やっぱり対人戦がアツかった――「メテオスオンライン」クローズドβテストに参加してみました(2/2 ページ)
クローズドβ、デビュー戦体験談
それでは体験リポートといこう。クライアントソフトのダウンロードを終え、ゲームスタート! まずは男性、女性、子供からプレイキャラクターを選ぶ。次は母星(メインステージ)の選択。横列の数や落下速度の違う惑星の3種類から「ゆったりしていてマイペースなプレイに向いている」という水の惑星オレアナに決めた。ちなみに、母星は後から素材を合成して惑星を作り、変更することも可能だが、最初は落下スピードが遅いオレアナか列の数が少なく守りやすいファイアムがいいのでは、と思う。
2つを決定したらロビーへ。いきなり対戦してもいいが、まずは練習モードで感覚をつかむことにした。初戦でボコボコにされるのはゴメンだ。
結構自信がついたところで初心者サーバへGO。「バトルロイヤル」、「TEAM 3on3」など、いくつものルームが並んでいた。ひとまず空きがあったバトルロイヤルへ入室。うーん、緊張する。中に入るとさらに細かいルールが表示されていた。“ブロック移動操作:ヨコ移動あり、滅亡ルール:フェニックス”(“フェニックス”とは、制限時間内の滅亡数で順位を競うルール。“一発滅亡”は1度死んだらそこで終わり)。ここでは人を待っている間にチャットもできる。アイテムの使い方などを教え合っている場面にも遭遇した。これがオンラインのいいところだ。
ルールも申し分ないので、「Ready」を押して戦闘開始。対戦プレーヤーは6人と満員御礼だ。最初の2分は順調そのもの。メテオを次々とそろえ、何度も全消しをする。
メテオを大気圏外まで打ち上げると、他人に攻撃メテオを送れるのだが、Tabキーでターゲットを切り替えられると後で分かった。これは意外と重要。他プレーヤーの状態も画面には表示されており、ギリギリまで積み上がっている人のところに攻撃メテオを送ってとどめを刺すのがいいらしい。しかし、筆者は初回ではそんなことはつゆ知らず。切り替え忘れてずっと同じ人にお邪魔を送ってしまったようだ。被害にあった人、すまぬ……。1位のプレーヤーや瀕死のプレーヤーなど、狙いをつけてうまく振り分けてほしい。
途中まではいいペースできたものの3分過ぎると、メテオが降ってくるスピードが格段に増す。相手からのお邪魔メテオもダメを押し、とうとう端の一列が画面の上端に到達してしまった! 鳴り響く警戒音とキャラクターのうめき声。顔ウィンドウを囲む黄色いライフゲージもガンガン削れていく。ここで焦ってはダメだ! 自分に言い聞かせるように頭を冷静に保ち、詰まれた列の最下段のメテオを3つそろえる。乗っているメテオが多いせいか、落ちてくるのも早い。準備している余裕もないので、目に付いたところから瞬時に連鎖を組む。まずい、見つからない。もう死ぬのか!? と諦めかけた瞬間、奇跡的に隣のメテオと連鎖、ついにすべての列のメテオの打ち上げに成功した。敵から降ってくるメテオをはね返して気分はスッキリ。どうだ、見たか!!
しかし、この時点で1位に立ってしまったためか、他プレーヤーからの攻撃が相次ぐ。厳しかったのはアイテム攻撃の「スポットライト」。突然画面が暗くなり、ピンスポットのように一部分しか見えない。うぉー、カ、カーソルはどこだ!? と大パニック。さらにいやらしいのが新規攻撃パターンの「ダークマター」。これは上からメテオを壊しながらドーンと落ちてくる。せっかくデカくした塊を二分割されるのは痛い。しかも一番下に到達すると今度はまったく動かせない死に石になってしまう。邪魔すぎる。粘りに粘ったが、とうとう4分を前に1度死んでしまった。
そのあと、もう一度打ち上げのサイクルを軌道に乗せるが残り20秒というところでまたしても滅亡……。大きな塊を作ることにこだわりすぎたのが敗因だ。最後の30秒は単発でもいいから打ち上げに集中すべし。
そして、あっという間に5分が終了した。千本ノックを受けているみたいで、息をするのも忘れてしまう。時間が過ぎるのが早い。結果は……、6人中4位。よく見ると、優勝者の人も1度死んでいる。ラストに粘っていればスコア勝負になったのに……。こうしてホロ苦いデビュー戦は終わった。
やっぱり1人よりも多人数で遊ぶと楽しさの質が違う。最初のうちは自分のプレイで精一杯だが、慣れてくると相手の様子を見る余裕もできて、ゲームに深みが増す。初心者は何度死んでもOKなバトルロイヤルのフェニックスで遊ぶのがオススメ。慣れてきたらチーム戦で仲良く遊ぼう。
オンライン化で再び光が当たる
結論から言えば、隠れた名作だったメテオスがこうしてオンライン化され、再び注目を浴びるのはとても素晴らしいことだ。ニンテンドーDS版の一部のファンからは、変更点についての異論も聞かれるが、このオンライン化をきっかけに本家のDS版をプレイしたいという人も多数出てくるのでは、と思う。そうなればニンテンドーDS版の続編が出る可能性も高まるだろう。
今後は良作ゲームが無料でオンライン化され、再び脚光を浴びるというパターンが続くかもしれない。メテオスがその好例になることを願う。
(C)BANDAI/NBGI 2005 All Rights Reserved
※画面はクローズドβテスト時のものです。
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