ダイエット宣言――「お料理ナビ」で痩せてみせます!!:「しゃべるDSお料理ナビ」レビュー(1/2 ページ)
肉食動物“スナイパーH”。ニンテンドーDSソフト「しゃべるDSお料理ナビ」を使って、ダイエットを始めました。これからは“スレンダー”とでも呼んでください(もちろん、お料理ナビはダイエット商品じゃないんですけどね)。
アイティメディアに入社して10カ月。仕事柄と言うべきか「好きな時に」、「好きなだけ」、「好きなもの」を食べる習慣が染み付いてしまった。さらに肉好き、野菜嫌いの偏食家のため、油断をすればすぐに太ってしまう。現在理想体重より3キロオーバー。今年の夏は食欲も落ちず、夏やせの気配はまったく感じられない……。ちょうどその時、ニンテンドーDSソフト「しゃべるDSお料理ナビ」に出会う。カロリー計算ができる彼を頼り、10日間ダイエットを敢行。2キロの減量を目指すことにした。料理があまり得意ではないわたしにとって、写真付きで丁寧な解説があるお料理ナビなら、上手く作れそう。ダイエットをしながら、料理の勉強もできるとは、まさに一石二鳥である。
厚生労働省の食事摂取基準によると、成人女性の推定エネルギー必要量は、1日約1700〜2300kcal。一般的に最低摂取量は約1500kcalと言われている。
1日1500kcal摂取を目標に、
- 1日最低1回はお料理ナビのレシピを使用する
- 1食500kcal
- 勧められても間食はしない
の3点を厳守することにする。
食べられない食材をあらかじめ登録しておく
料理を始める前に、まずナビをしてくれるシェフの声の調整など各種設定や、「NG食材」の登録をしておく。NG食材をチェックすることにより、アレルギーがあったり、自分の苦手な食べ物を含んでいるレシピに「NG」のアイコンが付けられる。また、メニュー自体から外すことができる。メジャーな食材にチェックを入れると、NGアイコンの料理が異様に目立つ。偏食家はアレンジが必須となるだろう。
ダイエット日記:お料理ナビと二人三脚で頑張る
ダイエットをする上で、もっとも大切なのがレシピ選び。お料理ナビは辻クッキングが監修する200種類以上のレシピを揃えている。カロリー重視のわたしは食材からではなく、ジャンルやカロリーなどで料理を絞り込んでいく。
■初日
200kcal以下のレシピを探す(ご飯1杯が200kcal弱と考えるとおかずは300kcal以下のため)。83品が該当した。さらに絞り込むため、条件に「作りやすさ」を加えてみた。作りやすさには「簡単」、「普通」、「ハイレベル」の3段階が用意されている。普通であれば、簡単を選ぶところだが、腕試しのため初日からハイレベルにチャレンジする。200kcal以下+ハイレベルに該当するメニューは5品のみ。今日は出し巻き卵で勝負だ。
献立が決まったところで、料理の準備を始める。まず「材料を見る」。必要な食材、その分量、器具リストが確認できる。ここで、人数を調整することで、自動的に材料の分量を変えてくれる。自分で計算する手間もいらない。「すすむ」をタッチすると、「手順を見る」画面に進む。手順を見るでは、写真や音付きで簡単な流れを紹介してくれる。あらかじめ手順を頭にいれておくことで、進行もスムーズとなる。
ついに料理ナビがスタート。上画面の料理の説明に沿って、シェフが音声でポイントを伝授してくれる。下画面にマイクの音声認識アイコンが表示される時は、マイクに向かって「オッケー」、「もう一回」、「もどる」と発声することで、料理中に本体を触ることなく操作することができる。声を認識すれば「はいっ」と言って先に進んだり、繰り返して説明してくれる。もちろん少し遠い場所からだったり、小さい声だとうまく認識しないので要注意だ。シェフの表情が「?」となった場合は、もう一度マイクに向かって堂々と「オッケー」と言ってみよう。ただし、声ばかりに気をとられていては、手もとがおろそかになってしまう。出し巻き卵などは特に焦げやすいので、気を付けたい。
■2日目
今日は、「かぼちゃの煮物」を作ることにした。緑黄色野菜で体にもいいし、92kcalながら甘い味付けなのでお腹も満たされそうだ。この日も材料、手順を確認しナビに委ねる。シェフに対しオッケーを次々に出していく。かなり順調である。材料を特定時間ゆでたり、煮込んだりする場合、タイマー機能が表示され、指定時間を計ることができる。キッチンタイマーを取り出す必要もなくとても便利だ。「タイマー」、「はじめ」と言えば、タッチせずに操作することも可能である。かぼちゃを煮る時間は約4分。タイマー機能初利用記念として、ゲーム&ウォッチがプレゼントされる。みなさんも一度利用してみてほしい。
■3日目
スーパーで安かったあさりを使った料理を検索する。全部で3品あるあさり料理の中から「あさりと野菜のトマトスープ」を選ぶ。途中下画面の左上に「くわしく!」が表示されることがある。この時「くわしく」とひと声かければ、あさりの砂抜きの方法など、より分かりやすく詳細な解説が聞ける。なんとなく分かるけど……というようなことも、丁寧な説明によって一件落着。ナビの途中でも「てじゅん」や「ざいりょう」、「お料理事典」の項目をタッチすれば、その画面に移るので、調べたい情報はすぐに手に入る。
■4日目
ソフトを立ち上げるとシェフが「○○がおいしい時期です。オススメですよ」など、その季節のオススメ食材などを教えてくれる。それを参考に、今日は条件検索の「季節」で「夏」を選ぶ。この日はちょうど7月23日、土用の丑の日。うなぎを使った料理も3品入っている。もちろんここで食材から検索するのもいいだろう。わたしが気になるところは何と言ってもカロリーなのだ。うなぎとなると高カロリーをイメージさせる。しかし、きゅうりとうなぎを和えた「うざく」は123kcalと低カロリー。これまで見たことも聞いたこともなかったが、酢を使っていることもあり、あっさりしていてとてもおいしい。
ここまであまり体重に変化がない。やはり10日で2キロは無謀だったか。ところが半分が経過した頃、事態は急変した。「あっ、1キロ減っている!」。
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