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寿司ネタとして人気の「ネギトロ」を高級寿司店の大将に渡してみた結果が「初めて知りました」「そんな理由だったのですね」「食べたくなりました」とYouTubeで話題です。動画は記事執筆時点で38万回以上再生されています。
スーパーで販売されているネギトロ
動画を投稿したのはYouTubeチャンネル「鮨屋のまさる Masaru」(@chef__masaru)。神奈川県横浜市の高級寿司店「江戸前鮨 日ノ出茶屋 横浜」の大将・まさるさんとその弟子であるたくみさんが寿司店の日常を公開しており、以前にはお客さんが持ち込んだ「スシロー」と「はま寿司」の寿司を食べ比べて注目を集めました。
今回は、スーパーで販売されているネギトロを大将に渡してみます。どうやら、大将が普段扱っている高級なマグロのネギトロと、スーパーで販売されているネギトロを食べ比べてくれるようで……?
高級寿司店とスーパーのネギトロ
動画の進行などを担当しているたけるさんが店舗を訪れたとき、大将はちょうど本マグロの身をたたき、ネギトロを作っていました。寿司のネタを切る際は四角いブロック状になった「柵」を使いますが、第1刀目はどうしても寿司のネタの形になりません。そのため、大将はそういった部位を集めておいて、巻物の注文が入ったときにたたいて使っています。
大将によると、ネギトロの原料には柵の第1刀目のようないわゆる端材のほか、骨の周りの部分をスプーンなどでそいで使うことも、しっぽに近い筋の強い部分をたたいて使うこともあるとのこと。お店の在庫状況によって、原料が変わるのですね。
大将がたたいたばかりのネギトロとスーパーのネギトロを見比べてみると、かなり色が違うことが分かります。大将は包丁でマグロの身をたたきましたが、スーパーではミンチの機械が使われていることが多いのだとか。また、スーパーのものは全体的に脂を行き渡らせるために植物油脂を足すことがあるようです。
ネギトロは酸化しやすく、たたいてから保存しておくと数時間後には色が変わってしまいます。その対策としては深めの容器にラップを敷き、浮いた状態にしたネギトロを薄く引き伸ばしておくと変色しづらいとのこと。ネギトロを厚いままにしておくと下のほうに重力がかかり、身から出た血で酸化し、変色してしまうといわれているそうです。
ネギトロ2種の食べ比べ
ネギトロについて説明した後は、大将がたたいたネギトロとスーパーのネギトロで軍艦を作り、食べ比べてみることにします。なお、ネギトロは比較的安価なイメージがありますが、本来は高級なものなのだとか。特に高級寿司店では本マグロを使っているため、いい値段になることが多いのだそうです。
大将が話しながら握ってくれた軍艦を見ると、2種のネギトロはやはり見た目が全く異なり、その違いは一目瞭然です。
高級寿司店のネギトロは本マグロが原料ですが、スーパーのネギトロはキハダマグロやビンチョウマグロを原料にしていることが多いようです。これらのマグロは本マグロより脂が少ないため、植物油脂などを添加しているのですね。
大将がスーパーでネギトロを購入する際は、マグロをたたいたものと近い色や見た目のものを購入するようにしていて、裏面の原材料もチェックしているそうですよ。
職人によるネギトロ2種の評価
ここでいよいよ、大将と4番弟子のゆかいさんにネギトロ2種を食べ比べてもらうことに。全ての軍艦にしょうゆを均等に塗り、スーパーのネギトロから食べてみると……大将は「マグロを食べているというより、すりつぶしてなめらかになったクリームのような食感。途中からちゃんとマグロの味がするけれど、わずかに植物油脂の臭みがある」と伝えました。
一方のゆかいさんは「すり身をそのまま生の状態で食べているような舌触りで、本マグロの持つ香りがなく、マグロを食べている感じはしないが食べなれた味ではある」と話しました。
続けて、本マグロのネギトロを食べた大将は「口に入れた瞬間から違う。マグロが広がって脂の甘みも広がる。口の中でマグロが回遊している感じ。全然違う」、ゆかいさんは「舌に広がる脂の感じが別の生き物、マグロ感が全く違う」と語りました。
大将がネギトロを作る際は、脂がのっているほうがおいしいため、ほどよい脂がのっている部分を使いたいと考えているとのこと。刻む程度を変えたりサイの目に切った小さなマグロを加えたりすることで、食感を好きに調整できるのも寿司店のいいところだと考えているそうです。
職人たちの次はたけるさんが実物を見ずに2種の軍艦を食べ比べ、どちらが大将のネギトロなのか当てる挑戦をしてみます。1貫目を食べたときは少々不安そうでしたが、2貫目を食べてすぐに「正直めちゃくちゃ簡単」と話し、迷うことなく大将のネギトロを当てることに成功しました。
たけるさんによるとスーパーのネギトロは食べ慣れた味でおいしいけれど、大将のネギトロは上品な脂や香りを感じたとのこと。その違いは圧倒的なものだったそうですよ。
とはいえスーパーと高級寿司店のネギトロでは材料も値段も全く異なります。スーパーのネギトロは原材料が高騰する中、コストを抑えて消費者が手軽にマグロを食べられるようにしてくれている商品です。どちらもよさがあり、比べるものではないということが分かりますね。
「そんなに違うんだ」「企業努力に尊さを感じる」と反響
この動画のコメント欄では「そんなに違うんだ」「ネギトロまじで好き、高いやつも安いやつも確かに全然違うけどどっちもうまい」「ネギトロおいしいですよね~」「スーパーのお米カチカチになっちゃってるネギトロ寿司もあれはあれで好き」「かなり違いがあるんだな」「安い食材をできるだけおいしく提供する企業努力に尊さを感じる」といった声が寄せられています。
日ノ出茶屋の“クスッと笑える”日常は、YouTubeチャンネル「鮨屋のまさる Masaru」、Instagram(@chef__masaru)、TikTok(@chef__masaru)、X(@hinode_japan)で発信中です。
「鮨屋のまさる Masaru」動画まとめ
動画提供:YouTubeチャンネル「鮨屋のまさる Masaru」(@chef__masaru)
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