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100均でも販売されている「乾燥水苔(ミズゴケ)」を復活させる“たった2つの条件”がYouTubeで話題です。動画は記事執筆時点で8万2000回以上再生されています。
100均の乾燥ミズゴケ
動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「らんまるの園芸チャンネル [BotanicaLife]」のらんまるさん。普段は寒い北の大地で暮らすらんまるさんが「室内でもきれいに健康に」をテーマに、観葉植物の育て方に関する動画を公開しています。以前にはダイソーのザルで食虫植物を育てる様子や、セリアのプラスチック鉢に観葉植物を植えた様子が注目を集めました。
今回は、100均などで販売されていて観葉植物などに用いられる「乾燥ミズゴケ」を復活させる方法を紹介します。らんまるさんによると乾燥ミズゴケはたった2つの条件さえクリアすれば復活し、緑色でふわふわなミズゴケになるとのこと。2つの条件とは一体、どんなものなのでしょうか。
100均の乾燥ミズゴケを復活させる方法
らんまるさんはこれまでに何回か乾燥ミズゴケを復活させ、育てる方法を紹介しています。しかし、挑戦したけれどうまくいかないという声が寄せられていることから、あらためて育て方をおさらいすることにしたようです。
ここからはミズゴケの産地や復活について、セットや管理の方法、メリット・デメリットという流れで、実際に作業をしながらミズゴケを復活させ、育てていく方法を説明していきます。
今回の検証にあたってダイソーのミズゴケ2種を用意。価格はどちらも220円で、購入したばかりのものはチリ産、購入してから少し経ったものは中国産と記載がありました。らんまるさんはこれまで中国産のミズゴケは復活させられたことがなく、チリ産やホームセンターなどで販売されているニュージーランド産のミズゴケは復活させたことがあるそうです。
なおミズゴケは品質を現すアルファベットが記載されていることがあり、ランクは「5A(AAAAA)」が最高となっています。そんなミズゴケはニュージーランド産のものが高級で人気がありますが、高価で入手も困難です。そのため、最近は中国産のミズゴケが注目されているのだとか。
しかし、ここまでの話を聞いて乾燥している茶色いミズゴケが復活することなんてあるのだろうかと、疑問に思う人もいることでしょう。インターネット上には「復活できない」という情報もありますが、らんまるさんによるとうまくいけば復活し、緑色のミズゴケが生えてきてくれるのだといいます。
とはいえ乾燥した繊維が復活しているというよりは、混ざった胞子が発芽しているような感じとのこと。採取されたミズゴケは現地の昆虫などが入り込んで広がらないよう、多少熱をかけるなどで殺虫をしていると思われます。しかし、そういった工程を経ても雑草が生えてくるように、コケが生えてくることもあるのだそうです。
また、一口にミズゴケと言ってもさまざまな種類があり、採取地である湿地の中には大小さまざまなミズゴケが生えています。そのため上手に復活させることができれば、さまざまな種類のミズゴケを入手できる可能性もあるのだとか。
乾燥ミズゴケを植え付ける
ミズゴケについて解説した後は、実際に植え付けを行うことにします。まずはミズゴケ復活の「おすすめセット」である、カゴとプラスチック容器の二重構造になっていて透明なフタも付いているダイソーの「キッチン透明冷蔵庫容器」(330円)にチリ産のミズゴケをほぐしながら植え付けました。
植え付けの際はミズゴケをブロックのままふやかして使う分だけ取り出し、残りは乾燥させて取っておく形が望ましいそうです。しかし、安価なミズゴケにはカビの原因となる枯れ葉などのゴミが入っていることも多いため、ほぐしてゴミを取り除きながら植え付けました。ミズゴケを植え付けたらしっかりと水で湿らせ、フタをしてセット完了です。
続いては「適当セット」としてダイソーの「積み重ねられるフタ付きクリアケース」(220円)、もしくはタッパーを使った植え付けを紹介。こちらのケースは仕切りで4区画に分かれているため、区画ごとに分けてミズゴケを植え付けることにしました。
先ほどと同じくミズゴケをほぐしていると、手に刺さりそうなトゲのある植物を発見。ケガをしないように注意しつつ、1区画には中国産のミズゴケを、もう1区画には繊維が細かいニュージーランド産のミズゴケを、残る2区画には繊維の粗いニュージーランド産のミズゴケを植え付けました。なお、今回使った中国産のミズゴケは繊維にフワフワ感がなくてハリもない感じがしたとのことですが、これはメーカーやロットによるものかもしれません。
ミズゴケの管理方法
次は、植え付けたミズゴケを管理する際に大事な2つの条件について説明します。1つ目の条件は「ミズゴケがしっかり、べちゃべちゃになるくらい濡らしておくこと」。指で押すと水がじゅわっと出てくるくらいの状態で管理してください。常に水分があるとカビてしまいそうですが、健康なミズゴケは水分を含ませておいてもカビることはないのだとか。カビてしまう場合は、もともとカビに汚染されていることが考えられます。
2つ目の条件は「日に当て、明るい場所で管理すること」。らんまるさんは、直射日光が当たらない窓辺や人工灯の真下で管理しているそうです。うまくいくと2~3カ月くらいで発芽してきて、緑色がかった小さなミズゴケが生えてきます。そして、しっかり日に当てると丈が短くて詰まったふわふわのミズゴケになってくれますよ。
ミズゴケのメリットとデメリット
最後はミズゴケのメリットと、デメリットについて解説。ミズゴケには多少の殺菌作用や栄養があるとされているため、植えた植物が元気になりやすいというメリットがあります。
デメリットとしては、前述の汚染されたミズゴケにあたると大金を捨てることになるというリスク、根が細い植物は植え替えの際に根が傷んでしまうことが挙げられます。また、劣化するとコバエの巣になる、シダ植物の胞子を培養する際などに使うとミズゴケに飲み込まれてしまうこともあるため、用途は吟味した方がよさそうですね。
ミズゴケのその後
なお、今回植え付けたミズゴケについてはその後、中国産はアオカビだらけになったため復活実験を中止。同じケースに入れていたニュージーランド産にもカビが広がってしまいましたが、チリ産は無事で復活傾向にあるとのこと。らんまるさんのこれまでの経験も踏まえると、やはり中国産のミズゴケを復活させるのは難しいのかもしれません。
とはいえ中国産もたまたまそういったロットだった可能性もあり、他産地のミズゴケについてもロットによる品質の差があるものです。そのため多湿系を育てる際はあらかじめミズゴケを1~2週間加水し、カビないか確認してから使用することをオススメするとのことでした。
「楽しいですね」「やってみます!」と反響
らんまるさんによる乾燥ミズゴケの復活方法紹介に対し、コメント欄では「楽しいですね」「うちではふっくらした感じで水苔(ニュージーランド)を戻すと高確率で復活しちゃうので熱湯でとどめ刺してます(笑」「水苔の復活! やるー」「近日中にダイソー行けたら探してやってみます!」「こちらを参考にして、ダイソーのミズゴケで復活させました。チリ産でしたね」といった声が寄せられています。
らんまるさんは、初心者でも分かりやすい植物に関する情報をYouTubeチャンネル「らんまるの園芸チャンネル [BotanicaLife]」、ブログ「BOTANICAL HEARTS」、Instagram(@botanicalife2019)、X(@sakakkykazu)で発信中です。
「らんまるの園芸チャンネル [BotanicaLife]」動画まとめ
動画提供:YouTubeチャンネル「らんまるの園芸チャンネル [BotanicaLife]」
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