「THE ロボットつくろうぜっ!〜激闘!ロボットバトル〜」レビュー:ロボと恋に燃え(萌え)尽きろ――バカでマジメな高専生の物語 (1/2)
熱血バカはお好きだろうか? ロボットアニメは? 萌え〜な美少女は? これらのキーワードにひとつでも引っかかる人にオススメの1本が本作「THE ロボットつくろうぜっ!〜激闘!ロボットバトル〜」だ。
ひと口に言うなら“燃え萌えバカ”
「THE ロボットつくろうぜっ!〜激闘!ロボットバトル〜」は、仲間たちとともにロボットを作りスキルを磨いていくシミュレーションゲームだ。実際のロボット同士のバトルパートでは格闘アクションが楽しめる。なかでもイチバンのウリは、その濃い世界観。そんなわけで、まずは登場人物から紹介していこう。
主人公は湘南九十九高等専門学校に通う、ごく普通の少年・草壁ケン。3年生に進級した4月のある日、隣に住み、同じ高専に通う幼なじみのアイから「ロボット研究部」再建の相談を持ちかけられる。乗り気ではなかったケンだったが、ロボットバトルの大会「ROBO−X」のスーパーアイドル・来宮アスカの存在を知り、突然やる気を出す。
アイと共通の幼なじみで頭脳明晰(めいせき)なジュン、不良にカツアゲされそうなところを救ったことでケンと知り合い、ロボ研に参加することとなった元部員のトオルという仲間もそろい、かくして恐ろしく不純な目的の下、ケンのロボットバトルへの挑戦が始まるのであった。
舞台設定としては、現実にある高専のロボットコンテストや、某バラエティ番組のロボットバトルをミックスしたものであり、大まかなストーリーもオーソドックスなものだ。ただし、テキストのノリがハンパないバカ(賛辞)。それを昇華する演出があいまって、燃えで萌えな熱血ロボットアニメ的世界を構築している。
どこかで聞いたことのあるようなセリフや、ひと目で分かる某ロボットアニメのパロディ、背景にさりげなく(?)描き込まれた、明らかに場にそぐわないモノなどなど……“まったく、どこまでバカやれば気が済むんだ(最大級の賛辞)”と言いたくなってしまうほどだ。

性能の違いこそが勝利のカギとなるか
ストーリーこそアレだが、一方でゲームのメインとなる「ロボット制作」に関しては、かなり綿密で丁寧な作りになっている。
主人公のケンは、当初いわゆるモビルスーツのような巨大ロボを想像していたようだが、今回制作するのは重量にして5kg前後のもので、S、M、Lの三段階のサイズが設定されている。小さいほうが俊敏性に優れ、大きいほうがパワフルといった具合だ。1体のロボットはボディ、アーム、レッグ、ヘッドの各パーツからなり、同じサイズ間であればパーツの使いまわしが可能である。
各パーツには部位ごとに細かいパラメータが設定されており、耐久性や攻撃力はもちろん、重量や消費電力に頭を悩ませることになるだろう。とはいえヘッドのパーツには“奇抜さ”や“かっこよさ”といった項目もあり、ここは各人の好み次第といったところか。制作するには当然お金がかかるので、限られた部費の使い方も考慮しなくてはならない。
さて、我がロボット研究部「チーム・アレキサンダー」は、ゲーム開始当初から1体のMサイズのロボットを所持しているのだが、これはゲーム中の世界ではそうとう骨董(こっとう)品の部類に入るものらしい。
序盤はこれに技を組み込んだり修理しながら、性能が強さの決定的差にならないことを、対戦相手に見せつけてやろうと四苦八苦することになる。……はずだったのだが、試しにアームのパーツを制作してみたところ、見違えるような性能を発揮してくれた。
そんな訳で、パーツ制作は予算の許す限り、積極的に行ったほうが良いだろう。最初のうちは部員たちのスキルもそれほど高くないので、高性能なパーツは期待できないが、それでも骨董(こっとう)品と比べれば段違いなのである。
燃え萌えな学園生活の過ごし方
ゲームは1週間単位で進行し、平日の「シミュレーションパート」、土曜日の「ロボット組み立てパート」、日曜日の「バトルパート」に分かれる。これにストーリーが進行する「アドベンチャーパート」が差し挟まれる形だ。つまり週に1回のバトルをこなしつつ、ゲームを進めていくという流れとなる。
シミュレーションパートは、ケンたち4人の部員の1週間の行動を決定、実行し、成否が判定されるという内容。取れる行動は1週間に1種類のみ、その成否は各個人のテンションに大きく関わる。ロボットのパーツを制作したり、必殺技のプログラムを開発したり、破損したパーツを修理したりといったメニューがあり、週末のバトルのみならず、ROBO−Xの大会を見すえて活動していくことになるのだ。
4人の部員にはそれぞれの行動に対し習熟度のパラメータがあり、初期状態ではそれぞれ得手不得手がある。行動を実行したり勉強することで経験値を得て、スキルアップしていくという仕組みだ。得意な分野を伸ばすもよし、オールマイティな何でも屋を作るもよし、そこは好みで育成していこう。

我がチームの場合、最初は部員各人の得意分野にまかせていたのだが、ゲーム内で2カ月も過ぎたころになると、パーツの修理がぜんぜん間に合わなくなってきてしまった。もちろん、修理が必要にならないようなバトルを心がければ良いのだろうが、あいにくこちらはニュータイプでもコーディネーターでもないので、どうしてもダメージを食らってしまう。
もうひとり修理のスキルを習得させようか、それよりもいっそ耐久値の高いパーツを制作していまおうか……こんな調子で頭を悩ませつつ、シミュレーションパートをこなしていくことになるわけだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
昨日の総合アクセスTOP10
嫌がらせ急ブレーキで追突 トラクターの進路を妨害した「あおり運転」ベンツ、ぶつけられたと運転手がブチギレ
猫「雪なんてへっちゃらニャー!」 雪の中を豪快に突き進む猫ちゃんに「ラッセル車みたい」「ワイルドかわいい」の声
「Lチキひとつ」 → 買った物をよくみると? コンビニで犯したありがちな間違いを描いた4コマに「あるある」「逆もある」
11歳で完成してる! 河北麻友子、10万人のトップに立った“国民的美少女”ショットに反響
ルーフから赤色灯がひょっこり 埼玉県警、スバル「WRX S4」覆面パトカー3台を追加導入!? Twitterにアップされた目撃情報が話題に
嵐山の猿にマジックを見せてみたら…… 100点満点のリアクションをするお猿さんが面白かわいい
「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
吉良吉影を切り絵で再現 → 偶然にも影の形が川尻浩作!? ジョジョ第4部の秘密を写す奇跡の一枚
これがロシア式V12エンジン 4気筒エンジンを3つ合体させた悪魔的カスタムカーが爆誕
ビリー・アイリッシュ、唐突なミニスカ&ルーズソックス姿を公開にファン騒然「呼吸の仕方を忘れるレベル」「本物の足……!?」
先週の総合アクセスTOP10
- 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
- 「これは妙案」「明日の朝はこれ」 “レジ袋1枚”でできるフロントガラス解氷テクに目からウロコ
- 「なんて美人」「ずっと憧れの女性」 高岡早紀、長男が生まれた23年前の“プレママ”姿にファンほれぼれ
- USJ「スーパー・ニンテンドー・ワールド」サイトに非公式マリオ画像を使用 画像が差し替えに
- 「水道管が凍らないようにちょろちょろ水を出しておいた」のに大寒波で水道凍結!? 災難に見舞われた人救おうと有益情報集まる
- 「いつの間にか同じ背丈に」 179センチの冨永愛、ぐんぐん成長する14歳の息子と並ぶ親子ショットに驚きの声
- オンライン飲み会中に席を外したら…… 猫ちゃん乱入で今日イチの盛り上がりを見せた様子がうらやましい
- 「実はUSB Type-C端子には表裏がある」 Twitterで話題の豆知識、PC周辺機器メーカーに詳細を聞いた
- 元「うたのおにいさん」今井ゆうぞうさんが脳内出血で急逝 生前最後のブログには“目の異常な充血”
- 「ヤバい、人生で一番太ってます」 ゆきぽよ、“ぽよぽよおなか”で臨んだRIZAP初日の体重公開
先月の総合アクセスTOP10
- 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
- 井上咲楽、“太眉”を人生初カットで別人に 「可愛いすぎます」「さらにファンになりました」と大反響
- 元「うたのおにいさん」今井ゆうぞうさんが脳内出血で急逝 生前最後のブログには“目の異常な充血”
- 2021年夏の祝日、東京五輪で変更 カレンダーの更新を
- 太眉卒業した井上咲楽、美しさ光るアップショットに大反響 「大人っぽーい」「すっかり美しい路線に」
- 「逃げ場のない恐怖」「爆発音で目が覚めた」 JAL904便がエンジントラブルで緊急着陸、乗客が撮影した映像が怖すぎる
- マックポテト「Mサイズのみ」味が変との声がネットであがる マクドナルドに話を聞いた
- 「これは天才」「来年のノーベル賞候補」 ホットサンドメーカーで焼く「ホットサンドケーキ」が悪魔的サクサク感で話題に
- 保護した子ネコに「寂しくないように」とあげたヌイグルミ お留守番後に見せた子ネコの姿に涙が出る
- アロンアルフアは5秒で接着→「時間が余ったので猫動画をご覧ください」 15秒CMのペース配分がおかしい