「AVA」のエヴァ中尉もご立腹? 編集部に襲撃したら不在だった件
密林が戦場となる「Alliance of Valiant Arms」の2010大型アップデートトリロジー第1弾が実装された。それを伝えたくせっかく来訪(奇襲)したのにいないってどういうこと?
ある日の昼下がり。エレベータールームから入念にクリアリングしている一人の女性(不審者)がアイティメディアに奇襲をかけてきた。彼女こそ、オンラインFPS「AllianceofValiantArms」(以下、AVA)で唯一の女性キャラクター、エヴァ・マリア・ヴォレル中尉である。当然ながら周囲の目線が厳しい中、強い心とその美しさで周囲を沈黙させ、無事受付に侵入。事前に入手していたITmedia Gamezの担当者の秘匿内線番号をコールした。しかし、その番号の主は謎の失踪を遂げており、奇襲はあらぬ進展を見せるのだった……。
ゲームオンが運営する「AVA」)では、8月18日(水)に大型アップデートトリロジー2010第1弾「DEATH VALLEY」を実装し、3Dビジョンへの対応も行われた。
「AVA」は、2007年11月に韓国で正式サービスが開始され、2008年に日本でサービスが実施されたFPSタイトル。架空のヨーロッパ大陸を舞台に、グラフィックエンジン“Unreal Engine 3.0”で表現されたリアルな世界が体験できる。プレイヤーは、ポイントマン、ライフルマン、スナイパーの3つの役割で、部隊として戦闘に参加することになる。
お気づきかと思うが、今回エヴァ中尉が来襲したのは、このアップデートに関する紹介と周知徹底を呼び掛ける広報戦である。当然、担当とのアポイントを事前にとってしかるべきことのはずだった。しかし、担当はこの日、猛暑を記録した都内を脱出しており、当然エヴァの奇襲に対応することなどできるはずもなかったのだ。
出ない内線。行き場を失ったエヴァ中尉の焦燥。チェーンソー片手に出番を待っていたのに空振りに終わったパーヴェル“屠殺者”パンフィロフの名で知られるボスの怒り。アップデートの説明すらできないプロデューサーの井上洋一郎氏の困惑。本来は、編集部に突然現れたボスに襲われる編集者を、エヴァ中尉が見事撃退して大団円。そして今回のアップデートの紹介をするという流れを想像していただけに、周囲にはなんともいえない空気が流れていた。
そんなところに、不在の編集者の代わりと対応に現れた同僚はただの被害者でしかなかった。ある意味“戦場”に足を踏み入れた同僚は、次の瞬間、3人の怒りを一身に浴び、全力で土下座するしかなかったのだった……。
もちろん、これはフィクション。ちゃんと「AllianceofValiantArms」プロデューサーの井上洋一郎氏から今回の大型アップデートトリロジー2010第1弾「DEATH VALLEY」について説明を受けているのでご安心を。
「DEATH VALLEY」は、「PrisonBreak」シリーズと同様、プレイヤーが協力して敵NPCと戦うCo-opモードとなっており、今回要望が多かったジャングルが戦場となっている。ジャングルが舞台となったことで、これまでと一味違った戦場に様々な罠が仕掛けられている。また、3Dビジョンへの対応により、敵キャラクターやフィールドを立体的に見ながらプレイすることが可能となり、よりリアルな“戦場”を体験できるようになった。なお、2010大型アップデートトリロジーは、あと2回予定している。
新マップ「DEATH VALLEY」は、化学薬品に感染し凶暴化した暴徒達を相手に仲間と連携しながら掃討作戦を実施するモード。これまでのような監獄や病院などの施設内での戦いとは違い、密林に覆われたインドネシアの小島を舞台に、洞窟や渓谷で待ち受ける様々な罠をかいくぐりながら作戦を進行していく。密林の中では激戦を強いられる一方で、滝にかかる虹など今までにない非常に美しい情景も楽しませてくれるはずだ。
「DETH VALLEY」におけるミッションは3つある。第1目標が「武装組織の殲滅またはリーダーの補足」、第2目標は「感染捕虜に関する資料の収集」、そして第3目標が「隊員の生還」となる。これらのミッションを達成するには、要塞化された島内に設置された侵入者排除の装置を破壊しつつ、ボートを使って水路を進む必要がある。
フィールドは「潜入ポイント」「連絡橋」「トンネル」「武装ヘリ、UAV哨戒地域」「地下施設入口」に分かれており、それぞれに攻略するためのポイントがあるため、シューティング能力だけでなく地の利を生かした戦いが必要となるだろう。
なお、今回のアップデートにより、「M4A1 Chrom」が新アイテムとして加わった。「M4A1 Chrom」は、ステンレス鋼製のM4A1 の銃身に耐食性の高いクロムメッキを施したカスタムモデルで、クロム独特の緑がかった鈍色が特徴となっている。コストを度外視して製作されており、銃身部分には熟練の職人による文様彫金が施されている。
また、3Dに対応により今まで以上に奥行きが感じられる映像でのプレイが可能となる。特に、今回の新マップ「DEATH VALLEY」は、前方から襲いかかるミサイルや岩、敵キャラクターなどが登場するので、より臨場感を味わえるだろう。
今回「DEATHVALLEY」の実装を記念して、限定キャンペーンも9月29日までの期間、実施している。豪華報酬をゲットできるチャンスなので、奮って参加していただきたい。
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