ついにXbox 360が“ミニタワー”に収まった――Sands Convention Centerで見つけたおバカなグッズたち:2008 International CES(2/2 ページ)
Sands Convention Centerでの展示は、アメリカだけでなく中国や台湾などの中小メーカーが集まり、毎年怪しいグッズが目白押しとなっている。もちろん今年もいろいろな“ヤバイ”グッズを見つけたので、いくつか紹介していこう。
家庭向けオールドゲーム筐体、でもこれヤバイでしょ……
今回Sands Convention Centerで見つけたおバカグッズの中で、キング・オブ・おバカグッズと感じたのがこれ。見た目は、アメリカのショッピングセンターなどのアーケードゲームコーナーに置いてあるような、アップライト型アーケード筐体をほぼそのまま小さくしたようなもので、家庭用のオールドアーケードゲームマシンであるとされている。
ブースに置いてあったのは、2本のスティックが搭載される2人プレイ対応モデル「GBU002 Table-top Arcade Machine」と、1本のスティックが搭載される1人プレイ対応モデル「GBU003 Table-top MINI Arcade Machine」。1人プレイモデルは7インチの液晶が取り付けられているが、2人プレイモデルは14インチのブラウン管モニターが取り付けられており、サイズは小さいものの、雰囲気はアップライト型アーケード筐体そのものといった雰囲気だ。しかも、どちらも100種類以上のオールドゲームがプレイできるようになっている。
ただし、Arcade Machineという名がついているものの、画面に映し出されているゲーム画面は、どこか違うところで見覚えのあるものばかり。しかも、ゲームを切り替えるためにリセットボタンを押すと、画面上には「SUPER 156 in 1」という文字とともに、多数のゲームタイトルが……。それも、任天堂、ナムコ、タイトー、コナミなどの有名ファミコンゲームが多数入ってますけど……。これって、アジア方面や秋葉原の路地裏とかで売られている、昔のファミコンソフトを1つのカートリッジに入れた、パチものファミコンソフトですよね(笑)。ファミコンの、それも版権無視で多数のソフトを入れ、それでArcadeって名前を付ける勇気には脱帽ですよ……。
しかも、価格を聞いてまたぶっ飛びました。2人プレイモデルが2000ドル、1人プレイモデルが699ドルもするって……。中に入ってるのって、ファミコン互換機ベースの基板のはずで、確かにアーケードマシンのジョイスティックが搭載され、液晶またはブラウン管モニタが取り付けられているとはいえ、ここまで高価になるとは到底思えないんですが。オブジェにするとしてもあまりにも高すぎって感じが。少なくとも、日本の家では置き場所に困るものであることは間違いないだろう(ってか、完全に手が後ろに回るのでよい子はまねをしてはいけません)。
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