鮮やかなピンクと、優しい白。並んで写る2着の振袖には、驚きのつながりがありました。一方は人間国宝の作品、もう一方はその孫弟子だったお母さんが作ったもの。見事な装いがXに投稿され、話題です。投稿は記事執筆時点で360万件以上表示、7900件以上の「いいね」を獲得しています。

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人間国宝の作品と、母が作った振袖

 画像左側には、ピンクの地色に花や葉などの模様が広がる振袖が写っています。黒を基調にした帯が、鮮やかな色合いを引き締めています。一方、右側は白地に色とりどりの柄が描かれた一着。帯や小物まで美しく合わせられ、並んだ姿はなんとも華やかです。

 この写真をXで紹介したのは、ネコミミ(@mitamitanief)さん。2026年10月28日、「皆さんが振り袖を投稿しているので、私も便乗します」と添えて、2着の作者を明かしました。

 ピンク地は、染色家で人間国宝の芹沢銈介(せりざわ・けいすけ)氏の作品。そして白地の振袖を手がけたのは、ネコミミさんのお母さん。型染めを学び、芹沢銈介氏の孫弟子に当たるのだそうです。

 芹沢氏は1895年に静岡で生まれ、沖縄の染物「紅型(びんがた)」との出会いなどをきっかけに染色の道へ。1956年には「型絵染」で人間国宝に認定され、国内外で高い評価を受けた人物です。

左のピンク地は芹沢銈介氏の作品、右の白地はネコミミさんのお母さんが手がけた振袖とのこと

 投稿を見た人からは、染め方や柄の配置についての質問も寄せられました。染めの種類を尋ねるコメントに対して、ネコミミさんは「ピンク地でしょうか。沖縄紅型です」と返信しています。

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「なんて美しい着物でしょう」「眼福」称賛の声

 コメント欄には「また凄いお着物が出てきた!  素晴らしいです!」「芹沢銈介の孫弟子って凄すぎませんか?」「眼福すぎる」「うわ! 凄いものを見た」「なんて美しい」「博物館に展示されるレベルのものですね。実物見てみたい!」「なんて美しい着物でしょう」と驚きの声が。

 また、芹沢氏のファンだという人からも「お母様の作品も素敵です」と称賛が寄せられました。

 ネコミミさんの母が作った振袖についても「お母様の作品、キリッとして華やかですね」「繰り返しの柄の中でバランスが良くなるように配置なさっているので、お母様はしっかり仕立てのことも考えて制作してらっしゃる」「素晴らしいデザイン」と、デザインや仕立てを評価する声が上がっています。

 このほか、「華やかさと素朴さが同居するとても素敵な柄」「合わせてらっしゃる御帯もどっしり風格があってとても良いものだと思います。小物の色合わせも素敵です」と、模様や着こなしに注目する人も。

 人間国宝が生み出した作品と、その技法を学んだ流れをくむお母さんの振袖。2着が並ぶ姿からは、それぞれの美しさとともに、ものづくりの技が受け継がれていく素晴らしさも感じられますね。

画像提供:ネコミミ(@mitamitanief)さん