カメラ機能は低画素数を補って余りある楽しさ! DSiで遊んでみました日々是遊戯(1/2 ページ)

いよいよ発売となったニンテンドーDSi。従来のDS Liteに比べて、液晶の大画面化や本体の薄型化、そしてカメラ機能、音楽再生機能の追加など、さまざまなパワーアップが図られているが、実際に触ってみた感触としてはどうだろう?

» 2008年11月05日 21時52分 公開
[池谷勇人,ITmedia]

楽しさの裏に垣間見える、デジタルガジェットとしての可能性

 そんなわけで(前日記事を参照)なぜか発売日に2個手に入れてしまったニンテンドーDSiだが、実際のところ、DS Liteと比べてどのあたりが進化しているのだろうか。本体が2.6ミリ薄くなり、液晶が0.25インチ大きくなって……といったスペック的な部分については、発表時にすでに紹介しているのでそちらを参照いただくとして、ここでは実際に触ってみた感想を中心にお届けしてみたい。あくまで筆者個人の感想ということで、ひとつよろしくどうぞ。

DSiの同梱物一覧。機能が増えた分、説明書の厚さもかなり増している
明るさ設定が一段階増え、最高輝度ではDS Liteよりも明るくなっている

 さて、まず立ち上げてみるとメニュー画面からしていきなり違う。DS Liteでは1画面にピクトチャットやダウンロードプレイといったボタンがすべて収まっていたが、DSiではカメラやミュージック、ショップといったアイコンが横一列にずらっと並ぶ形になっている。このアイコンは初期段階では7つしか埋まっていないが、右側にはまだあと25個の空きがあり、最大32個までツールやアプリを並べておけるようになっている。現時点ではただの空き地にすぎないが、とりあえず今後の可能性を感じさせるボリュームではある。

 ゲーム機能面ではGBAスロットが撤廃されているが、DS用ソフトで遊ぶ分には基本的に変化なし。ただしひとつだけ、ボタンの触感がDS Liteとはかなり変わっている点に注意したい。これはもう個人の好みの問題だと思うが、DS Liteに比べてストロークが浅くなり、初代DSに近い触感に戻っている。押した時の音で表すなら、DS Liteが「ふにゃふにゃ」だったのに対し、DSiは「ペチペチ」といった感じ。もし気になる人は、一度店頭などで触ってみるといいかもしれない。

 ちなみにボリュームボタンもスライド式からプッシュ式に変わっているが、電源オフ&スリープ状態でも、マイナスボタンを押しながら電源を入れる(スクリーンを開く)と、最初から消音状態で立ち上げることができるので憶えておこう。

かなり変わったメニュー画面のインタフェース。ここからLRボタンですぐカメラも起動できる
見た目にはそれほど違わないが、ボタン類の触感はかなり変わっているのでご注意を

 新機能について見てみると、たぶんすぐに飽きるだろうなあ、という予感はしつつも、やはりカメラ機能については相当なインパクトがある。画質については携帯電話レベルかそれ以下だが、何と言っても「撮った後の楽しさ」がバツグンだ。撮った写真にその場でラクガキしたり、他人の顔をゆがめて大笑いしたりと、飲み会で使えば1回は確実にウケがとれる。撮った写真は日付順に管理され、その日どんな写真を撮ったか、後からプリクラ手帳のように見返せるのもユニークだ。

 こうして見ると、撮影機能については物足りない部分も多いものの、撮った写真で遊んだり、後から人に見せたりといった「アウトプット」面がすばらしく充実したカメラと言える。多少画質は粗くても、例えば出先で何かシャッターチャンスに出くわした時、後で誰かに見せて楽しみたいからここはDSiで撮るぜ!――という人はけっこういるのではないだろうか。

初回起動時にはカメラ機能のチュートリアルがあり、ここでひととおりの使い方は学べる
DSiで撮影した写真。画質的にはイマふたつくらいだが、DSi上で見る分にはそこそこキレイ
撮った画像をその場でいろいろ加工できるのが最大の魅力。飲み会ツールとしてはかなり強力だ

お気に入り機能のひとつ、表情カメラ。単純だが、やはり人の顔をいじって遊ぶのは楽しい
プリクラのように、あれこれフレームを変えて撮ることもできたりする
その日撮った写真は、カレンダーに並べて後から見返すことも可能だ

 個人的にはカメラほどのインパクトはなかったが、ニンテンドーDSiサウンドについてもなかなかがんばっている印象だ。iPodがあればいいじゃないか、という気がしなくもないが、マリオやエキサイトバイクのビジュアライザがあったり、LRボタンでさまざまな効果音を鳴らせたりする点はいかにも任天堂らしい遊び心と言える。リアルタイムにピッチや再生速度を変えられるのも、カラオケの練習や英会話教材の聞き取りなどに使えば便利そうだ。

 ただ致命的だったのが、MP3形式に対応していない点。よりによって我が家の音楽ライブラリはMP3形式で統一していたため、SDカードにドラッグ&ドロップですぐ再生、というわけにはいかなかった。こればかりはしょうがないので、暇を見て今度、お気に入り曲だけでもAACに変換して入れておこうと思う。

見ているだけで楽しいマリオのビジュアライザ。ちゃんとジャンプもできたりする
好きな場所をタッチするだけで、直感的にピッチや再生速度を変えることができる

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」