栄光あるジオンの名の下に、わたしは生き延びることができるか?「ガンダムタクティクスオンライン」リポート(2/4 ページ)

» 2008年01月31日 00時00分 公開
[内田志乃,ITmedia]

編制を終えた時点で、勝敗はほぼ決している?

画像 こちらが編制画面、上から隊長機、副隊長機の順に並んでいる。下のほうに見える「MS 51/61」という数字が、「現在セットしてるMSのコスト/MSの許容コスト」という意味。同様にその隣がパイロットのコストだ

 このゲームは編制こそが勝敗を握っていると言っても過言ではない。確かに強力なMSユニットを所持していればそれだけで有利ではある。しかし、それにどのパイロットを乗せるか、どんな戦術を採らせるか、そしてどんなアイテムを持たせるかといった組み合わせの方がより重要であり、それらがおろそかだと、せっかくのMSが宝の持ち腐れになってしまう。

 編成で決められるのは、使用するMSと搭乗パイロット、搭載アイテム(2個)、そのMSの戦術、の4つだ。では、それぞれを詳しく解説していこう。

 まずはMSについて。各MSにはコストが設定されており、部隊全体での許容コストに収まりきるよう、使用するMSをチョイスする必要がある。

 MSには、格闘や射撃等、各々の機体や武器特性に基づく戦闘スタイルがある。ちなみに本作では“武器の換装”という概念は存在せず、例えば同じ「ザクIIC」でも、「ザク・バズーカ」を装備しているものと「ザク・マシンガン」を装備しているものでは、異なるユニット扱いになる。装備武器により「格闘」、「射撃」と攻撃方法が分類され、長距離火砲による「支援」というカテゴリがある。回避性能や移動速度といった性能も戦術を練る上で重要だ。

 続いて、MSに搭乗するパイロットを決定する。パイロットもMSと同様にコストが決められているため、制限内に収まるよう選択する。パイロット各人にも得意なスタイルや「パイロットスキル」(後述)が設定されている。射撃が得意なパイロットを長距離支援攻撃を特徴とするザクタンクに乗せ、そして先陣切って敵に突っ込ませ肉弾戦をさせる……なんてのは愚の骨頂なのだ。

 優秀なパイロットや強力なMSはやはりコストも高いため、一点豪華主義でいくか、それとも平均的に揃えるか、といった選択の妙が要求される。

画像 手持ちのMSユニット一覧。ちなみにユニットの左上にある「B」という文字はこのユニットのレアリティを表示していおり、「S」、「G」、「P」という順でレアリティが高くなる。ただしレアなほど強いとは限らない
画像 パイロットにもMS同様、コストや格闘、回避といった各種性能が設定されているが、加えて各人各様の“パイロットスキル”を持っている。顔イラストの右下にある「SELF」というのが適用範囲で、隣の数値が消費する“モラルゲージ”(後述)の値だ

 次は「アイテム」について解説しよう。MSとパイロットのお隣にあるのがその「アイテム」で、戦闘時間とともに増えていく「モラルゲージ」を消費することで発動できる。自身の耐久力(HP)を回復したり、敵の移動速度を落としたり、攻撃の命中率を高めたりと、そのバリエーションはかなり多彩。パイロットやMSの特性や役割に合わせ配置したい。

 なお、先述のパイロットスキルもアイテムも、1回の戦闘につき1度しか使用できない。時には不利な状況を逆転できる場合もあり、これらを使用するタイミングもプレイヤーの腕の見せどころの一つだ。

 編成画面の右側にあるのが、戦術を決定するユニット群だ。戦場でMSがどのように動くかは全てここにかかっており、機体性能や搭載武器にそぐわない組み合わせだと、全くの役立たずになってしまったりするので、何度も繰り返すが、とにかく最もアタマをひねる部分なのである。

 ゲーム開始初期状態で配備されているユニットでは、使用武器に合わせて敵との距離を設定し攻撃する、といったこと程度しかできな。できることが少ない分、比較的扱いが容易であり、少し慣れればすぐにコツがつかめるものばかり。新たな戦術ユニットを手に入れる前に、まずはそれらを使いこなせるようになって、ゲームに慣れていくのもいいだろう。

画像 アイテムのごく一部。右下の数字が使用時に消費するモラルポイントだ。種類は多岐に渡り、また使用者の周囲にいる味方にまで効果が適用されるものもある。もちろんこれらも、使用者との組み合わせが肝要!
画像 戦闘中パイロットスキルを発動すると、このようにカットイン演出が入る。支援攻撃を主とするザクタンクに、支援攻撃の命中率が上昇するスキルを持つ彼(彼女?)はまさに鬼に金棒。パイロットとMSの相性を見極めることも重要だ
画像 戦術ユニットを配置した一例。初期配備ユニットのみなので、いまひとつバリエーションに欠けるのは否めないが、いずれβテストで見かけた「隊長機護衛」や「全力移動」といったユニットも登場することだろう

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/14/news189.jpg 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  2. /nl/articles/2411/14/news014.jpg ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. /nl/articles/2411/14/news187.jpg 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  4. /nl/articles/2411/14/news167.jpg 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  5. /nl/articles/2411/15/news016.jpg 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  6. /nl/articles/2411/13/news176.jpg 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  7. /nl/articles/2411/15/news009.jpg 高2のとき、留学先のクラスで出会った2人が結婚し…… 米国人夫から日本人妻への「最高すぎる」サプライズが70万再生 「いいね100回くらい押したい」
  8. /nl/articles/2411/15/news058.jpg 「腹筋捩じ切れましたwww」 夫が塗った“ピカチュウの絵”が……? 大爆笑の違和感に「うちの子も同じ事してたw」
  9. /nl/articles/2411/14/news023.jpg “膝まで伸びた草ボーボーの庭”をプロが手入れしたら…… 現れた“まさかの光景”に「誰が想像しただろう」「草刈機の魔法使いだ」と称賛の声
  10. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
先週の総合アクセスTOP10
  1. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  2. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  3. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  4. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
  5. イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
  6. 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
  7. 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
  8. 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
  9. 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
  10. 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた