36年前の“絶版ガンプラ”を組んでみる動画がYouTubeに投稿されました。当時の技術の粋を詰め込んだ伝説の逸品が反響を呼び、記事執筆時点で14万回以上再生され、2400件以上の高評価を集めています。

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1990年3月発売「HG 1/144 ガンダム」

 動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「ぷらばん Plaban ガンプラ専門番組 Gunpla Build ch」(@plaban_gunpla)。運営するぷらばんさんは、ガンプラの改造・塗装動画を公開しており、以前には、運よく手に入れたガンプラ福箱の開封動画や、6万6000円のガンプラを15層塗装して“超黄金仕上げ”にする動画日本未発売の“幻のガンプラ”を組む動画が話題になりました。

 今回は36年前に発売され今では絶版となった“幻のガンプラ”、1990年3月発売の「HG 1/144 ガンダムRX-78」を組み立てます。

 HG(ハイグレード)シリーズの第1弾として発売されたこのキットは、コアファイターが変形・合体でき、手首・足首・股関節にボールジョイントを採用。多色成形により塗り分けなしで設定どおりの色を再現できます。当時は、接着剤不要のはめ込み式で組み立てられるのも画期的でした。

箱の状態は上々

 これは視聴者が中古店で見つけてぷらばんさんに送ってくれたもの。完全新品ではなく、未着手のランナーのほかに組み立て途中の腕が1本入っているそうです。

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箱を開けると高級感が……

 箱を開けると飾り帯のようなものや、設定画とともに組み立て方を紹介する小冊子スタイルの説明書が入っていて高級感があります。

開けてみると……飾り帯がカッコいい!
小冊子スタイルの説明書も付属

成形色の色分け技術に「これ、やべぇだろ!」

 ランナーを見てみると、いくつかのパーツは複数の色の樹脂を流し込み成形段階で色分けを再現する「システムインジェクション」で作られています。今はあまり使われなくなったこの技術にぷらばんさんは、「これ、やべぇだろ!」「もうほとんどできてる!」と興奮しました。

「システムインジェクション」で作られた胸部

 パーツはいわゆる“モナカ構造”がメインで、数は少なめ。可動箇所にはMSジョイントを中にセットして組み立てていきます。

MSジョイントを脚部にセット

 腰部もたったの6パーツと実にシンプル。しかし、軸受けの穴が正円になっておらずスムーズに軸が入らない事態が発生したため、デザインナイフで穴を削って対処します。ぷらばんさんによると、「こういう、ちょっと加工しなきゃいけないのは90年代あるあるなんで」とのことです。

軸受けの穴をデザインナイフで広げる

 今回は基本的に成形色をそのまま生かし塗装はしませんが、カメラアイ(目)とその周囲が同じ色でメリハリがないため、ここだけは塗り分けします。ぷらばんさんは、カメラアイと周辺をまとめて黒く塗り、カメラアイ部分だけやすりがけして塗料を落としていました。

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「現在のガンプラの礎」と評価

 各部位の組み立てが済んだらすべてを1つに。このとき、組み立て済みのコアファイターを変形させてボディーに差し込みます。見ているだけでもワクワクする瞬間ですね。

コアファイターの機首とウイングを折りたたみ、真ん中から曲げる
尾翼を取って胸部に差し込んで合体

 完成したガンダムはなかなかいいフォルム。ぷらばんさんはプロポーションがひどいという印象を持っていたそうですが、「実際に手にとるとそんなに悪くない気はします」とのことです。

 ただ、そのままだと“のっぺり”した印象があるので、ぷらばんさんが行ったカメラアイ周辺の塗り分けのほか、ブレードアンテナのセンターパーツ、ダクトのフィン、マスクの“への字”スリットなどの塗り分けをすすめています。なお、今回は付属のシールは貼っていません。

素組みでもなかなかいいフォルム!

 可動方向と可動域についてはかなり制限がありますが、ポージング中にパーツがぽろりと脱落することはほとんどなく、その点ではしっかりした作りになっているようです。

 ぷらばんさんは、キットオリジナルのモールド追加や、各パーツの造形のシャープさ、成形色のきれいな色分けについても高く評価。「現在の高いレベルのガンプラが生み出される礎」としています。 一方で唯一気になる点として、太ももの軸がゆるくて自立させにくいことを挙げました。

後ろ姿もいい!
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「バケモン」「夢の様なキット」と反響

 当時の技術の粋を詰め込んだ36年前の“絶版ガンプラ”に、「時代考えたら1/144でこの色分けはバケモン」「ここまでランナー状態で飾りたいガンプラは他にない」「いわゆる『レアキット』ってこういうのを言うよな」「小学五年生だった当時、このキットは衝撃的だった。接着剤が要らない・塗装しなくても良い・可動も良い・コアファイターが内蔵できる……夢の様なキットだった」というコメントが寄せられています。

 ぷらばんさんはYouTubeのサブチャンネルとInstagram(@plaban_gunpla)、X(Twitter/@plaban_gunpla)も運営中。ガンプラ製作のコツを解説する動画などを発信しています。

「ぷらばん」さんのガンプラ動画まとめ

動画提供:YouTubeチャンネル「ぷらばん Plaban ガンプラ専門番組 Gunpla Build ch」(@plaban_gunpla

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