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» 2011年01月25日 19時56分 公開

ファンと一つになって燃え尽きた! クリスマスイブイブのお祭り騒ぎ!――「AYA HIRANO Special Live 2010〜Kiss me〜」

2010年12月23日、東京・赤坂BLITZで開催された一夜限りのスペシャルライブ「AYA HIRANO Special Live 2010〜Kiss me〜」をリポートする。

[OH編集部,ITmedia]
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 アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の涼宮ハルヒ、「らき☆すた」の泉こなたといった話題作のヒロインを演じ、絶大な人気を誇る平野綾が、2010年12月23日、一夜限りのスペシャルライブ「AYA HIRANO Special Live 2010〜Kiss me〜」を、東京・赤坂BLITZで開催した。

 声優、シンガー、そしてグラビア活動、TV出演など、様々なフィールドを全力で駆け抜けた2010年の平野だが、一年の締めくくりとなる今回のライブは、平野の音楽活動を総括するような、ベストな選曲で行われたメモリアルな内容となった。なんとトリプルアンコールまで行われた、3時間超の大ボリューム・ライブの熱気と盛り上がりをリポートと写真でお届けしたい。

「みんな、私を信じてついてきてください!」

 声優、シンガーとして活躍する平野綾は、2010年12月23日に東京・赤坂BLITZにて開催された一夜限りのスペシャルライブ「AYA HIRANO Special Live 2010〜Kiss me〜」のステージで、ファンに向けて力強く語りかけた。

 2010年の平野は、声優、シンガーとしての活動に加え、タレントとしてのTV出演も増加。ジャンルの壁を超えた幅広い活動に、今もなおファンの間からも賛否両論が起こっている。だが、気丈にも平野はそのファンの反応に真正面から向き合い、そして一つの答えを示してくれた。そんな、ファンと平野の絆を再確認した、激動の一年を締めくくるライブの模様をレポートとともに振り返ってみよう。

出し惜しみナシ! 全力で突っ走る一夜限りのお祭り騒ぎ!

 会場に駆け付けたファンによる、盛大な「あーや」コールが響く中、突如ステージ上に鐘の音が鳴り響く。次の瞬間、ステージ上のステップに聖歌隊をイメージした衣装の平野綾が姿を現した。荘厳な雰囲気の中で「讃美歌106番」を、朗々と歌い上げたかと思うと、勢いよくバンドサウンドの演奏が始まり、一夜限りのライブがスタートした。

 いつの間にかピンク色のミニスカート姿に着替えた平野は、ライブグッズのタオルを激しく振り回しながら、元気いっぱいにロケットスタートをばっちり決める。フロアのファンも、タオルを振りながらパーティの幕開けを盛り上げる。この日のライブは、きっとヤバいことになる! そんな予感が会場に満ちていた。

 続くポップチューン「明日のプリズム」で、観客を早くも完全燃焼させた平野だが、もちろんここで一休みをさせるはずはない。なんと言っても久しぶりのワンマンライブだ。

「じゃあさっそくあの曲のコール&レスポンスいっちゃおうかな?」

 と、「HERO」のサビ箇所の練習を、会場のファンと一緒にスタート。その後披露された楽曲では見事、

〜I love you, HERO〜

「HERO!」

 のコール&レスポンスが、クリスマスイブイブの夜を熱く盛り上げた。

 この後も平野お得意のポップ・ロック&パンク・ナンバーを、ノンストップで繰り出してくる。

 ライブグッズのポスターで着用する衣装の候補になったという真っ赤なワンピースに身を包んだ平野は、Twitterでのファン投票で「好きな曲」第1位に輝いた「MonStAR」(「キネマルネッサンス あ〜や城」テーマ曲)をパワフルに熱唱した。

 「OH! My Darlin’」では8ビートに合わせてポンポンを振りつつ、キュートなダンスを披露。さらに、「ラブソング」(映画「本日の猫事情」主題歌)ではバンドの演奏に合わせて華麗なタップダンスを決めつつ歌う、というパフォーマンスでオーディエンスの度肝を抜く。バンドサウンドとタップダンスのリズミカルな音。そしてファンのクラップが一体となった、ピースフルなステージが展開した。

 エンターテイナー・平野綾の「本気」を象徴するような、怒涛の序盤戦にファンも全力で声援を送り続けた。

あーやと言えばやっぱりコレ! 「ハルヒ」曲が盛り上げたライブ中盤

 すっかり盛り上がり切った会場に、キラキラした「あの曲」のイントロが鳴り響くと、さらに大きな歓声が地鳴りのように沸き起こり、一斉にウルトラオレンジのサイリュームが点灯した。

 「あの曲」とは声優・平野綾の名を一躍スターダムに押し上げたヒットアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」OPテーマ「冒険でしょでしょ?」だ。

 この曲を歌い終えたところで、いったん平野は舞台袖に下がったが、会場には衣装の着替えの実況音声風の寸劇が流れる。

 寸劇の中で「次、私何を持つんだっけ?」と尋ねる平野に「ギターです!」と答えたスタッフの言葉に、会場からどよめきが起こる。

 このやりとりだけで古参ファンには十分なヒントである。

 先のやり取り通り、ギターを携えて登場した平野は、楽曲を収録するシングルCDも大ヒットを記録した劇中歌「God knows…」、「Lost my music」といった「涼宮ハルヒの憂鬱」ナンバーを、ギターをかき鳴らしつつ熱唱。

 イベント「涼宮ハルヒの激奏」以来、4年ぶりとなるギター演奏だが、危なげない安定したパフォーマンスを見せる平野。その姿に当時を知るファンも、初めて平野のギター演奏を聴くファンも一緒になって掛け声をあげ、サビを合唱した。

アッパー・チューンでさらにスピード上昇するライブ後半!

 ロックな「ハルヒ」ゾーンを挟んで、ライブは後半戦に突入。

 まずは「LocK-oN」のヘヴィなバンドサウンドに乗せて、ちょっぴり大人っぽい歌声を聴かせる平野。時折見せるセクシーな視線とダンスは、彼女の多彩な表現力の賜物だ。

 そしてバンドでは初披露となる「キセキノイロ」、ストレートなロック・ナンバー「ダリア」で、クライマックスに向けてアップを開始した平野は、「ここからバンバン飛ばして最後までいっちゃいたいと思います!」の宣言とともに「スピード☆スター」を披露。タイトル通り、元気いっぱい&ハイスピードなナンバーがグイグイとライブを引っ張っていく。


 平野綾という暴走マシンに振り落とされまいと、ファンも一斉に跳びはね、拳を振り上げる。続く「LOVE★GUN」でも、激しい掛け声とコール&レスポンスを行う彼らに負けじと、「Set me free」(携帯サイト「アニメロミックス」アニメロSpringイメージソング)ではテープ入りのバズーカを会場に向けて勢いよくぶちかます平野。

 熱い攻防が繰り広げられる赤坂BLITZは、6月にリリースされた「Hysteric Barbie」。そして時間とともに、どこまでも加速していくハイスピードナンバー「Super Driver」(アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」二期OP)で、クライマックスを迎えた。

 ロックを愛し、パンク・サウンドを追及する平野らしい、ただひたすら熱いライブ本編は熱狂渦巻く中で、終わりを告げた。

「信じてついてきて!」平野の言葉に大歓声

 そんなライブ本編から一転。

 アンコールでは可憐な純白のドレス姿で登場した平野は、この日初のバラード「星のカケラ」を披露する。さらに「For you」ではピアノの弾き語りにも挑戦し、ファンを大いに驚かせた。

「みんな、楽器やるならギターかピアノのどっちかだけと思ってたでしょ?」

 と、サプライズに対する会場の反応に、まるでいたずらが成功した少女のような笑みを浮かべて語る平野は、MCでこの一年の活動を振り返った。

 体調不良による入院、突然のTVへの出演増加と、ファンも触れていいものか悩ましい話題にどんどん切り込み、そして自分の言葉で語る平野。

「確かに自分でも急な方向転換だったと思っています。でも、今、アニメの仕事とTVの仕事を共存させようとしている最中です。どうか私を信じてついてきてください」

 そんな真摯な言葉に、観客も固唾をのんで耳を傾け力強い声援をステージ上に送った。自分を受け入れてくれるファンへの感謝の気持ちを込めて、最後に「ヨロコビの歌」をまっすぐな歌声で、力強く歌唱した。


 まだライブは終わらない。

 続くダブルアンコールでは、「アイシテ!」の曲中にキュートなサンタ衣装&クリスマスソングを披露。そんな平野サンタは、サインの入ったテニスボールを、ラケットを使って客席に次々と打ち込んでいく。

 このサプライズにもファンは大喜び! そんなファンと平野のランデヴーは、ライブの定番ナンバーにして平野自身のアティチュードを示したパンク・ナンバー「RIOT GIRL」、そしてまさかのトリプルアンコールで披露した「Unnamed world」(アニメ「二十面相の娘」ED)で、見事に大団円を迎えた。

 最後の大サビでは盛大な合唱が始まり、平野綾の模索と挑戦の一年となった2010年の締めくくりを。そして、飛躍の一年となるであろう2011年の到来を祝った。


 おそらくこの日のライブが始まるまで、平野自身も、ファンも不安は少なからずあったであろう。活動の大きな方向転換を図ったことにより、お互いに「自分を受け入れてくれるのか」という疑心暗鬼もあっただろう。

 だが、いざ蓋を開けてみればいつも通りの、いや、それ以上の一体感と盛り上がりに満ちたライブであった。どんな活動をしていても「平野綾」は何も変わらない、そんなシンプルだが、本質的なことを確認することができたライブだったはずだ。

 ライブ終了後、改めて信頼関係を結び直したファンに向かって、平野は何度も投げキッスを飛ばし続けていた。一点の曇りもないその笑顔からは、「来年は、もっとがんばるからね!」という力強い決意が感じられた。

※文中敬称略
「AYA HIRANO Special Live 2010〜Kiss me〜」(2010/12/23)
1.賛美歌106番
2.Kiss me
3.明日のプリズム
4.HERO
5.MonStAR
6.OH! My Darlin’
7.ラブソング
8.冒険でしょでしょ?
9.God knows…
10.Lost my music
11.LocK-oN
12.キセキノイロ
13.ダリア
14.スピード☆スター
15.LOVE★GUN
16.Set me free
17.Hysteric Barbie
18.Super Driver
EN1.星のカケラ
EN2.For you
EN3.ヨロコビの歌
WEN1.アイシテ!
WEN2.RIOT GIRL
TEN. Unnamed world

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