金のブロックに泣かされた「アルカノイド」:ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(1/3 ページ)
連載第55回は、「アルカノイド」(タイトー)。もともとブロックくずしのリメイクという形で作られたゲームですが、個性的なアレンジで好評を博しました。そして現在に至るまで、このゲーム自体が何度もリメイクされているのです。
箱がでかい
beside gamesというサイトの仕事で、「アルカノイドDS」をプレイした。
サクサク進むことができて、気持ちいい。besideにも書いたが、バウス(自機)の後ろにバリアが張られており、3回まではボールを受け損ねてもOK。1ラウンドクリアするごとにバリアは回復するし、ゲームオーバーになっても、コンティニューはそのラウンドの頭からできる。
「アルカノイドDS」をプレイしているうちに、「アルカノイド」のほうもやりたくなってきた。わたしはかつてのアーケード版「アルカノイド」に対して、ちょっと苦手意識があったのだが、DS版でこれだけ順調に進めるんだから、今「アルカノイド」をやったら、昔よりうまくプレイできるかもしれない。
ただ、アーケード版には昔けっこうハマっていたものの、ファミコン版は持っていなかった。そこで、前回の記事で使う写真を撮ったついでに、秋葉原でファミコン版「アルカノイド」を探してみた。運良く見つかって購入できたのだが、箱が大きくて、カバンに詰めたらカバンがパンパンになった。
なぜそんなに箱が大きいかというと、ダイヤル式コントローラーが同梱されていたからだ。通常のコントローラーでも操作はできるのだが、アーケード版の操作感を再現するために、専用コントローラーつきで発売されたのだ。
「アルカノイド」(タイトー)は、1986年アーケードに登場。同年末、ファミコンに移植された。
テレビゲーム黎明期の、「ブレイクアウト」(アタリ、1976年)に端を発する、いわゆる“ブロックくずし”ゲームを、現代風(といっても1980年代だが)にアレンジしたもの。1980年代ではすでに、ダイヤル式コントローラーを使うゲームは珍しくなっていたが、往年のブロックくずし同様の操作感を再現するため、あえてこの操作系が採用された。
現代風アレンジの1つが、ストーリー設定をつけたこと。
光子力宇宙母船「アルカノイド」が、小型戦闘機の攻撃を受けた。敵を追うため発信したスペースクラフト「バウス」は、敵の異次元迷宮に捕らえられてしまう。バウスを操作して、エナジーボールでスペースウォールを破壊し、異次元から脱出するのが、このゲームの目的だ。
この設定に基づいて、グラフィックや効果音が、SFチックになっている。アーケード版には簡単なオープニングデモもあった。
パワーアップアイテムを使い分けよう
ゲームをスタートする。画面を一見すると、普通のブロックくずしだが、最初のラウンド(面)から多くのアレンジが盛り込まれている。
まずは、ブロックを壊すと出現する、パワーアップアイテムの存在。落ちてくるアイテムをバウスで拾うと、効果が現れる。
アイテムは全部で7種類。ボールを遅くする「スピードダウン」、ボールをバウスにくっつけて、好きな所で離せる「キャッチ」、バウスの長さが1.5倍になる「エキスパンド」、ボールが3つに増える「ディスラプション」、出口が開いてラウンドクリアとなる「ブレイク」、残りのバウスが1機増える「プレイヤーエクステンド」。
そしてとりわけ役に立つのが「レーザー」。ボタンを押すとバウスからレーザー砲が発射され、ブロックを次々と壊していくのだ。ボタンを連打すれば、あっという間にラウンドクリアできる。
ただしレーザーに気を取られて、ボールを落としてしまったら、バウスは1機減り、レーザーも撃てなくなる。ブロックを狙ってレーザーを撃ちながらも、ボールの行方はしっかり目で追っていく必要がある。
それから、レーザー、キャッチ、エキスパンドなどの効果は、次に別のアイテムを取ったら消えてしまう。欲しくないアイテムを間違って取ってしまわないよう、避けるのが意外に難しい。
(1980年代における)現代風のアレンジ、次は“面クリア”の要素だ。
1970年代のブロックくずしも、ブロックを全部消すとまた新たにブロックがセットされるが、その配列は最初と同じで、以降も同じ面が繰り返し現れるだけだった。
これに対し「アルカノイド」では、バラエティ豊かな配列のラウンドが、全33面用意されている。もちろんブロックの配列も、ラウンドごとに違う。アイテムもラウンドによって、役に立ったり立たなかったりするので、そのラウンドに合ったアイテムを選ぶことが重要だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
天皇皇后両陛下と愛子さま、“仲むつまじいショット” 女性皇族「ティアラ」にも注目…… 80万いいね
-
目からウロコな“ビニール袋のたたみ方”が100万再生 超便利な“裏技”に「こっちの方が絶対いい」
-
「目がバグる」 どこからどう見ても“平面”にしか見えない千葉のビルが話題 投稿者にその後を聞いた
-
“100歳おばあちゃん”の朝食作りに密着したら……驚きの姿と「最高の朝食」に大反響 2024年ねとらぼで読まれた【レシピ記事トップ5】を紹介
-
「WEST.」、メンバー結婚発表から“YouTube登録者2万人減” 目標の100万人を突破したばかりだった
-
サバの腹に「アニサキス発見ライト」を当てたら……? 衝撃の結果に「ゾワっとした」「泣きそう」と悲鳴 その後の展開を聞いた
-
「昔はモテた」と話す母→全然信じていない息子だったが…… 当時の“異彩を放つ姿”に驚き「わぁ!」「とても魅力的」【海外】
-
白髪でやる気がわかなくなった女性、“白髪手術“したら…… “二度見必至な若返り”に「ビックリ」「凄い変わり様」
-
「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」→こだわり満載の完成品に「すごすぎて意味わからない」と大反響 2024年に読まれたハンドメイド記事トップ5
-
【今日の難読漢字】「業平橋」←何と読む?
- 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
- 大谷翔平、妻・真美子さん妊娠公表→エコー写真に“まさかの勘違い” 「デコピン妊娠?」「どう見てもデコピンで草」
- 「すごい漢字!」 YouTuberゆたぼん、運転免許証公開 「本名の漢字」に衝撃の声続々
- 「麻央さんにそっくり……」 市川團十郎の11歳息子・勸玄の成長ぶりに驚きの声 「大きくなってる!」「すでに貫禄がある」
- チェジュ航空社長、日本語で謝罪 犠牲者は170人以上との報道 公式サイトは通常のオレンジからブラックに
- 「スマホ入荷しました」 ハードオフ店舗がお知らせ→まさかの正体に大横転 「草しか生えない」
- 母「昔は数十人もの男性の誘いを断った」→娘は信じられなかったが…… 当時の“想像を超える姿”が2800万再生「これは驚いた」【海外】
- 毛糸で作ったお花を200個つなげると…… “圧巻の防寒アイテム”完成に「なにこれ作りたい……!!」「美しすぎる!」と100万再生【海外】
- 「思わず泣きそう」 シャトレーゼの“129円クリスマスケーキ”に衝撃 「すごすぎない!?」「このご時世に……」
- 「デコピンを抱き寄せたのはもしかして」 妻・真美子さん第1子妊娠発表で大谷翔平の発言と行動に再注目 「“もう帰る?”は気遣っていたのかも」
- ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
- パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
- 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
- ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
- 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
- フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」