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1年前や5年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回は2024年10月にYouTubeに投稿され、記事執筆時点で139万回以上再生された「日本一簡単な雑草対策の動画」を紹介します。
雑草のプロが教える「日本一簡単な雑草対策」
動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「カネヤン /お庭のそうじ屋さん」。愛知県と静岡県の一部地域で活動する「雑草駆除専門店 お庭のそうじ屋さん」の代表・カネヤンさんが、雑草や庭のお手入れに関する情報を投稿しています。以前は雑草が生い茂ってジャングルのようになってしまった空き家の庭をお手入れする様子や、夏に暴れ出す雑草・カタバミを駆除する方法が注目を集めました。
今回話題を呼んだのは、自分で雑草を何とかしたい人に“日本一簡単な雑草対策”を教えてくれる動画です。雑草だらけの庭を放置している人、取っても取っても雑草が生える地獄の無限ループにハマっている人でも最短10分で済むという、日本一簡単な雑草対策とはどんなものなのでしょうか。
ホームセンターで販売されている人工砂
日ごろから業務として県最大級の公園の植栽管理やモデルハウスの芝の年間管理、個人宅の庭や空き地空き家の雑草管理を行い、365日雑草を見続けているカネヤンさん。そんなカネヤンさんが教えてくれる日本一簡単な雑草対策、それは全国に200店舗以上あるホームセンター「CAINZ(カインズ)」で販売されている、「撒くだけで防草できる人工砂」を敷くことです。
この人工砂はカネヤンさんたちの仕事を奪うほど、すごい商品とのこと。ここからは「撒くだけで防草できる人工砂の仕組み」と、「人工砂の使い方とメリットデメリット」を順に説明していきます。
まずは人工砂の説明からスタート。人工砂は家庭ごみを焼却して出た灰をさらに高温で加熱して無害化したものであり、工事現場では天然の砂の代用品として使われています。あまり聞きなれない商品名ではありますが、特殊な化学物質などが練り込まれているわけではありません。
この人工砂を使うと雑草が生えなくなる理由は、成分ではなく構造にあります。人工砂は普通の土よりも水を吸収する力がとても強く、雑草が発芽するために必要な養分と水分の大半を奪ってしまうのです。だから人工砂を使うと、雑草が生えなくなるのですね。
人工砂を使った実験
とはいえ説明だけではわかりにくいため、実際に実験をして見せてくれることに。まずは「吸水性の実験」として普通の土と人工砂を用意し、100ccの水を入れてどうなるか見ていきます。
まず普通の土に水を入れると、すぐに水が下に流れ落ちていきました。これは必要な水が土と土の間の粒子に残り、余分な水が下に流れ落ちたという、水はけも水持ちもいい状態です。対する人工砂に水を入れると……驚くことに水は全く下に流れず、人工砂が全て吸収してしまいました。
続いて「発芽実験」として、100均で購入したハツカダイコンと水菜の種をまいて発芽するかどうか調べていきます。種が入っている袋を見ると、どちらも発芽日数は4~7日、発芽率は85%と記載されていました。今回はこの2種類の種を普通の土と人工砂にまき、温めて種の発芽を促す育苗器を使って発芽するか見ていきます。この日は気温も低かったため、念のためカバーも被せておきました。
カネヤンさんによると雑草は休眠することもあるため、発芽率がバラバラなのだとか。そのため今回の実験では発芽率が85%と高く、均一に大きくなってわかりやすいという理由から、野菜の種を使用することにしたのでした。
種をまいてから2日後。カバーを開けて様子を見てみると、普通の土にまいた種はかなり発芽していましたが、人工砂ではほとんど発芽していませんでした。人工砂でも一部の水菜が発芽していましたが、これはカバーをしていたため、水蒸気を吸い込んで発芽したと考えられます。
人工砂は少々大げさに分かりやすく言うと、コンクリートの上に種を置いているようなイメージとのこと。そのため種が発芽せず、また発芽してもそれほど根が伸びることがないのだとか。やはり人工砂は雑草をはじめとした、多くの植物が育ちにくい環境なのですね。
人工砂の使い方、メリットとデメリット
続いては人工砂の使い方と、メリット・デメリットを解説していきます。この人工砂を自分の庭にまくとしたら、どれだけの量が必要なのか知りたいという方もいることでしょう。この人工砂で防草の効果を期待するためには5センチ以上の厚さが必要なので、1平方メートルの木枠を作ってその中にまき、実際に5センチになるまでにどのくらいの量が必要なのか検証していきます。
表示には3~4袋と書いてあると説明しつつ、1袋ずつ木枠に砂を入れていくと……4袋(60キロ)でギリギリ5センチの厚さになりました。この人工砂は1袋(15キロ)で698円(2026年6月時点)なので、コストがかかるという点が最大のデメリットと言えそうです。広い場所の雑草対策をしたい時は、防草シートを使った方がいいかもしれません。
続いてまいて均一にならした人工砂に水をまくと、ある程度ぎゅっと固まり、カネヤンさんが上を歩いてもほぼめり込む感じがないことがわかります。まいてならすだけで防草できるという手軽さが最大のメリットですが、植物を植えたくなった時は撤去すればいいこと、万が一雑草が生えても抜きやすいこともまたメリットと言えますね。
とはいえ人が頻繁に出入りする場所にまくと砂がずれて厚さが変わり、防草効果が低くなってしまう可能性も……。そのためこの人工砂をまく場所については人が出入りしない場所がおすすめとなっています。
またもしカネヤンさん自身がこの人工砂を使うのであれば、人工砂をまいた上に砂利を5~10センチほど敷くと思うとのこと。砂利を敷くと人工砂が風で飛ばされる可能性が減るうえに、砂利が光をさえぎってくれるので、さらに雑草が生えなくなる効果が期待できます。人工砂だけで雑草の発芽を100%防ぐことは難しいと考えられるので、砂利もプラスしてあげると良さそうです。
なおこの実験を行った後、1時間に10ミリを超える大雨が降ったのですが、それでも人工砂が流れている状態ではなかったので、雨で流れてしまうという点についても、それほど心配しなくても良いのかもしれません。
「こんな便利なものがあったんですね」「使ってみたい」と反響
動画には「こんな便利なものがあったんですね」「素晴らしい情報ありがとうございます」「まさにこの砂、カインズで買って使い始めたところです」「人工砂……初めて知りました」「雑草対策で検討していました」「使ってみたいと思った」などの声が寄せられました。
カネヤンさんはこの他にも、雑草の対策や管理方法など雑草に関するさまざまな情報をYouTubeチャンネル「カネヤン /お庭のそうじ屋さん」で公開しています。
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動画提供:YouTubeチャンネル「カネヤン /お庭のそうじ屋さん」
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