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大きくなりすぎたモクレンの木をプロが実際に作業しながら、剪定のコツやポイントを教えてくれる動画がYouTubeで話題です。動画は記事執筆時点で1万5000回以上再生されています。
大きくなりすぎたモクレン
動画を投稿したのは、庭木の手入れや剪定の楽しさを伝えるYouTubeチャンネル「剪定道」(@yamashitagreen)の山下力人さん。剪定歴30年の庭師であり、庭づくりや植木の手入れを行う「やましたグリーン」(東京都八王子市)の代表取締役を務めています。以前には、2階まで届くほど成長した巨大なキンモクセイの木を強剪定して注目を集めました。
今回は、大きくなりすぎたモクレンを7月に剪定した際の動画です。モクレンを切りそびれてしまったときや夏に思いついて剪定するときなどにどんな枝をどのくらい切っていいのか説明しつつ、実際に巨大なモクレンを剪定する様子を見せてくれます。
モクレンの剪定する際の基本
今回切るモクレンの高さを測ってみると、約6メートルありました。6メートルもの高さになると、剪定の際に木に登るか大きな脚立に乗る必要が出てきます。動画を参考にして剪定する際は、安全第一で作業をするようにしてくださいね。
脚立を立てる際は、モクレンの下枝を脚立に差しながら立てる感じにすると、中心部に近づけます。また剪定は上から行ったほうが樹形を整えやすいというメリットがありますが、上からの剪定が難しい場合は脚立を差せる部分から剪定しても大丈夫です。モクレンは木が柔らかいので、手持ちのノコギリや剪定バサミでも問題なく剪定できますよ。
モクレンの剪定スタート
モクレンの剪定について軽く説明をした後は、実際に作業を行います。早速脚立に乗って作業開始……といきたいところですが、まずは下枝や木の根元や幹の途中などに生えた芽・胴吹きから切っていきます。これらを切ると上のキレイな部分で栄養を使えるため、剪定するときだけでなく、出ていることに気付いたら都度切ってあげてください。
続いては脚立に乗り、届く範囲の剪定をしていきます。なるべく幹から横に向かって枝を出させられるように意識しつつ、この枝の方がキレイかも、咲いたらキレイかもといった感覚を大切に、不要な枝である平行枝や徒長枝などを切っていきます。
山下さんによるとモクレンは7月ごろにはもう花芽が出ているので、剪定する際にはなるべく残してあげると花につながっていくとのこと。試しに切り落とした枝に付いていた花芽を切ってみると、中ではしっかりと花びらが形成されていました。モクレンはこのまま秋と冬を超えて早春に開花するので、可能な範囲で花芽を残してあげたいですね。
不要な枝をどんどん切っていく
次に、不要な枝を切ったことで開いた空間に脚立をスライドさせ、中心部に近づきながらさらに剪定していきます。枝の途中からまっすぐ上に伸びている枝のような、不要な枝をどんどん切っていくとさらに空間ができました。
クモの巣や枯れ枝を見つけ次第取り除き、剪定を続けると木のトップに近づいてきました。トップはなるべくコンパクトにしないと、年々大きくなって管理しづらくなってしまいます。そのためトップは強めに剪定しますが、夏に剪定する場合は夏越えを考え、下の葉っぱを多く残してあげることが大切なのだそうです。
トップの剪定の注意点
そしていよいよ、トップを切っていくことに。花芽が一番上になるように周りの枝の高さを下げ、長すぎる枝や込み合っている枝を切っていきます。作業中に空き家となった鳥の巣を見つけたら撤去しておくと、風通しがよくなって病害虫の予防にもつながるとのこと。ゴミがたまりやすい枝のまたの部分を掃除し、細かい枝も取ると落ち葉などが下に落ちるようになるので、なるべくキレイにしてあげることも大切とのことでした。
引き続き剪定していきますが、木の枝は一度切ってしまうと元には戻せません。そのため切るかどうか悩んだ場合は一度そのままにしておき、後で切るという手段も覚えておくとよさそうです。
花芽とバランスを見ながら剪定をするけれど、ときには花芽より樹形を重視することも、いつもなら切ってしまう枝でも花芽があれば残すこともある。さらに夏の剪定では葉っぱの量を残すべく、あえて忌み枝を残すというやり方もあると話す山下さん。夏場のモクレンの剪定は一つのことにとらわれず、臨機応変に行う必要があるのですね……!
どんどん剪定を進めつつ、太い枝は一度に落とさず先端を軽くしてから切ること、太い切り口には殺菌剤を塗ることなど、さまざまなポイントも教えてくれました。やがて花芽と葉っぱを残した、夏越えができる程度の剪定が完了しました。
6メートル→3.7メートルに
剪定が完了した後にあらためて高さを測ってみると、モクレンの高さは3.7メートルになっていました。花芽がある夏の時期でも2.3メートルほど低くすることができたので、やってみたくなった人はくれぐれも安全第一で挑戦してみてくださいね。
「気分が良くなります」「参考にさせていただきます」と反響
山下さんが披露したモクレンの木の見事な剪定に、コメント欄では「立派なモクレン。好きな樹だから、どんな樹形になるのかなぁとワクワク観てました」「剪定後のBefore&Afterで、気分が良くなります」「我が家にもモクレンがあるので、ちょうど剪定しようと思っていたところでした。参考にさせていただきます」といった声が寄せられています。
山下さんは、自分でできる庭手入れのコツをYouTubeチャンネル「剪定道」やInstagram(@yamashitagreen)で発信中。ツバキや梅、松などの手入れや剪定の方法が見られます。
「剪定道」動画まとめ
動画提供:YouTubeチャンネル「剪定道」(@yamashitagreen)
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