持ち運びできる「マメモ」登場、白黒反転やPCへのデータ転送に対応:仕事耕具
キングジムは、液晶画面にタッチペンで手書きメモが書ける「マメモ」に新機種として「マメモ TM2」を発売する。卓上使用を想定していた従来機とは異なりコンパクトなボディを採用し、持ち運びながらの使用を想定している。
キングジムは、液晶画面にタッチペンで手書きメモが書ける「マメモ」に新機種として「マメモ TM2」を6月17日に発売する。価格は7980円。
新機種のTM2は、従来機(TM1)と同じコンセプト「紙のメモと変わらない操作感覚」、「デジタルならではの機能」は受け継ぎながら、「持ち運びできる」という新しいコンセプトを追加したマメモだ。卓上使用を想定していたTM1とは異なり、約117×74×16ミリ(幅×奥行き×高さ、ペン収納部除く最大最厚部)で、質さ約125g(電池含まず)のコンパクトなボディを採用。カバーには熱可塑性ポリウレタン(TPU)素材を用い、紙のメモ帳のような感覚でカバーをめくれるようになっている。本体色はブラック×ブラック/オレンジ×ホワイトの2パターンを用意した。
もう少し書きたい時に、画面半分のスクロールが可能で約1.5枚分のメモが書ける「メモスクロール機能」や、部分的に修正できる「消しゴム機能」も搭載。文字の太さは細字、中字、太字の3種類を選択できるようになった。抵抗膜式タッチパネルのSTN液晶は縦320×横239ドットで、メモ入力エリアは3.42インチ(67.37×54.96ミリ)。モノクロ表示で5段階のコントラスト調整が可能で、白黒反転表示もできる。
本体には99枚分のメモを収納でき、書いたメモをmicroSDカードを経由してPCにBMPファイルとして転送できる「メモエクスポート機能」が利用できる。内蔵カレンダーと連動した「ToDo機能」なども追加した。なお、エクスポートしたデータにはToDo情報は付いていない。単四形アルカリ乾電池1本で駆動し、1日10分間使用の場合(メモの読み50回、書き込み20回、メモエクスポートなし)、約1.5カ月使える(eneloop使用時は約1カ月)。
TM2のサイズやコンセプトは、同社の販売するスマートフォンと連動するノート「ショットノート」に似ているが、「液晶画面のコントラストが低いため、TM2ではショットノートのようにスマートフォンで読み取ることができなかった」(キングジム)。今後、コントラストが高い液晶を搭載したモデルではスマートフォンとの連係もあり得るという。
キングジムによると、従来機のTM1は2010年8月の発売以来、7万台を販売した。ノベルティーとしての引き合いも多かったが、ビジネスパーソンに広く受け入れられたと判断、今回のTM2の発売につながったとしている。
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