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» 2005年05月27日 10時59分 公開

海外ゲームメーカブース:E3 2005での海外メーカーブース回顧録 (1/2)

映画ゲームがバカ売れし、日本とは売れ筋が異なるアメリカ市場。ここでは大手メーカーの動向を探ってみた――というのが先週の話……。さてはて、どんなもんだったのかと振り返ってみました。

[岩井省吾,ITmedia]

 北米ロサンゼルス・コンベンションセンターで行われた世界最大のゲームの祭典「Electronic Entertainment Expo 2005」(E3 2005)は、5月18日〜20日の開催期間を終え、無事幕を下ろした。新世代ゲーム機や数々の日本のメーカーブースリポートをお届けしてきたITmediaだが、海外のメーカーだって元気でした。そんなわけで今更ではあるが、海外メーカーブースの回顧録です。

映画中心で日本では厳しい?――Activision

 アメリカでは大手に入るが、日本では極端にその存在感が消えているActivision。去年は映画ゲームを中心にソフトをライセンス発売したが、日本ではその大多数が話題に上らなかった。

 今年は前回展示された「Dead Rush」(注:開発中止になりました)のようなオリジナルタイトルの展示はほとんどなく、映画・アメコミタイトルがやはりメインに。唯一のオリジナルタイトル「GUN」はイメージムービーのみの展示となった。

 人気映画のシュレックを使った「Shrek: Super Slam」はシュレックのキャラクターが総登場するスマブラライクのアクション。背景をも破壊するパワフルな攻撃がゲームの売りになっている。なお、ドリームワークスの映画をモチーフにしたゲームは、マダガスカルのゲームも発売されている。

デモムービーではプリンス・チャーミングがまるでル○ージのようにボッコボコにされていた。ちなみにドリームワークス作品は映画版声優との整合性はあまり気にしていない。

 トニーホークプロスケーターシリーズ最新作は「Tony Hawk's American Westeland」を展示。本作はスケボーとBMXを2つのエクストリームライドをロード時間なし・モード切替なしで切り替えられるようになった。

スケボーモードでは新技も増えたが、この手のエクストリーム系の日本での反応はイマイチ。本国でもシリーズ7作目ということもあり、そろそろ飽きが見えてきた?

MSとセガのスポーツゲームブランドを統合してEAに挑む――2K Games

 セガ・2Kシリーズの開発元である「Visual Concepts」とマイクロソフトの「Amped」(天空)、「リンクス」を開発していた「Indie Built」(旧Access Software)を買収し、EAとの本格スポーツゲーム戦争に挑むTake-Two傘下の「2K Games」ブランドはXbox360の「TopSpin 2」を始めとしたスポーツゲームを中心に展示。

 Xboxの定番テニスゲーム「TopSpin」も2K Games移管に伴い、PS2で登場することに。本作ではあのシャラポワ選手が登場することに加え、EyeToyカメラを使えばプレイヤーの分身をゲーム中に登場させて、シャラポワと混合ダブルスも可能になるとか! もちろん、オンライン対戦も可能だ。なお、Xbox360版TopSpin2にもシャラポワは登場する。日本発売も期待したいのだが……。

リアルなグラフィックが必須となるXbox360版のTopSpin2ではシャラポワの……、その、アレが(略)
TopSpinのPS2版は夏ごろ発売予定。Xbox版のフィーチャーはほとんど搭載されているらしい。ちなみにXbox版未収録の選手はシャラポワを含めて4名

 EAに権利を独占されたアメフト(NFL/NCAA)を除く、3大スポーツゲームもそのままリリースされる予定。ただし、価格は去年の19.99ドルから49.99ドルになる予定で、去年と同等の発売数になるかは不透明だ。そこで、新たに目をつけたのが「World Poker Tour」。なぜこれがスポーツゲームのカテゴリーに入るのかはおいといて(ブレインスポーツという考えもある)、新たなジャンルを開拓するという手をうってきたのは興味深い話だ。

一般作では「24: The Game」や、シド・メイヤーのシヴィライゼーション最新作などを展示していた

 Take-Twoといえば、プレミアゲームブランドとして「Rockstar Games」があるが、残念ながら、ここはクローズドだった。だが、「Grand Theft Auto: Liberty Town Stories」というタイトルのバスが会場に。これはPSP版のGTAとなる。同ブランドのゲームは発売寸前まで情報を流さないことで有名なので、気長に待ちたいところ。

豊富な過去のアーケード作品の資産を持つ――Midway

 モータルコンバットやガントレット(注)などのアーケードゲーム資産を持つMidway社はシリーズ作品を中心に展開。多人数同時プレイのアクションロールプレイングの名作・ガントレットの最新作「Gauntlet Seven Sorrows」やモータルコンバットの世界観を使った格闘アクションゲーム「Mortal Kombat: Shao-Lin Monk」などを中心に展示。Unrealシリーズの権利獲得に伴いPCタイトルの展示も行われていた。

Mortal Kombat: Shao-Lin Monk。お約束のFatalityもあり

 アタリゲームズの「San Francisco RUSH: Extreme Racing」シリーズの最新作になる「LA RUSH」を展示。アーケード版ではサンフランシスコの街を疾走するレースゲームとなっていたが、本作ではフリーローミングタイプ(ミッドタウンマッドネスシリーズのようにチェックポイントを通過さえすればどのルートを使ってもいいレースゲーム)となって、スポコンタイプのカスタマイズ要素も追加された(米自動車雑誌との提携もある)。ド派手なクラッシュリプレイは同社のハードドライビングを髣髴とさせる。XboxとPS2でオンライン対応となる。

クラッシュだけではなく、モニュメントを使った破壊行為もリプレイ対象になる

 実機展示はなかったが、PSP版で「Midway Arcade Treasures」シリーズの発売が決定した。同社にはディフェンダーやガントレット、マーブルマッドネスなどの名作タイトルの権利を多く保有しているだけに、期待が持てる。

(注):「ガントレットやマーブルマッドネスはアタリだろ」と言われるが、正式には「アタリゲームズ」のタイトル。アタリゲームズは1983年にアタリ社から分社したアーケードゲーム専業会社。1996年にMidwayに買収され、現在はMidway Games Westと改称された。現在のアタリ(旧Infogrames)とは資本関係等含め一切無関係なので注意したい。ちなみに、メガドライブで一部マニアに一世を風靡をしたテンゲンはアタリゲームズの日本子会社。

携帯タイトルが熱い!――Majesco(に続く)

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