金のブロックに泣かされた「アルカノイド」:ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(3/3 ページ)
手ごわいラウンドにはニューディスラプション
1988年、ファミコン版「アルカノイドII」発売。前年にアーケードに登場した「アルカノイド リベンジオブDOH」に加え、ブロックをレイアウトできる「エディットモード」や、人対人、または人対コンピューターで対戦のできる「VSゲーム」が収録されている。
VSゲームでダイヤルコントローラーを使って2人対戦ができるよう、「アルカノイドII」の付属コントローラーに、「アルカノイド」のコントローラーをつなげることが可能となっている。
「リベンジオブDOH」には、新たなアイテムがいくつか登場する。バウスが2つになる「ツイン」や、バウスが動く際に残像がつき、その残像でもボールを打ち返せる「イリュージョン」など。
中でも特に強力だったのが「ニューディスラプション」。ボールが3個に分裂するのは「ディスラプション」と同じだが、1個ボールを落とすと、別のボールが2個に分裂し、フィールド上のボールは常に3個に保たれる。3個同時に落とさない限り、ミスにはならないのだ。
あと、ボールがブロックを貫通する「メガボール」もすごかった。イモータリティウォールまで破壊できるので、ラウンドによってはたいへん重宝した。
その一方、バウスの長さが半分になる「リダクション」というアイテムもあった。一応、得点が2倍になるという利点もあったが、半分のバウスが苦にならない上級者以外にとっては、マイナスアイテムでしかなかった。
全35ラウンドだが、ボスキャラ戦とラウンド1以外は、それぞれ2種類の配列が用意されている。ラウンドをクリアしたときに左右2カ所の出口が開き、どちらに進んだかによって、次のラウンドの配列が決まる。
動くウォールや、時間がたつと復活するウォールも登場。面数が多いことも相まって、多彩な展開が楽しめる。難度は高いが、コンティニュー(下B右左AA上Bスタート)や、次の面へ進む(前作と同じく、Aとスタート同時押し。やはり16面まで)の裏技も駆使して、存分に味わいたいゲームだ。
1997年には、スーパーファミコン版「アルカノイド Doh It Again」が登場。全99ラウンド。専用コントローラーはないが、マウスに対応している。アンバランス社からPC版も発売されている。
また同年、アーケードに「アルカノイドR(リターンズ)」が登場。画面がそれまでの縦長から、家庭用ゲーム機への移植などを考え、横長に変更されている。同年プレイステーションに移植された。
さらに同じ1997年、「プチカラット」というゲームがアーケードに登場した。ボールを打ち返して宝石をちぎって落とすゲームだが、これが開発当初は「アルカノイドR II」だったらしい(「タイトーステーション」内の「アルカノイドDS」特設サイトによる)。プレイステーション 2の「タイトーメモリーズ」シリーズには、なぜか「アルカノイド」シリーズが収録されていないが、唯一この「プチカラット」だけが、「タイトーメモリーズ 上巻」に収録されている。
「アルカノイド」は携帯電話にも移植されていて、携帯電話版オリジナルの面も豊富にある。また、ドコモの“直感ゲーム”に対応し、携帯電話を傾けてプレイする「直感アルカノイド」もある。
わたしはなぜ豊島区南長崎まで行ったのか?
2007年、ニンテンドーDS用ソフト「アルカノイドDS」が発売された。
ラウンド数は140。「ダライアス」や「ナイトストライカー」のように分岐したルートを選んで、35ラウンドをクリアするのが目的。7つある最終ラウンドに、7つの星の宇宙人が捕らえられていて、彼らを救い出すというシナリオになっている。
また、ラウンドごとに特定の条件をクリアしていく「QUEST GAME」や、ワイヤレス対戦、Wi-Fi対戦モードもある。操作はタッチペン、十字キーのほか、別売の「パドルコントローラ DS」を使うこともできる。
さて「アルカノイド」といえば、最近では“大山のぶ代さんが得意なゲーム”として話題になった。
「トリビアの泉」でも取り上げられたし、「アルカノイドDS」の発売記念イベントでも語られたが、ワンコインで全面クリアできるほどの腕前。しかも、アイテムをできるだけ取るプレイスタイルのせいか、クリア時の得点がかなり高い。
大山のぶ代さんといえばドラえもん、ドラえもんといえば藤子・F・不二雄先生、藤子・F・不二雄先生といえばトキワ荘、という理由で今回は、豊島区南長崎のトキワ荘跡地にやってきたのだ。
……毎回、取り上げるゲームにゆかりのある土地へ行って写真を撮ってるはずなのだが、ここ最近、行く場所とゲームとのつながりが強引すぎる。まあ、実在の土地にゆかりのあるゲームなんて、そうそうないから仕方ないんだけど。
次回は久々に、実在の場所を舞台にしたゲームを取り上げ、その場所へ実際に赴いて、ゲームの世界の雰囲気を実感しようと思う。
|
関連記事
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
ハードオフに1650円で売られていた“まさかの掘り出し物”→修理すると…… 見事な復活劇に「相場が上がってしまうw」
-
食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら……3年半後、目を疑う結果に大反響 2024年に読まれた植物、家庭菜園記事トップ5
-
幼稚園の「名札」を社会人が大量購入→その理由は……斜め上のキュートな活用術に大反響 2024年に読まれた面白記事トップ5
-
「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
-
【編み物】10年前祖母が教えてくれた編み物、まさかの作品を生み出して…… 二度見必至の完成品に「信じられない」
-
目からウロコな“ビニール袋のたたみ方”が100万再生 超便利な“裏技”に「こっちの方が絶対いい」
-
「昔はモテた」と話す母→全然信じていない息子だったが…… 当時の“異彩を放つ姿”に驚き「わぁ!」「とても魅力的」【海外】
-
男性に「きみの友だちを紹介してよ」と言われてきた女性、40キロの減量に成功し…… 人生激変した姿が120万再生「自信がついてさらに輝いている!」【独】
-
北海道の用水路で“巨大な外来魚”を捕獲→さばいてみると…… 中から出てきた“ヤバすぎる物体”に大興奮「ずっと釘付け」
-
【編み物】白と黒の毛糸をひたすら編んでいくと…… “あの人気キャラ”の完成に「あなたは魔法使いですか?」
- 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
- 大谷翔平、妻・真美子さん妊娠公表→エコー写真に“まさかの勘違い” 「デコピン妊娠?」「どう見てもデコピンで草」
- 「すごい漢字!」 YouTuberゆたぼん、運転免許証公開 「本名の漢字」に衝撃の声続々
- 「麻央さんにそっくり……」 市川團十郎の11歳息子・勸玄の成長ぶりに驚きの声 「大きくなってる!」「すでに貫禄がある」
- チェジュ航空社長、日本語で謝罪 犠牲者は170人以上との報道 公式サイトは通常のオレンジからブラックに
- 「スマホ入荷しました」 ハードオフ店舗がお知らせ→まさかの正体に大横転 「草しか生えない」
- 母「昔は数十人もの男性の誘いを断った」→娘は信じられなかったが…… 当時の“想像を超える姿”が2800万再生「これは驚いた」【海外】
- 毛糸で作ったお花を200個つなげると…… “圧巻の防寒アイテム”完成に「なにこれ作りたい……!!」「美しすぎる!」と100万再生【海外】
- 「思わず泣きそう」 シャトレーゼの“129円クリスマスケーキ”に衝撃 「すごすぎない!?」「このご時世に……」
- 「デコピンを抱き寄せたのはもしかして」 妻・真美子さん第1子妊娠発表で大谷翔平の発言と行動に再注目 「“もう帰る?”は気遣っていたのかも」
- ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
- パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
- 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
- ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
- 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
- フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」