ムームー星人の悲哀「ジャンピングフラッシュ!」ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(3/3 ページ)

» 2006年02月07日 16時49分 公開
[ゲイムマン,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

ムームー星人、もうひとつの悲哀

 もっとも、やはり10年以上も昔のゲームだけに、今プレイすると不満な点がいくつかある。

 特に面倒だったのが、セーブもコンティニューもワールド単位で、例えばステージ3のボスキャラ戦でゲームオーバーになったとしても、再プレイのときは、そのワールドのステージ1から始めなくてはならないのだ。

 とはいっても、それまでのアクションゲームでは、セーブそのものができないことも多かった。ゲームをクリアーしようと思ったら、最初から最後まで、中断なしでプレイしなければならなかったのだ。

(ファミコンやスーパーファミコンのアクションゲームで、途中セーブ機能をつけて、今リメイクしてほしいなあと思うゲームがかなりある)

 それに比べれば、ワールド単位であっても、セーブできること自体が進歩といえなくもない。

画像 ステージの中に存在する「ボーナスリング」に入ると、ボーナスステージへ行ける。制限時間内に風船をできるだけ多く割るのだ

 残念なことに、「ジャンピングフラッシュ!」がプレイステーションの看板タイトルだった期間は、そう長くなかった。

 続編として1996年に、新たな敵「カピタン・スズーキ」に捕らわれたムームー星人を救う「ジャンピングフラッシュ!2 アロハ男爵大弱りの巻」が発売されたが、その後が続かなかった。

(と思っていたが、今調べてみたら、1999年に「ロビット・モン・ジャ」というゲームが発売されていた! すみません、知りませんでした)

 プレイステーションの看板キャラクターの座は、ムームー星人から、クラッシュ(「クラッシュ・バンディクー」)、パラッパ(「パラッパラッパー」)、ピポサル(「サルゲッチュ!」)へと移り変わっていった。

 サラリーマン的悲哀を帯びたムームー星人だが、看板キャラクターの座にとどまれなかったことは、“もうひとつの悲哀”と言えるかもしれない。

画像 悪の科学者・アロハ男爵。そういや、悪玉のトップが学者というゲームは多い。ソニックとかツインビーとかロックマンとか

 電車の中で原稿を書くと、不思議と順調に書き進むことができた。じゃあ今度は電車の中で、PS Oneに液晶モニターをつけて、「ジャンピングフラッシュ!」をプレーしてみようかなとも思う。

 ただ、いわゆる“3D酔い”をしやすいゲームなので、振り子式車両であるE351系の車内で、まともにプレーできるかどうか、自信はない。

(まあ、コンピューターによる制御つきの振り子式だから、まだましだと思うけど)

取り上げてほしいなつかしゲー募集

思い出のあるゲームについて、ゲイムマンと語ってみませんか? あのゲームが好きだったのに今はもう手元にない、けどもう一度見てみたい! とか、俺が好きだったこのゲームを紹介しないなんて許せない! というあなた。是非こちらから、取り上げてほしいゲームをリクエストしてください。

ゲイムマンがblogを開設!

ゲイムマンのblog「砧公園秘密基地」へ遊びに来てみませんか? コメント・トラックバックをよろしくお願いします!

(C)Sony Computer Entertainment Inc.


前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2408/31/news036.jpg 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほどの変貌が379万表示「そこだけボッ!ってw」 半年後の現在について聞いた
  2. /nl/articles/2408/30/news121.jpg 「地獄絵図」「えぐすぎやろ……」 静岡・焼津市の地下歩道が冠水 “信じられない光景”にネットあぜん
  3. /nl/articles/2408/31/news073.jpg 「よくこんなものが……」 米不足でメルカリに米出品→疑問の声も 運営は“禁止出品物”に「然るべき対応」
  4. /nl/articles/2408/31/news025.jpg 次男に塩対応の柴犬、いよいよ次男の帰省最終日を迎え…… 本音が出た瞬間に「不意に泣かせるのやめて欲しい」と感動の声
  5. /nl/articles/2408/30/news017.jpg 最上位グレードのハイエースを“50万円の底値”で購入したら…… 驚きの実物に「ある意味最強」「正直、羨ましい」
  6. /nl/articles/2408/30/news188.jpg 実写「着せ恋」、キャストに物議 海夢の再現度が高すぎるタレントを推す声あがる 「逆になんであかせあかりさん以外の人……」
  7. /nl/articles/2408/29/news193.jpg 「なんで欲しいと思ったんですか?」 酔った勢いで購入 → 後日届いた“まさかの商品”に反響 「理性あったら買わないw」
  8. /nl/articles/2408/28/news142.jpg 明石家さんま、69歳バースデー迎え長男から幸せ呼ぶ“輝かしいプレゼント” 同席した元妻・大竹しのぶは「最高の笑顔でした」
  9. /nl/articles/2408/31/news084.jpg 仕事早いな! 大谷翔平の愛犬“デコピン”、大反響の始球式がさっそくTシャツ化 「こ、これは……」「欲しい!」と爆売れの予感
  10. /nl/articles/2408/30/news113.jpg 「これ600円なの?」 大谷翔平が長く愛用しているデコピンの“おやつ入れ”、始球式で注目「おそろだった」「真美子さんが選んだのかな」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ヒマワリの絵に隠れている「ねこ」はどこだ? 見つかると気持ちいい“隠し絵クイズ”に挑戦しよう
  2. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
  3. 「苦手な芸能人は誰?」 あのちゃん、女性芸能人を“実名で即答” 「ここ最近で一番笑った」「強すぎる」
  4. ホテルでチェックアウト、忘れ物で多いのは? ホテル従業員が教える「圧倒的に多い忘れ物」
  5. 乳がん闘病中の梅宮アンナ、抗がん剤治療で「髪の毛ほとんどなくなっています」 帽子かぶり「ああ、来たか」
  6. 「キティちゃんのお面だと思ったら……」 ひっくり返すと“まさかの正体”に11万いいね
  7. 「凄すぎる…」「ガチで滝」 “市ケ谷駅の冠水”が衝撃与える 階段に大量の水が流れる様子も…… 東京メトロに経緯を取材
  8. 「早すぎます」「一体なにが」 52歳ボディービルダー、訃報1週間前に最期の投稿で“人生初の試み” 恋人は「亡くなる数時間前まで普通にお出かけも」
  9. お盆で帰省した次男に、柴犬も猫もまさかの反応→どちらも豹変して爆笑 「涙出てきました」「おもろ可愛過ぎ(笑)」
  10. 着陸する戦闘機を撮ったはずが…… タイミングが絶妙すぎる1枚に「一部の専門家には貴重な一枚」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ったら……飼い主も驚きの姿に「もはや魚じゃない」「もう家族やね」 半年後の現在について飼い主に聞いた
  2. 「もうこんな状態」 パリ五輪スケボーのメダリストが「現在のメダル」公開→たった1週間での“劣化”に衝撃
  3. 「コミケで出会った“金髪で毛先が水色”の子は誰?」→ネット民の集合知でスピード解決! 「優しい世界w」「オタクネットワークつよい」
  4. 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  5. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
  6. ヒマワリの絵に隠れている「ねこ」はどこだ? 見つかると気持ちいい“隠し絵クイズ”に挑戦しよう
  7. 「昔はたくさんの女性の誘いを断った」と話す父、半信半疑の娘だったが…… 当時の姿に驚きの770万いいね「タイムマシンで彼に会いに行く」【海外】
  8. 鯉の池で大量発生した水草を除去していたら…… 出くわした“神々しい生物”の姿に「関東圏では高額」「なんて大変な…」
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「なんでこんなに似てるの」 2つのJR駅を比較→“想像以上の激似”に「駅名だけ入れ替えても気づかなそう」