自分が勇者だった時代を思い出す ドラゴンクエスト展プレス内覧会に行ってきた(1/2 ページ)

10月8日より六本木の森アーツギャラリーで開催されるドラゴンクエスト展に一足早く行ってみた。当時勇者だった少年少女はさらに楽しめる参加体験型展覧会の中身とは?

» 2011年10月07日 21時12分 公開
[加藤亘,ITmedia]
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 「自分が勇者だった時代を思い出してほしい」――ゲームデザイナーの堀井雄二氏の願いはきっとかなうことだろう。今回開催される「ドラゴンクエスト展」には、ドラゴンクエストシリーズを振り返ることができるギミックがいくつも仕込まれているからだ。

 10月8日〜12月4日の期間、東京・六本木の森アーツギャラリー(六本木ヒルズ 森タワー52階)の「ドラゴンクエスト展」はまさに天空の展覧会といえるシチュエーション。オープンに先駆けて10月7日、ドラゴンクエスト展プレス内覧会と開会式に記者も参加した。会場となる展望フロアへと向かうエントランスでは、さっそくスライムタワーがお出迎えてくれる。

画像 六本木の森アーツギャラリーへのエレベーターエントランスにスライムタワー
画像 52階まで登ると東京中が一望できる。まさに天空

 今回のドラゴンクエスト展は、開会式で森アーツセンターギャラリーゼネラルマネジャーの中山三善氏が指摘したとおり、美術館でゲームを扱う初の試みで本格的な展覧会であり、学術的かつ資料的な意味合いで有意義であり、かつ参加体験型(RPG)展覧会である。特にRPG展覧会については企画当初からのこだわりでもあった。今回、ワークシートを導入し、参加者は誰もが冒険気分を味わうことができるようになっている。もちろん、この冒険をクリアすると勇者として認められるご褒美も。

画像 冒険をクリアするともらえる勇者の証

 ワークシートは入口すぐのダーマの神殿エリアで渡される。それぞれ、戦士、魔法使い、僧侶、武闘家の4つから選ぶことができ、指示に従って「秘密のことば」を集めることになる。展示している原画や最終的に戦うことになる竜王を打ち倒すことで「勇者の証」を獲得することができる。


画像画像画像 入口を進むとすぐにダーマの神殿が。職業を選んで冒険に旅立ってほしい

画像 ナビゲーターとミミック

 なお、竜王の城エリアは、参加者数人で竜王に対峙しないといけない。ナビゲイターの指示に従い、力を合わせて倒してもらいたい。また、勇者の証を持って二度目に訪れると、勇者として戦いに参加することになる。勇者らしくふるまい、勇者らしい武器で再度竜王に立ち向かっていただきたい。


画像画像画像 職業にあった武器を入手したら竜王に立ち向かう

画像画像画像 一度倒してからが本番。スクリーンの向こうに巨大な竜王が!

画像

 ここまでが展覧会の第一部。RPG部分になる。第2章と位置付けられた歴史の洞窟と名付けられたエリアでは当時の開発にまつわる貴重な資料が閲覧することができる。堀井氏の手書きの企画書は必見で、この1ページからドラゴンクエストが始まったのかと感慨深くなる。当時の仕様書などが方眼用紙にやはり手書きで描かれたマップやモンスター出現エリア指定など、アナログな手法を取っているのが分かる。

画像 ドラゴンクエスト発売当時の一般的なゲームのある風景(?)

 また、鳥山明氏によるキャラクター原画や、作曲家・すぎやまこういち氏の楽譜、当時のポスターやパッケージなども並んでおり、これらを見ているだけでも当時勇者だった時代を思い出さずにはいられなかった。なお、思い出の塔エリアでは歴代ドラゴンクエストを遊ぶことも可能。シリーズ通して発売されたグッズも展示されていた。

 新作「ドラゴンクエストX」についても触れておこう。さすがに現状露出している情報以上のものはなかったが、「ドラゴンクエストXのほこら」と名付けられたシアターで映像を見ることができた。会場先行発売グッズも「どうぐや」で発売されているので、ぜひ覗いてみてもらいたい。このどうぐやを抜けると出口であり、そして期間中出店されるルイーダの酒場へと続く。


画像画像画像

画像画像画像

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2407/24/news014.jpg 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  2. /nl/articles/2407/25/news017.jpg 「これが生えたら庭終了」 プロも降参する“何をやっても全部ムダな最恐雑草”の正体が400万再生「ほんとこれ厄介」「土ごと変えないと不可能」
  3. /nl/articles/2407/26/news151.jpg イトーヨーカドー春日部店が閉店へ 「クレヨンしんちゃん」に登場するスーパーのモデル 「残念」「寂しい」惜しむ声
  4. /nl/articles/2407/25/news012.jpg 夜、山中の側溝をのぞいてみたら…… 思わず声がもれる“あらぬ生物”の姿に「ヤバいw」「生で見てみたい」
  5. /nl/articles/2407/25/news007.jpg 水槽の中で卵を発見→慎重に見守って1カ月後…… 小さな命の誕生に飼い主も視聴者もメロメロ「まじで可愛すぎるほんとに可愛い」
  6. /nl/articles/2407/25/news138.jpg 「お父さんはママのオタクだった」 母親が「元・おニャン子」のタレント、アイドルとオタクが“つながっちゃいけない理由”を問いかける
  7. /nl/articles/2407/25/news050.jpg 「立体的に円柱を描きなさい」 中1の“斜め上の解答”に「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」
  8. /nl/articles/2401/26/news015.jpg スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
  9. /nl/articles/2407/26/news119.jpg 工藤静香、15歳の愛犬が天国へ 感謝の言葉つづるも……「泣いてばかり」「心が追いつかない」と悲痛な思い
  10. /nl/articles/2407/26/news008.jpg 外国人が来日して“3年後”…… マクドナルドの“オーダーの変化”に「胃袋が日本人のそれなんよw」とツッコミ
先週の総合アクセスTOP10
  1. プロが本気で“アンパンマンの塗り絵”をしたら…… 衝撃の仕上がりが360万再生「凄すぎて笑うしかないww」「チーズが、、、」
  2. 6年間外につながれっぱなしだったワンコ、保護準備をするため帰ろうとすると…… 思いが伝わるラストに涙が止まらない
  3. 「お釣りで新紙幣来た!!!!!と思ったら……」 “まさかの正体”に「吹き出してしまった」「逆に……」
  4. 赤いカブトムシを7年間、厳選交配し続けたら…… 爆誕した“ウルトラレッド”の姿に「フェラーリみたい」「カッコ良すぎる」
  5. ダイソーで買った330円の「石」を磨いたら……? 吸い込まれそうな美しさが40万回表示の人気 「夏休みの自由研究にもいいのでは?」
  6. 「これ最初に考えた人、まじ天才」 ダイソーグッズの“じゃない”使い方が「目から鱗すぎ」と反響
  7. もう笑うしかない Windowsのブルースクリーン多発でオフィス中“真っ青”になった海外の光景がもはや楽しそう
  8. アジサイを挿し木から育て、4年後…… 息を飲む圧巻の花付きに「何回見ても素晴らしい」「こんな風に育ててみたい!」
  9. スズメの首は、実は……? 「心臓止まりそうでした」「これは……びっくり!」“真実の姿”に驚愕の声
  10. 【今日の計算】「8×8÷8÷8」を計算せよ
先月の総合アクセスTOP10
  1. 18÷0=? 小3の算数プリントが不可解な出題で物議「割れませんよね?」「“答えなし”では?」
  2. 日本人ならなぜかスラスラ読めてしまう字が“300万再生超え” 「輪ゴム」みたいなのに「カメラが引いたら一気に分かる」と感動の声
  3. 「最初から最後まで全ての瞬間がアウト」 Mrs. GREEN APPLE、コカ・コーラとのタイアップ曲に物議 「誰かこれを止める人いなかったのか」
  4. 「値段を三度見くらいした」 ハードオフに38万5000円で売っていた“予想外の商品”に思わず目を疑う
  5. 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
  6. かわいすぎる卓球女子の最新ショットが730万回表示の大反響 「だれや……この透明感あふれる卓球天使は」「AIじゃん」
  7. 「これはさすがに……」 キャッシュレス推進“ピクトグラム”コンクールに疑問の声相次ぐ…… 主催者の見解は
  8. 天皇皇后両陛下の英国訪問、カミラ王妃の“日本製バッグ”に注目 皇后陛下が贈ったもの
  9. 「この家おかしい」と投稿された“家の図面”が111万表示 本当ならばおそろしい“状態”に「パッと見だと気付けない」「なにこれ……」
  10. 和菓子屋の店主、バイトに難題“はさみ菊”を切らせてみたら…… 282万表示を集めた衝撃のセンスに「すごすぎんか」「天才!?」