「神河物語」:ストーリーダイジェストSTORY

» 2005年01月11日 14時00分 公開
[ITmedia]

 「ミラディン」と呼ばれる世界が存在するはるか昔、森羅万象すべてに宿る神をあがめ、その道に沿って生きることで幸福を享受する「神河」と呼ばれる次元があった。

 その神河で起こった「神の乱」。それは、荒ぶる神々と精霊界の怪物たちが、突如として住人たちに牙をむき始めるという惨事だった。

 生き延びるための戦いを繰り返すうち、神河の人々は問い続ける。なぜ、神は自分たちを裏切ったのか? 自分たちが何か間違いを犯したのか? どうすれば神の怒りが静まるのか?

 神対人。絶望的な戦いが続く中、双方の軍勢から戦いを終焉に導く勇士たちが生まれていく──。

 「神河物語」のストーリーはこちら(過去記事)やWizards of the Coast社公式ホームページを参照してほしい。

そして、神と人の戦いは新たな局面へ──「神河謀叛」


 神河での神や精霊との戦いが激しさを増す中で、大名である“今田”の周辺では、彼の「狂気」に対する恐れが広まり始めていた。

 彼は永岩城にとどまり、いと高きところに座してはいるものの、彼が最も信頼を置く者以外にはまったく耳を貸さなくなっていた。

 孤立する城主・今田に反目するかのように、彼の意固地な娘──“魅知子”は永岩城を離れていった。この戦いの原因を、真実を知るために。彼の父、今田がなぜ全てを……自分の一族や娘でさえ……遠ざけるようになってしまったのかを知るために。

 一方で、ごろつきの侍である“梅澤俊郎”は、旅先で空民の刺客を退け、真火砦・樹海奥深くの大蛇の集落などの危険地域を抜け、魅知子の元へと向かっていた。

 それは“夜陰明神”に隷属を強要されるかたちで請け負った「魅知子護衛」の任務のため。神による強制的かつ絶対的な任務から生還するための「命綱」は……彼が生き延びるために身に付けた狡猾さ、それのみだった。

 俊郎が苦悩する間に今田の娘・魅知子は、学術の徒が集う場として名高い水面院を訪れていた。彼女はそこで、思い描くことすらなかった「巨大な陰謀」に気付き始める。

 運命の二人が出会う、その狭間。神と人との戦いは予期せぬ展開を見せていた。

 想像を絶するほど強大な神“大縄口”が現世に姿をあらわし、神河の世界を端から貪り始めたのだ……。

大名、今田(こんだ)

永岩城と呼ばれる岩山城に居をかまえる、神河きっての大国の主。「神の乱」と呼ばれる今回の事件のさ中にあっても、なぜか彼の居城が霊界からの攻撃にさらされることはなかった。が、今田を知る者は彼があるときを境に別人のように変貌したという。現在は天守閣に篭りっぱなしの生活とか。


永岩城(えいがんじょう)

永遠原(とわばら)の中央にそびえる今田の居城。神の乱においてもっとも大規模かつ徹底的な攻撃が集中したのはこの城を囲む平野部に集中したが、城自体に攻撃が及んだことはいまだない。長年にわたる戦いにより、周囲は荒れ野と化している。


浪人、梅澤俊郎(うめざわとしろう)

詳細不明。今回のセットの鍵を握る人物。


空民(そらたみ)

ムーンフォークとも呼ばれる知的種族。水面院と縁が深い。


真火砦(しんかとりで)

大峨(オーガ)の邪悪な魔法使いが信仰する、邪悪極まりない鬼を祀る社として建設された砦。


夜陰明神(やいんみょうじん)

森羅万象に宿る神々のうち、「世界の根源的な力」を象徴する最上位の神のうち一人。


水面院(みなもいん)

才能豊かな術師たちが全国から集い、超自然の技を究めんとする学徒の学び舎。聖なる神滝の狭間に浮かんでいる。


大口縄(おおかがち)

五柱の明神たちの上位に立つ者として伝えられる、万物の神。通常の神々とは別格の存在とされている。


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