長い長い「ストリートファイターII」の話ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(1/3 ページ)

連載35回めにして初めて、カプコンのゲームを取り上げます。「ストリートファイターII」です。とにかく書きたいことがいっぱいあるので、特に文章全体の分量やまとまりなどは考えずに、思いつくままに書いてみました。

» 2007年01月12日 00時00分 公開
[ゲイムマン,ITmedia]

春麗は今、何歳か?

画像 あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします。今回は格闘ゲームを取り上げるので、昨年の大みそかに格闘技イベントが行なわれた、さいたまスーパーアリーナで写真を撮りました

 「対戦格闘ゲーム」という新たなジャンルを確立した「ストリートファイターII」(カプコン)。

 1991年、アーケードに登場して大ヒット。翌1992年にはスーパーファミコンに移植され、290万本(「2006 CESAゲーム白書」)ものセールスを記録した。

 このスーパーファミコン版は、昨年12月2日、Wiiの発売とともにバーチャルコンソールで配信が始まった。もしかしたら、Wiiで初めてこのゲームに触れる人もいるかもしれない。

 そしてオープニングデモを見て、「あれ?」と思った人もいるかもしれない。

 スーパーファミコン版のオープニングデモでは、各ファイターのプロフィールが表示される。その中にはそれぞれの誕生日も書かれているのだが、生まれた年がみな、かなり昔なのだ。

画像 画面はスーパーファミコン版。リュウとケンが使う波動拳は、このゲームを代表する必殺技の1つ
画像 春麗のプロフィール。全ファイターの中で唯一、体重を公表していない
画像 こちらはリュウのプロフィール。「クモは昆虫じゃない」というツッコミが、当時のゲーマーのお約束だった

 例えばリュウは昭和39年(1964年)生まれ。スーパーファミコン版発売当時は27歳だったが、今42歳だ。

 ケンはリュウより1歳年下の41歳。最年長のダルシムは、何と54歳。

 ああそして、紅一点のファイターで、当時絶大な人気を誇った春麗(チュンリー)は1968年生まれ。とうとう38歳になってしまったのだ。

 架空のキャラクターでありながら、生まれた年が設定されたのが悲劇だった。いまやファイターたちは30代後半から50代。おじさんおばさんばっかりだ。

 といっても、38歳の春麗がどんな姿になっているのか想像がつかないので、1968年生まれの有名人にどんな人がいるか、調べてみた。

 春麗は1968年3月1日生まれだが、その1日前、2月29日に生まれたのが、あの飯島直子さん。

 ほかにも同い年の有名人には、菊池桃子さん、鈴木京香さん、小島奈津子さんなど、きれいな女性が多い。

 ……なんだ、じゃあ春麗もまだ若いのか。

 ちなみにリュウの誕生日は、内村光良さんと1日違い。阿部寛さんや堤真一さん、岸谷五朗さん、高知東生さんとも同い年だ。

 ケンは南原清隆さん、ヒロミさんと1日違い。先頃引退したアーネスト・ホースト選手も同い年だ。

 ブランカ(1966年)に至っては、佐々木健介選手や高山善廣選手、ボビー・オロゴンさんといった、現役のプロレスラー・格闘家と同い年である。

 そう考えると、全員まだまだ若い。ファイターを十分続けていける年齢なのだ。

 ……リュウは温水洋一さんやイジリー岡田さんとも同い年、ケンは江頭2:50さんとも同い年だが、それについてはこの際触れないでおこう。

「バトル・オブ・ストII」の結末が気になる

 「ストリートファイターII」の前作「ストリートファイター」は、1987年、アーケードに登場した。「II」と違って、1人プレイでプレイヤーが操作できるのはリュウ1人だった(2人対戦ではリュウ対ケンになる)。

 そしてこのゲーム最大の特徴は、筐体に巨大なボタンが2個ついていて、これを押す強さに応じて、リュウの出す技も弱中強の3段階に変化することだ。

 ちなみに「ファイティングストリート」というタイトルで、PCエンジンに移植されている。CD-ROMシステム「CDロムロム」のローンチタイトルだった。

 アーケードでは、巨大なボタンを使う代わりに、3段階の攻撃をそれぞれ別のボタンに割り振った、テーブル筐体もあった。パンチボタン3つにキックボタン3つ。1レバー+6ボタンという、珍しいコントロールパネルの誕生である。

 「ストリートファイターII」は、初めからこの6つボタンスタイルで登場した。前作と違って、8人の個性的なファイターの中から、使用キャラを選ぶことができる。8人はスピードもリーチの長さも、1つ1つの動きも違う。

画像 プロレスVS相撲の異種格闘技戦。関節技がないのは、レスラーにとってはキツいルールか

 K-1グランプリが始まる1993年より以前、異なるスタイルの格闘技同士での戦いといえば、アントニオ猪木さんに端を発する“異種格闘技戦”のイメージが、まだ強かったような気がする。どの選手が、というより、どの競技が最強なのかというところに、ファンの興味は集まっていた。

 その雰囲気が、「ストリートファイターII」にも表れているように思う。登場するファイターの会得した格闘技が、空手に相撲、プロレス、中国拳法、マーシャルアーツ、ボクシング、ムエタイなど。立ち技系の格闘技は、ひと通り網羅されていた。

 まあ、中にはヨガとか野生児とかサイコパワーとか、変なのもあるが。

 ルールは立ち技主体だが、投げ・つかみ有。システム上、ガードだけしていればほぼノーダメージだったので、ガード崩しのために投げを取り入れたと思われる。

 もっとも、かみつきとか、火を吐くのとかもOKというのは、いちばんルールがゆるかった頃のUFCよりすごい。

 ファイターはそれぞれ、個別の必殺技を持っている。

 もともと前作の隠し技から発展しているためか、必殺技を出すには、ちょっと複雑なレバー操作を必要とする。

 私も今でこそ、「レバー下、右下、右、パンチ」、いわゆる波動拳コマンドくらいなら難なく出せるが、最初はパンチボタンを押すタイミングがつかめず、技が全然出なかった。

 そのために、使用キャラをダルシムから春麗に変えたくらいだ。春麗は必殺技のコマンドが比較的簡単だし、1人プレイならそれほど必殺技を使わなくても済む。当時の「マイコンBASICマガジン」に攻略法が載っていたが、投げ技だけ狙っていけば、かなり進めるのだ。

画像 いまや、猫ひろしさんのギャグとしてもおなじみの昇龍拳
画像 春麗の百裂キックは、キックボタンの連打で出せる

 マイコンBASICマガジンといえば、「バトル・オブ・ストII」という連載小説が忘れられない。

 同誌のライター・編集者による「ストリートファイターII」のリーグ戦を、多少フィクションを交えて小説にしたもので、予想外にエドモンド本田が活躍したり、“リュウ・ケン部屋”が結成されたり、プレイヤー自身がブランカになりきったりと、すごくおもしろかった。

 ただ残念ながら未完に終わり、誰が優勝したかは今でもわからない。

 昨年は、「カプコン クラシックス コレクション」の収録作として、「ストリートファイターII」がプレイステーション 2でも遊べるようになったし、暮れには前述のとおり、Wiiのバーチャルコンソールにも収録された。だから「バトル・オブ・ストII」を完結させるなら今だと思うんですけど、山下章先生、いかがでしょうか?

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2405/23/news213.jpg YUKI、大胆なスリット入った近影に驚きの声 「52歳なの意味わからんな」「ここまで変わらないって本当凄い」
  2. /nl/articles/2405/23/news036.jpg 【今日の計算】「9−9×9+9」を計算せよ
  3. /nl/articles/2405/24/news017.jpg 猫の見た事ない姿に「未だかつてこれ以上の2度見は見た事がありません」「可愛すぎて10回見た」 爆笑の瞬間が640万再生
  4. /nl/articles/2405/23/news204.jpg 「天才現る」 “富士山ローソン”を迷惑かけず撮影できる!? “持ち運べるローソン”が「商品化して」と話題
  5. /nl/articles/2405/24/news143.jpg 清原翔、約4年ぶりの“顔出しショット”が雰囲気変わりすぎて「別人みたい」 脳出血&3回手術後初のヒゲ解禁姿に「ポニテかわいい」「いい感じにダンディ」
  6. /nl/articles/2405/24/news135.jpg “元めちゃイケ”三中元克、卒業後8年で見た目もスキルも「別人レベル」になっていた “クビ体験”披露する貫録たっぷりの姿に共演者「元力士」「迫力ある」
  7. /nl/articles/2405/24/news128.jpg hitomi、48歳を迎え“急激な変化”に驚き 「少ないと思っていたんだけど」「48歳だもんね〜」
  8. /nl/articles/2405/24/news020.jpg 1歳妹の「いってらったぁい」に小学生兄がもん絶して…… かわいいが連鎖する朝の光景に「かぁぁぁって声でた」「朝からホンワカ」
  9. /nl/articles/2405/24/news026.jpg 「そんなバカな」 喫茶店で“ウインナー・コーヒー”を注文→出てきた予想外の商品に驚がく「ちょっと動揺」
  10. /nl/articles/2405/22/news098.jpg 「最高過ぎる」「すげー!」 ChatGPTに“手書きメモ”をアップすると…… 仕事がはかどる“衝撃の機能”に歓喜の声
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「現場を知らなすぎ」 政府広報が投稿「令和の給食」写真に批判続出…… 識者が指摘した“学校給食の問題点”
  2. 「二度と酒飲まん」 酔った勢いで通販で購入 → 後日届いた“予想外”の商品に「これ売ってるんだwww」
  3. 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
  4. 「なぜ今になって……」 TikTokで“15年前”の曲が大流行 すでに解散の人気バンド…… ファン驚き 「戸惑いが隠せない」
  5. どういう意味……? 高橋一生&飯豊まりえの結婚発表文、“まさかのタイトル”に「ジワる」「笑ってしまう」
  6. サーティワンが“よくばりフェス”の「カップの品切れ」謝罪…… 連日大人気で「予想を大幅に上回る販売」
  7. “世界一美しいザリガニ”を入手→開封して見ると…… 絶句を避けられない姿と異変に「びっくり」「草間彌生作のザリガニみたい」
  8. 「誰かと思った」 楽天・田中将大の“激変した風貌”にファン驚き…… 「一瞬わからなかった」
  9. 複数逮捕&服役の小向美奈子、“クスリ”に手を出した理由が壮絶すぎ……交際相手の暴力で逃亡も命の危機 「バレてバルコニー伝って入られて」
  10. 耐火金庫に“溶岩”を垂らしてみたら…… “衝撃の結果”に実験者も思わず「なんだって!!!」と驚愕【海外】
先月の総合アクセスTOP10
  1. 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
  2. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  3. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  4. 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
  5. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  8. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  9. 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
  10. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評