108枚の麗しき画像で煩悩を消し去れ――ハイデフで進化した女神たちの魅力に迫る「DEAD OR ALIVE XTREME 2」「DEAD OR ALIVE XTREME 2」レビュー(1/11 ページ)

格闘ゲーム「DEAD OR ALIVE」シリーズの女性キャラクターたちと、楽しくも魅惑的なバカンスを楽しめるゲームが登場。その魅力であるセクシーさを検証していく。果たして本作は、Xbox 360の起爆剤たりえるだろうか?

» 2006年12月07日 00時02分 公開
[板東篤,ITmedia]

 人には、108つの煩悩(ぼんのう)があると言われている。この煩悩を消す除夜の鐘は、年末の風物詩として有名だ。そんな煩悩を打ち消すどころか、増大させまくりなソフト「DEAD OR ALIVE XTREME 2」がXbox 360に登場した。まずは、ざっと概要を説明しよう。

 本作は、格闘ゲーム「DEAD OR ALIVE」シリーズの女性キャラクター9人と、南の島でバカンスを楽しめるスポーツゲーム。水着を着た魅力タップリなキャラクターたちの艶姿を拝みつつ、ビーチバレーをはじめとしたミニゲームを楽しめるのだ。

 ちなみに、「DEAD OR ALIVE」の男性キャラはほとんど登場しない。この楽園を作り上げたザックのみ、オープニングムービーやゲーム内通貨“ザック”として登場するぐらいだ。あとは、カジノのスロット「ティナ台」の絵柄で、バースが登場するくらいだ。

ハイデフ万歳再び! 驚愕の映像美をその目で見よ

ごらんの通り、映像面での進化は申し分なし。キャラクターもそうだが、背景のクオリティも非常に高い

 前作「DEAD OR ALIVE Xtreme Beach Volleyball」が登場してから、早くも4年。ハードもXboxからXbox 360へと変わり、どのように進化したのか。まずは、もっとも気になる部分である、映像面に注目していこう。

 大きなポイントは、Xbox 360のセールスポイントでもある、D4画質へ対応したこと。解像度が増大し、より精細に描写される画像は、圧巻の一言だ。エフェクト関係で大きく目立つのは、セルフシャドウ(キャラクターの身体へ落ちる影)が採用されたことだろう。身体の質感やリアリティが増し、より魅力的になったのだ。

 本作の影の主役である、300着以上の水着にも注目したい。これらの作り込みはハンパなく、どれも強烈に高いクオリティを誇っている。特にテクスチャーの解像度が非常に高く、カメラを限界まで近づけても、模様が全くボヤけないのは、正直「どこまで作り込んでいるんだ!」と驚いたほどだ。

 また、各キャラクターのスタイルが変化したことも注目したい。前作に比べ、特にあやねとかすみの2人が成長めざましいのだ。

 また、日焼けのあとが残る新システムも、忘れてはならない。日焼け自体は前作でもあったが、本作では、水着で覆われた部分は日焼けしないように進化(?)した。たとえば、あやねにスクール水着を着せて5日ほどバカンスし、続いて露出度が高い水着に着替えれば、水着のあとがクッキリ残ったドセクスィーな状態になっている。どんな日焼けあとをつければ、よりセクシーになるのか、あれこれ試行錯誤するのがまた楽しい。もうテクモには足を向けて寝られない。

ここまでアップにしても、レースの詳細な模様がぼやけることはない。生地の質感にも要注目だ
サンタンローション(日焼けローション)を使って5日ほど肌を焼くと、こんな感じになります

水着を渡したその直後は、天国と地獄の分かれ道

 続いて、基本システムに触れていこう。本作には9人の人気女性キャラクターが登場し、そのうちの1人になりきって、バカンスを楽しむことができる。ビーチバレーやマリンレース、ぴょんぴょんゲームといったトロピカルアクティビティ(いわゆるミニゲーム)で遊んだり、島のいろいろな場所でのんびりしながら2週間を過ごす。

 ビーチバレーなどのミニゲームに勝利すると、島内通貨である“ザック”が賞金としてもらえる。水着のほか、マニキュアやリボンといったアクセサリーなどは、このザックで購入するのだ。そのため、ミニゲームでザックを稼ぎ、お目当ての水着を購入して着替え、グラビアでキャラクターをながめて楽しむのが、基本的なプレイスタイルとなる。

 さてこの水着、合計で300種類もあり、デザインも非常に多種多様。前作で物議を醸し出したというか、強烈な露出度でみんなが夢中になった“ヴィーナス”をはじめ、今なお根強い人気を誇るセーラー服風の水着“さくら”や、体操服風の水着“ココナッツ”、チャイナ服風の水着“スラッシュ”など、普通のコスチュームにしか見えないような水着もふんだんに取りそろえられている。お気に入りのキャラクターに、好みの衣装を着せて楽しめるのが、本作の最大の魅力であろう。

ラッピングしたアイテムを、ほかのキャラクターにプレゼントできる。これを繰り返して、お目当てのキャラクターに水着をたくさん集めさせるのだ

 この300種類の水着は、キャラクターごとに買える種類が決まっているのがポイントだ。例えば、チャイナ服“スラッシュ”はレイファンでしか買えなく、体操服“ココナッツ”はこころをプレイしているときしか、ショップに並ばないといった具合だ。

 じゃあ、あやねに“スラッシュ”や“ココナッツ”を着せたい&見たいときはどーすんの? という話になると思う。そんなときは、レイファンやこころでプレイして、あやねに水着をプレゼントすればよいのだ。ただし、確実に受け取ってくれるわけではない。

 各キャラクターには、本編の「DEAD OR ALIVE」に基づいた“なかよし度”と、水着の好みが設定されている。好かれていないキャラクターから、好みではない水着を渡しても、「何をたくらんでるの?」なんてセリフとともに突っ返されてしまう。お目当ての水着であるほど、拒否されたときのガックリ感と失うザックは大きいが、そのぶん、受け取ってもらえたときの感動と興奮は筆舌に尽くしがたい。3度目にしてヒトミに“ココナッツ”を受け取ってもらえたときは、思わずガッツポーズをし、さらに知り合いにメッセンジャーで自慢してしまうほどうれしくなるのだ。

 ちなみに前作では、渡した水着が気に入られなければ、夜中に水着をゴミ箱に捨てられてしまうという、通称「ゴミ箱システム」が採用されていた。せっかく何度もバレーを繰り返してザックをため、やっとの思いで買った数々の高級水着をポイッと捨てられたときの落胆は、多くのユーザーの心にトラウマを残したほどだ。

 対する本作では、この「ゴミ箱システム」が廃止され、変わりにその場で返されるようになった。ずいぶん難易度が下がったように思われるが、返された水着を再び渡すためには、じつは再ラッピングする必要があるのだ。再ラッピングにかかる費用は、水着の半額と非常に高価で、なんというか、世の中やっぱりそう甘くはないのである。

 また、水着を渡したとき、運が良ければ“魔女っこシステム”が発動する。これは、まるで魔法少女の変身のごとく、その場で水着に着替えてくれ、さらにその水着を気に入ってくれるというありがたいシステムだ。「悪くないじゃない」とツンデレ風に喜ぶあやねを見ていると、大変幸せな気持ちになれるのは、筆者だけではないハズだ。ちなみに本レビューの例えであやねがやたら登場するのは、単純に筆者の好みだからだ。

“魔女っこシステム”が発動すると、ハートを振りまきながらクルッと一回転して、その場で水着に着替えてくれる
好みの水着に着替えてくれるのもうれしいが、好きなキャラクターが喜んでくれること自体も大変うれしい
       1|2|3|4|5|6|7|8|9|10|11 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2410/05/news022.jpg 「クレオパトラみたい」と言われ傷ついた55歳女性→カット&パーマで大変身! 「本当にびっくり」「素敵なマダムに」
  2. /nl/articles/2410/05/news040.jpg 伝説の不倫ドラマ「金曜日の妻たちへ」放送から41年、キャストの現在→75歳近影が「とても見えません」と話題
  3. /nl/articles/2410/02/news116.jpg 余りがちなクリアファイル、“じゃないほう”の使い方で食器棚がまさかのスッキリ 「目からウロコ」「思いつかなかった!」と反響
  4. /nl/articles/2410/05/news023.jpg 七五三で刀を持っていた少年→20年後には…… “まさかの進化”に「好きなもの突き進んでかっこいい!」
  5. /nl/articles/2410/05/news018.jpg 野良猫が窓越しに「保護してください」と圧をかけ続け…… ひしひし感じる強い意志と表情に「かわいすぎるw」「視線がすごい」
  6. /nl/articles/2410/05/news012.jpg 「あのお客さんに幸あれっ!」 小銭の出し方が完璧な“神客”にレジ店員感激 会計がスムーズになる配慮が参考になる
  7. /nl/articles/2410/04/news048.jpg 「こういうの好き」 割れたコップの破片を並べたら…… “まさかの発想”で息を飲むアート作品に 「すごいセンス良い」「前向きな考え」
  8. /nl/articles/2410/04/news040.jpg 50代女性「モンチッチみたいにしてほしい」→美容師がプロのワザを見せ…… 別人級の変身に「めっちゃお洒落」「すごい!」
  9. /nl/articles/2410/04/news025.jpg 「これが免許証の写真???」 コスプレイヤーが公開した“信じられない”免許証が話題 コスプレ姿との比較に「両方とも可愛いすぎる」
  10. /nl/articles/2410/05/news032.jpg 大型犬が18年間、ドアを開け続けた結果……そうはならんやろな驚きの末路に「どうしたらこんな風になるのよ」の声
先週の総合アクセスTOP10
  1. ネットで大絶賛「ブラウニー」にカビ発生 業務スーパーに7万箱出荷…… 運営会社が謝罪
  2. 「全く動けません」清水良太郎がフェスで救急搬送 事故動画で原因が明らかに「独りパイルドライバー」「これは本当に危ない!!」
  3. トラックがあおり運転し車線をふさいで停車…… SNSで拡散の動画、運転手の所属会社が謝罪
  4. 「ヤヴァすぎる!!」黒木啓司、超高級外車の納車を報告 新車価格は5000万円超 2023年にはフェラーリを2台購入
  5. そうはならんやろ “ドクロの絵”を芸術的に描いたら…… “まさかのオチ”に「傑作」の声【海外】
  6. 「ウソだろ?」 ハードオフに3万円で売っていた“衝撃の商品”に思わず二度見 「ヤバいことになってる」
  7. 「結局こういう弁当が一番旨い」 夫が妻に作った弁当に「最強すぎる!」「絶対美味しいビジュアル」
  8. “メンバー全員の契約違反”をライブ後に発表 異例の脱退騒動背景を公式が釈明「繋がり行為などではなく」
  9. 「言われる感覚全く分からない」 宮崎麗果、“第5子抱いた服装”に非難飛び……夫・黒木啓司は「俺が言われてるのかな?」
  10. 大沢たかお、広大プールを独り泳ぐ“バキバキ姿”が絵になり過ぎ 盛り上がる筋肉の上半身に「50代とは思えない」「彫刻みたい」
先月の総合アクセスTOP10
  1. “緑の枝付きどんぐり”をうっかり持ち帰ると、ある日…… とんでもない目にあう前に注意「危ないところだった」
  2. 「しまむら」に行った58歳父→買ってきたTシャツが“まさかのデザイン”で3万いいね! 「同じ年だから気持ちわかる」「欲しい!」
  3. 友人に「100円でもいらない」と酷評されたビーズ作家、再会して言われたのは…… 批判を糧にした作品が「もはや芸術品」と490万再生
  4. 高校3年生で出会った2人が、15年後…… 世界中が感動した姿に「泣いてしまった」「幸せを分けてくださりありがとう」【タイ】
  5. 「ま、まじか!!」 68歳島田紳助、驚きの最新姿 上地雄輔が2ショット公開 「確実に若返ってる」とネット衝撃
  6. 荒れ放題の庭を、3年間ひたすら草刈りし続けたら…… 感動のビフォーアフターに「劇的に変わってる」「素晴らしい」
  7. 食べた桃の種を土に植え、4年育てたら…… 想像を超える成長→果実を大収穫する様子に「感動しました」「素晴らしい記録」
  8. 「天才!」 人気料理研究家による“目玉焼きの作り方”が目からウロコ 今すぐ試したいライフハックに「初めて知りました!」
  9. 「エグいもん売られてた」 ホビーオフに1万1000円で売られていた“まさかの商品”に「めちゃくちゃ欲しい」
  10. 義母「お米を送りました」→思わず二度見な“手紙”に11万いいね 「憧れる」「こういう大人になりたい」と感嘆の声