己の内に潜む、もう1人の自分を解き放て――6年ぶりのシリーズ最新作「ペルソナ3」(1/2 ページ)
「女神異聞録ペルソナ」が登場したのが1996年。その後、1999年の「ペルソナ2 罪」、2000年の「ペルソナ2 罰」が発売された。そして2006年7月13日、シリーズ最新作となるPS2用ソフト「ペルソナ3」が満を持して登場する。
「真・女神転生」シリーズの新たな試みとして、「女神異聞録ペルソナ」が登場したのが1996年。その後、1999年の「ペルソナ2 罪」、2000年の「ペルソナ2 罰」が発売された。そして2006年7月13日、約6年の時を経て、シリーズ最新作となるプレイステーション 2用ソフト「ペルソナ3」が登場する。ちなみに、ペルソナとは“心に潜む、神や悪魔の姿をした、もう1人の自分”のことを指している。
ペルソナ3の舞台は「私立・月光館学園(しりつ・げっこうかんがくえん)」。この世界には、1日と1日のはざまに普通でない時間帯「影時間」と呼ばれるものが存在している。影時間は毎晩午前0時になると訪れ、しばらく続いたのち明ける。これだけ聞くと“ちょっと特殊な時間の流れがある”程度にしか感じないかもしれないが、もちろんそれだけではない。
影時間が始まると、普通の人間は棺に似た形のオブジェに変わり、本来の住人である「シャドウ」と呼ばれる怪物たちが現れる。不幸にも影時間に“落ちた”人間はシャドウに精神を食らわれ、廃人となってしまうのである。ただ、幸か不幸か、主人公をはじめとした仲間たちは、影時間の中で行動しうる適性があり、それぞれの内にシャドウを滅ぼす唯一の力「ペルソナ能力」を持っている。
昼は友だちや先輩後輩として学園生活を送りつつ、夜にはともに戦う同志、シャドウ討伐チーム「特別課外活動部」として、影時間のシャドウに挑んでゆく、というのが本作の主な流れとなるわけだ。なお、本作では朝、午前、昼、午後、放課後、夜、影時間と、1日がいくつかの時間帯に分けられている。
では次に、シャドウとペルソナ、そしてペルソナの強化方法について触れていこうと思う。シャドウは先にも述べたように、影時間になると現れる怪物たちのこと。シャドウを倒すことができるのは自らの心の力、その象徴たるペルソナのみとなる。今回は主人公とその仲間4人、および彼らの初期ペルソナを紹介する。


明るく勝ち気な性格で、みんなに好かれる女の子。同級生で、しかも同じ寮に暮らしていることから、転校生である主人公に学園内を案内してくれるなど世話をしてくれる。ペルソナ能力を持ち、シャドウ討伐に参加している。(CV:豊口めぐみ)


転入してきた主人公に、最初に話しかけてきた同級生。明るく、少々お調子者ではあるが、ペルソナ能力を持ち特別課外活動部にも属している頼りになる人物。戦いにおいてもテンションが高く、ムードメーカー的な存在となる。(CV:鳥海浩輔)
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