パイロットの判断が戦局を左右する――ACE-Xに搭載される「Strategic AI System」とは?(3/5 ページ)

» 2006年07月14日 12時00分 公開
[ITmedia]

モンテブリーズ工業地域、そしてネベラ山での戦い

 新たに明らかになったステージである“モンテブリーズ工業地域”と“ネベラ山”。このマップの詳細については後述するが、ここでもどのように攻略するかで、ミッション内容が変化する。両者がどのように関わっているのか、ここではモンテブリーズ攻略戦から見ていくことにしよう。

通信士からの状況報告

 モンテブリーズ工業地域において、敵が強力な兵器を搬送するとの情報を入手。だがこの地域一帯は、ネベラ山の強力なジャミングシステム、通称「ネベラジャマー」の影響により、レーダーとロックオンシステムが使用不能になっている。ここは万全を期して、ネベラジャマーを先に叩いてから、モンテブリーズに攻め入るべきか? だがぐずぐずしていると、兵器の搬送を許してしまうことに。


モンテブリーズ攻略戦――【Type:A】

 ネベラジャマーにより、敵輸送部隊壊滅を優先させた場合のミッション。ジャミング施設の存在により、レーダーの使用やロックオンが不可能な状態に。仲間からの無線だけを頼りに、敵輸送ヘリを撃破せよ。

画像画像 ネベラジャマーによりロックオンができないため、プレーヤーは苦しい戦いを強いられる

モンテブリーズ攻略戦――【Type:B】

 ネベラジャマー破壊を優先させた場合のミッション。先行してネベラジャマーを破壊したために、レーダーやロンオンが使用可能に! おかげで敵輸送ヘリの撃破も楽になる。だが、ネベラジャマー破壊に費やした時間のロスが、果たしてこの先の作戦にどのように響いてくるのか……?

画像画像 ネベラジャマー消失により、レーダーとロックオンシステムが有効になる。これで戦いは断然有利になるはずだ

そして明らかになる新たなる大地

モンテブリーズ工業地域(Monte Breeze Industrial Area)――豊かな自然を擁する大地

 モンテブリーズは、大規模な工場が点在する工業地域。工場は周囲をのどかな自然に囲まれており、本来はオーレリアが誇る大企業の最先端技術を保有する施設として、部外者を寄せ付けず、厳密な情報管理の元、生産と研究が進められていた。

 だが、レサス侵攻後はレサス軍部に徴収され、蓄積した技術・データが軍事転用されると同時に、兵器の研究施設・生産ラインとして利用されてしまう。研究されている兵器は、未知数の存在としてオーレリア軍部に影を落とすが、ネベラ山からのジャミングにより、その詳細は完全に秘匿されている。

画像画像画像 豊かな自然が取り巻く環境。本来は、戦乱とは無縁の場所だった。

ネベラ山(Mt. Nevera)――白銀にそびえる巨大施設

 万年雪に覆われた高山、それがネベラ山。レサス侵攻後は、レサス本国で秘密裏に用意されていたジャミング施設が運び込まれ、モンテブリーズ工業地域やグリスウォールにまで届く広範囲なジャミングを行なっている。その存在はオーレリア軍の行動に大きな制限を課すも、強力な迎撃システムによって護られた施設は近づくものを拒み、オーレリアの前に立ちはだかっている。

画像画像 強力なジャミング施設、「ネベラジャマー」。レサスの重要な戦略拠点であり、広範囲なジャミングはプレーヤーを苦しめる

グリスウォール(Griswall)――オーレリアの中心たる首都

 オーレリアの首都であるグリスウォールは大規模に再開発された街で、古い歴史を持つ旧市街と、ビルが立ち並ぶ新市街に分かれている。学術都市としての側面をあわせ持ち、旧市街の周囲をアトモスリングと呼ばれる、直径4.6キロに及ぶサイクロトロンに囲まれている。その中心には、巨大なビルであるガイアスタワーが高くそびえたち、政治の中枢としての機能を担っていた。

 だが、あまりにも圧倒的な力を持つレサス軍の侵攻に、街は抵抗らしき抵抗も出来ないまま占領されてしまう。オーレリアの平和の象徴であるガイアスタワーには、レサス軍司令部がおかれることとなった。

画像画像画像 オーレリアの平和の象徴とされたビル。だが今では、レサスの支配の象徴として、見上げる人々の心に影を落としている

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