できるだけものを置かずに使っている、古い団地の小さなキッチンがYouTube動画で紹介され、「シンプルでいいですね」「清潔感あふれてます」など反響を呼び、20万回以上再生されています。

動画「【団地暮らし】物を持たないキッチンと静かな日常」
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少ないもので心静かに暮らす団地の生活

 動画を投稿したのは「古くて小さな団地」でできるだけ物を持たない暮らしをしている50代の一人暮らし女性、花子さんのYouTubeチャンネル「花子の暮らし」(@hanako_life-m2y)。「これだけで暮らす」をテーマに、必要以上のものを持たず、静かで心豊かな生活について発信しています。

 動画では団地に暮らして2年目の花子さんがキッチンを紹介しています。「広くはないけれど、少ないもので整えることで心もすっきりと落ち着くようになりました」とのことで、実際に見てみても、スッキリと整頓されている印象です。

古くて小さいけれど不満はないそうです
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「昔ながらの流し台」だけど「充分な広さ」

 キッチンはリノベーションされておらず、花子さんいわく「昔ながらの流し台」です。しかし、「古さは否めませんが充分な広さ」だと不満は感じていないようでした。シンクは低くて備え付けのガス台はなく、タイルにはところどころにヒビも入っているのだとか。北側にあり暗いので、照明をつけるとノスタルジックな雰囲気になるといいます。

 キッチンの片隅には木製のステップ台が置かれています。お気に入りで、イスとしても使っているとのことです。浄水器はおしゃれさよりも実用性を重視したものを使用しています。

明かりをつけた台所とステップ台

「引き出しに収まる分だけ」持ちたいけれど……

 据え付けの収納は白で統一されていて、「古いけど清潔感のある白いキッチン」と気に入っているようです。花子さんは、まず、シンク下の引き出しを見せてくれました。

 1段目には小さな瓶や計量カップ、弁当用のパック、2段目には皿など食器、3段目にはラップやフリーザーバッグ、深い引き出しには書類などが入っています。

引き出しの1段目

 「引き出しに収まる分だけ食器やカトラリーを持つようにしています」と語る花子さんですが、持ち手の部分がスマイルのスプーン、ナイフ、フォークも数セットで持っており「こんなにいらないと思うのですがなかなか減らせません」とも語っています。気に入ったデザインのものをなかなか手放せないのは誰しも共通する悩みですね。

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シンク下の収納もスッキリ

 次にシンク下の収納の扉をオープン。あまりものが入っていないように見えます。右側にはボウルと計量カップ、左側には水筒が置いてあり、中央には何もありません。「ペットボトルを買わずに済むのは水筒のおかげ」と節約に役立っているようです。

 洗剤や100円ショップ「セリア」で買った排水口ネットは、扉についている小さな棚に収納していました。

右にボウルと計量カップ、左に水筒

 隣の収納には調味料と鍋が入っています。使用するのは塩や砂糖など基本的なものだけで「大概のものはこれで作れます」とのこと。

 「鍋類もあまり増えないようにここに収まる分だけ」と花子さん。深いフライパンと、四角い卵焼き用のフライパンは収納の奥に設置した棚の上に置き、その下に鍋とやかんをしまっています。オーブンレンジのグリルプレートは壁に立てかけています。

こちらの収納には調味料と鍋
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余白のある戸棚

 続いてシンクの上の棚を見ていきます。IKEAの水切りマットを2枚敷いていて、そのうち1枚の上に大木製作所の水切りカゴを乗せています。水切りカゴは食器を洗うときだけ下ろして使っています。カゴの中の食器洗いスポンジは、ニトリの30個入りのものなのだそうです。

右端にはふきん、左端にはまな板が立てかけられていました

 その上の吊り戸棚の下段には作り置き用の琺瑯容器やキッチンタオルを収納。花子さんが「あまり買い置きはせず、最後のひとつを開けたら買い足します」と言うだけあって、重ね置きはしてあるけれど、ものでいっぱいにはなっていません。上段はほぼ空いていて、お菓子を買いすぎたときはここに保管。キッチンには収納家具を買わなかったそうです。

右側は上下段ともスッキリ

 吊り戸棚の中央は、常用しているものが入っているので一番よく開ける棚だといいます。下段には紅茶やコーヒーなどが入っており、上段には自炊できない日のストックのパックご飯や、カップ麺などが「非常食」として収納してあります。

一番よく使う中央の棚には、飲み物や保存食がいっぱい

冷蔵庫には作り置きしたものの場所を確保

 冷蔵庫は買い物前の状態なので、ものはあまり入ってませんでした。扉のポケットには「常備必須」だと言うにんにくと生姜のチューブ、冷水筒には無印良品の麦茶が入っています。別のポケットにはソースや醤油、ケチャップとともにジンジャエールの500ミリリットル入りのペットボトルも。「たまに無性に炭酸のみたくなるのでジンジャエール1本だけ買ってあります」と花子さん。

 棚の中段はスープストックを保管したり作り置きした物を入れる場所にしていますが、現在は何も入っていません。上段には納豆、梅干し、味噌などを入れています。今は空いている空間が多い冷蔵庫ですが、「野菜を買ったらパンパンに」なるとのこと。逆に言えば、野菜や作り置きを入れる場所を、普段から空けていると言えるのかもしれません。

下段はスペースが空けてあるようです

 冷凍庫もチラッと見せてくれました。上段には常備している鮭や「ご褒美」としてのハーゲンダッツのアイス、下段には刻んだ野菜や肉が入っています。冷蔵庫と違い、冷凍庫はいっぱい入っている印象でした。

 キッチンにある家電については、使いやすい国内メーカーを購入することが多く、オーブンレンジはシャープ、ポットはタイガー魔法瓶を使用しています。

毎日こまめな掃除で物を減らす

 「ずぼらだけどキレイ好き」だと言う花子さん。シンクには三角コーナーを置かず、排水口ネットを毎日交換しています。「新しいネットでサッと洗えば排水口はいつも綺麗」とのことで、ネット交換の際に排水口やその周りも掃除するので、専用のスポンジも不要だそうです。

排水口やその周りは新しいネットで洗います

 1日の最後にシンクをスポンジで綺麗にするのがルーティーンになっていて、新しいスポンジを洗いカゴにセットして片付けは完了だそうです。ガス台も使うたびに五徳を外して、軽く拭いています。

「意欲が上がりました」「見習いたいです」という人も

 動画には「理想のキッチンですね。スッキリしているので、清潔感あふれてます」「私の理想に近いキッチン。うちはモノ屋敷なので羨ましい」「シンプルで いいですね 見てたら片付け意欲が上がりました」「素晴らしい。文句のつけようがありません」「シングルシニアなので、物の少ない生活、見習いたいです」などの声が寄せられていました。

 以前は片付けが苦手だった花子さんは、少しずつ生活を整え、「本当に大切なものだけを残す」ことを心がけながら暮らしています。YouTubeでは今回の動画の他にも、「持たない暮らしの工夫や、静かな日常、家事や節約など、無理をせず心豊かに暮らす日々」について自分の生活を通して発信しています。

動画提供:YouTubeチャンネル「花子の暮らし」(@hanako_life-m2y)