己の内に潜む、もう1人の自分を解き放て――6年ぶりのシリーズ最新作「ペルソナ3」(1/2 ページ)

「女神異聞録ペルソナ」が登場したのが1996年。その後、1999年の「ペルソナ2 罪」、2000年の「ペルソナ2 罰」が発売された。そして2006年7月13日、シリーズ最新作となるPS2用ソフト「ペルソナ3」が満を持して登場する。

» 2006年05月24日 16時55分 公開
[ITmedia]
photo

 「真・女神転生」シリーズの新たな試みとして、「女神異聞録ペルソナ」が登場したのが1996年。その後、1999年の「ペルソナ2 罪」、2000年の「ペルソナ2 罰」が発売された。そして2006年7月13日、約6年の時を経て、シリーズ最新作となるプレイステーション 2用ソフト「ペルソナ3」が登場する。ちなみに、ペルソナとは“心に潜む、神や悪魔の姿をした、もう1人の自分”のことを指している。

 ペルソナ3の舞台は「私立・月光館学園(しりつ・げっこうかんがくえん)」。この世界には、1日と1日のはざまに普通でない時間帯「影時間」と呼ばれるものが存在している。影時間は毎晩午前0時になると訪れ、しばらく続いたのち明ける。これだけ聞くと“ちょっと特殊な時間の流れがある”程度にしか感じないかもしれないが、もちろんそれだけではない。

photo 影時間イメージ

 影時間が始まると、普通の人間は棺に似た形のオブジェに変わり、本来の住人である「シャドウ」と呼ばれる怪物たちが現れる。不幸にも影時間に“落ちた”人間はシャドウに精神を食らわれ、廃人となってしまうのである。ただ、幸か不幸か、主人公をはじめとした仲間たちは、影時間の中で行動しうる適性があり、それぞれの内にシャドウを滅ぼす唯一の力「ペルソナ能力」を持っている。

 昼は友だちや先輩後輩として学園生活を送りつつ、夜にはともに戦う同志、シャドウ討伐チーム「特別課外活動部」として、影時間のシャドウに挑んでゆく、というのが本作の主な流れとなるわけだ。なお、本作では朝、午前、昼、午後、放課後、夜、影時間と、1日がいくつかの時間帯に分けられている。


photophoto 朝は登校時に話しかけられたり、午後は授業を受けたり、放課後にはさまざまな校内の場所に行くことができたり……学園生活らしい多彩な場所やイベントが用意されている
photo 寮にはペルソナ使いの仲間が集ってともに生活している。画面は、仲間たちと話し込んでいる様子

 では次に、シャドウとペルソナ、そしてペルソナの強化方法について触れていこうと思う。シャドウは先にも述べたように、影時間になると現れる怪物たちのこと。シャドウを倒すことができるのは自らの心の力、その象徴たるペルソナのみとなる。今回は主人公とその仲間4人、および彼らの初期ペルソナを紹介する。

photophoto 本作の主人公&初期ペルソナ
4月から月光館学園に転入してきた。高校2年生。学生寮での暮らしを始めてすぐに、謎の怪物「シャドウ」の襲撃を受け、それがきっかけで「ペルソナ」使いとして覚醒する。
photophoto 桐条美鶴(きりじょう・みつる)&初期ペルソナ「ペンテレシア」
月光館学園生徒会長。大企業の令嬢で、その育ちゆえか聡明かつ厳格な人物。特別課外部の部長も兼任する。(CV:田中理恵)
photophoto 真田明彦(さなだ・あきひこ)&初期ペルソナ「ポリデュークス」
ボクシング部主将。表面的には冷静沈着だが、密かに野心と情熱を燃やす。特別課外部のシャドウ狩りには自己鍛錬のために参加。(CV:緑川光)
photophoto 岳羽ゆかり(たけば・ゆかり)&初期ペルソナ「イオ」
明るく勝ち気な性格で、みんなに好かれる女の子。同級生で、しかも同じ寮に暮らしていることから、転校生である主人公に学園内を案内してくれるなど世話をしてくれる。ペルソナ能力を持ち、シャドウ討伐に参加している。(CV:豊口めぐみ)
photophoto 伊織順平(いおり・じゅんぺい)&初期ペルソナ「ヘルメス」
転入してきた主人公に、最初に話しかけてきた同級生。明るく、少々お調子者ではあるが、ペルソナ能力を持ち特別課外活動部にも属している頼りになる人物。戦いにおいてもテンションが高く、ムードメーカー的な存在となる。(CV:鳥海浩輔)
(C)ATLUS CO.,LTD.1996,2006 ALL RIGHTS RESERVED.
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. /nl/articles/2412/14/news019.jpg ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. /nl/articles/2412/17/news163.jpg 柄本佑、「光る君へ」最終回の“短期間減量”に身内も震える……驚きのビフォアフに「2日後にあった君は別人」「ふつーできねぇ」
  4. /nl/articles/2412/16/news079.jpg “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  5. /nl/articles/2412/17/news060.jpg 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  6. /nl/articles/2412/17/news049.jpg 「品数が凄い!!」 平愛梨、4児に作った晩ご飯に称賛 7品目のメニューに「豪華」「いつもすごいなぁ」【2024年の弁当・料理まとめ】
  7. /nl/articles/2412/17/news183.jpg 「秋山さん本人がされています」 “光る君へ”で秋山竜次演じる実資の“書”に意外な事実 感動の大河“最終回シーン”に反響 「実資の字と……」書道家が明かす
  8. /nl/articles/2412/17/news144.jpg 「私は何でも編める」と気付いた女性がグレーの毛糸を編んでいくと…… 「かっけぇ」「信じられない」驚きの完成品に200万いいね【海外】
  9. /nl/articles/2412/17/news078.jpg 鮮魚コーナーで半額だった「ウチワエビ」を水槽に入れてみた結果 → 想像を超える光景に反響「見たことない!」「すげえ」
  10. /nl/articles/2412/17/news033.jpg セリアのふきんに、糸で“ある模様”を縫っていくと…… 思わずため息がもれる完成形に「美しい」「やってみます」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」