最後の武将・天下無双の「宮本武蔵」見参――「戦国無双2」いよいよ発売:「戦国無双2」開発者インタビュー(2/4 ページ)
3本の旗
ゲーム開始時に、キャラクターごとに3本ずつの旗がマップ中のいずこかに配置される。そのマスに止まるか、通過すると旗を入手できるのだが、ゲームのひとつの目的となるものがこれである。3本すべて集めて本拠地マスに戻ると、俸禄、上納金が得られ、キャラクターの階級がアップ。能力値が上昇する。一度集めて戻ると、再び3本の旗はマップのいずこかに再配置されていく。効率よく回収し、他プレーヤーと差をつける。
連鎖
プレーヤーが新たに領地を獲得した際、自分の領地と新しい領地が隣り合っていると、領地の石高がすべてアップする。こうして領地が連続して獲得できると、勝負が非常に有利に展開するようになる。たくさんの領地をできるだけ固めて獲得することが肝要となる。領地の連鎖で莫大な石高を稼ぎ出せ。
挑戦
他のプレーヤーが所有している通常マスや荒地マスに止まった場合、そのマスの石高と同額をし払うことで、領地強奪の挑戦を申し込むことができる。所有者との対戦ミニゲームが行われ、勝利するとそのマスは挑戦者の領地となる。こうして挑戦によって獲得した領地には連鎖石高アップが発生する。
ここで注意したいのが、石高が高ければ高いほど所有者側が有利に展開するということ。挑戦可能数にも限度があり、回数が尽きると挑戦できなくなるので、どこで仕掛けるかが勝負の重要な要素となる。
ミニゲーム
上記の対戦ミニゲームとは異なり、神社マスでミニゲームのお札が出た場合に、1人でミニゲームに挑戦することができるようになっている。この場合は勝利すると結果によって賞金が得られる仕組み。このほか、さまざまなタイプのミニゲームが存在するらしい。
こうして領地を取ったり取られたり、時には直接対決をしながらも所持金と領土獲得に勤しむ。場合によっては破産なんてこともあり、戦国武将としては情けない結果になることもある。みんなで無双演武モードや模擬演武モードで遊ぶもよし、双六モードでわいわい遊ぶもよし。「戦国無双2」ではパーティーゲームも搭載され、ますます遊ぶの選択肢が増えている。
開発者へインタビューを敢行――「戦国無双2」を愛するために
「戦国無双2」は、群雄割拠の戦国時代に活躍した武将や剣豪たちが実際の歴史を背景に描かれた物語の中で、一騎当千の爽快アクションを楽しめるタクティカルアクションゲームである。前作は100万本以上の人気を誇り、大胆にアレンジされた歴史絵巻とキャラクターの設定、そしてなによりもそのアクション性が話題になった。
今回、シリーズ最新作を完成させた「戦国無双2」プロデューサーの杉山芳樹氏(以下、杉山)とディレクターの鯉沼久史氏(以下、鯉沼)にインタビューを敢行。本作の魅力を存分に語っていただいた。発売日まで隠された登場武将の謎から本作にまつわる熱い思いなど、チームの目指すこれからの戦国無双の方向性も見えてきた。
「戦国無双2」は、シリーズを通してどんな作品となったのか
―― 「戦国無双2」がどんなゲームなのかを紹介してください。
杉山 キャラ1人ひとりにスポットを当て、どんな生き様だったのか描くということを1作目から心がけていたのですが、今回もその方針は変わっていません。今作では、ステージやキャラクター数を増やしたことで、より個性あるキャラクターたちをシナリオ内で表現できたのではないかと思っています。アクションに至っては特性を伸ばす方向へ持っていっています。どうしても動作を遅くするなど、マイナス面での差別化をはかりがちですが、今回は個性と長所を活かそうとしていることが顕著に表れているのがウリと言えます。
鯉沼 アクションで特に注目してほしいのですが、既存のシリーズとの変更点ともいえるR1ボタンをアクションに組み込んだことだと思います。前作までのR1での主観モードを廃止し、その代わりにアクションにR1ボタンを導入したことで、多彩な個性をより引き出すことに成功しました。どうしても操作し慣れたキーアサインを変更するのは、既存のユーザーにとって難点となりえるかと思われがちですが、今回は従来のキー操作に自然な形で違和感なく入れられたのではないでしょうか。アクションに物足りなさを感じていた人にも納得の操作感だと思います。また、前作で多くの方に「シナリオボリュームが少ない」、「キャラクターが少ない」とご意見いただいたのですが、今回は十分な量を用意できました。「戦国無双」シリーズといえば個別のアクションとボリューム感だと思うので、そこは期待してもらってかまわないものとなっています。
杉山 今作ではプレイアブルキャラクターが26人。無双演武モードでストーリーのあるキャラクターに限っても24人と豊富です。ちなみに無双演武モードでプレイできないキャラクターが、既存キャラクターの阿国と森蘭丸になります。
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