本来のデザインとは異なる“ずんぐりむっくり”なロボットのプラモデルに改修を加えていく動画が、YouTubeに投稿されました。動画の再生数は記事執筆時点で4万5000回を超えており、1300件以上の高評価を獲得しています。
ダンバインをスマートに!
投稿したのはモデラーのペーパーナイフさん。ガンプラの旧キットを得意とし、筆塗りオンリーの絵画のような作風で製作する様子をYouTubeチャンネル「ペーパーナイフのプラモチャンネル」で公開しています。
今回の題材は、1/48スケールの「ダンバイン」。1983年に放送されたテレビアニメ『聖戦士ダンバイン』の主人公機をプラモデル化した商品で、ペーパーナイフさんが入手したのは過去に発売されたキットの再販版です。
このダンバインは頭部の造形こそデザイン画にそっくりなものの、全体的なプロポーションはどっしりとした感じ。脚の取り付け位置が本来より外側にあってガニ股なため、パッケージイラストや設定画のようなスラリとした印象はありません。
そこでペーパーナイフさんはダンバインの胴体を真っ二つにカット。切断面を削って全体を細くしました。また、ひとつながりになっていた胸と腰も分割。後で軸パーツを追加し、体をひねられるようにしておきます。
上半身から切り離した股関節はリューターとヤスリで大胆に削り、プラスチック板とポリキャップで自作した関節用パーツを内部に接着。ボールジョイントで脚とつなげるように改造したことで、取り付け位置を変えつつ太ももの可動域を大幅に広げました。
関節を増やし、塗装を施し
肩もボールジョイント接続にして可動域を拡張します。合わせてプラ板とポリキャップ、プラ棒を駆使して上腕にはロール軸を追加。これで人間の腕と同じように、上腕をひねる動作が可能となりました。
関節の改造が終わったら各部に盛り付けたエポキシパテを削って形を調整。肩アーマーを肉厚にしたり、腰の造形をよりシャープにしたりして、ダンバインの曲面主体なデザインを強調させます。
塗装にはアクリルガッシュを使い、パステルラベンダーにコバルトブルーを混ぜてダンバインのカラーリングを再現。時にジェットブラックやホワイトの塗料も混ぜつつ、自然な陰影のグラデーションを作りながら機体各部に筆塗りを施します。
躍動感あふれるダンバイン
持てる知識と技術を注ぎ込んだ改造&塗装によりダンバインのビジュアルは大きく変化。横幅が広かった体形は細くなり、プラ板とパテを追加したことで手足は長くなりました。そのプロポーションは、見る者に本来のデザインと同じスマートな印象を与えます。
胸と腰をつなぐジョイントをはじめ、自作パーツのおかげで機体各部は複雑な挙動が可能に。動画終盤では、武器を構えたおなじみのポーズや、自作した羽パーツを大きく広げて飛翔するポーズなど力強い姿のダンバインが次々と登場します。
アニメーション作品のような色がハッキリ分かれている塗り方ではなく、筆のタッチを残しながら色をなじませて塗ったため、塗装後のダンバインの仕上がりは絵画のよう。通常のプラモデルとは違った迫力のある作品となりました。
制作工程を収めた動画には、「めちゃくちゃかっこいい!!!」「あのキットを良くここまで……すばらしい」「素組みの『これじゃない』感が、『これだっ!!』感に激変した、お見事しか言いようがないすばらしい作品」「筆塗りのペーパーナイフさんと、有機的なダンバインの相性めちゃめちゃイイと思いました!!」「これ以上のダンバインを見た事が無いってくらいかっこいいっす!」「これにはショットウェポンもニッコリ」などの感想が寄せられています。
同チャンネルではこの他にも、リバイバル版ガンダムのプラモデルを使ってパーフェクトガンダムを作ったり、陸戦型ガンダムをブルーディスティニー3号機へ改造したりする動画などが公開されています。
画像提供:ペーパーナイフのプラモチャンネル(@paper0121)
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