」などの声が寄せられました。

 木下さんはYouTubeチャンネル「アクアリウム大学【アクアレンタリウム公式】」の他、X(@aquarentarium)やInstagram(@hiroto_no_suiso)でも情報を発信中。水槽や魚など、アクアリウムに関する投稿を見ることができます。またアクアレンタリウム」では水槽のレンタル・リースを行っており、通販サイト「水槽素材」では流木などを販売中です。

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動画提供:YouTubeチャンネル「アクアリウム大学【アクアレンタリウム公式】

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