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» 2012年01月16日 11時25分 公開

普段たけのこ派のわたしだけど:なめこ栽培って楽しい! バーチャルと本物を育ててみました (2/2)

[廣渡朝子,ITmedia]
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本物のなめこは簡単に育つのか

 入手したのは、「もりのキッチンきのこ なめこ」(森産業)という栽培キット(980円)。プラスチックのケースに入った菌床に赤玉土がついており、およそ12センチ四方とキッチンの片隅に置けるサイズだ。赤玉土に水を含ませて菌床の上にまけば準備は完了。あとは土の表面が乾かないよう、しめらせておくだけでいい。2週間ほどで発芽が始まり、3週間ほどで収穫できるという。数日で土の表面が白い菌糸で覆われ始めた。

なめこ栽培キットにはケースに入った菌床と赤玉土がついている

 なんだ、簡単じゃないか――そう思ったのは最初だけだった。確かに手はかからないが、まったくなめこが生えてこない。3週間たっても芽らしきものが出てこない。水はちゃんとあげているし、なめこの菌が活動しているのも確か。まさかこのまま生えてこないのでは……と焦りつつ、あらためて付属の説明書を確認してみたところ、原因は気温のようだ。なめこ栽培に適した気温は10〜15度で、夜間の最低気温が10度を下回る必要がある。栽培を始めたのは11月初旬で、その後は比較的気温が高めの日が続いていた。

菌床に湿らせた土をまけば準備完了(中央)。白い菌糸で表面が覆われていく(右)

 こればかりは気温が下がるまで待つほかないと、毎日正座して菌床を眺めては、芽が出るのを待つ辛抱の日々が続く。早く生えてこい、まだ見ぬなめこに早く会いたい、と……。別段きのこが大好きというわけでもなく、むしろ「きのこ・たけのこ論争」ではたけのこ派の自分が、毎日なめこのことばかり考えるようになるとは……なめこ、恐ろしい子……。

やっと出てきた小さな芽(左)、数日できのこらしい形に

 待つこと約1カ月、12月上旬に土の表面にぽつぽつと小さなツブができてきた。待ちに待ったなめこの芽だ。芽が生えたらあとはペースが速く、3日で小さいながらきのこらしい形になり、1週間ほどで1センチくらいに生長した。伸びるペースが速いので毎日観察するのが楽しく、また、かさを触るとちょっとぬめぬめするのがなめこらしくて、意味もなくうれしくなる。その後は順調に育ち、芽が出てから20日ほどで収穫。結局、栽培を始めてから収穫まで7週間ほどかかった。もちろん、収穫後おいしくいただいたことは言うまでもない。

育ったなめこを収穫。収穫量は1人分とちょっとくらい。炒めておいしくいただきました

 アプリほどではないが、本物のなめこの栽培もあまり手間がかからない。生き物なので思うとおりにいかない部分はあるが、それだけに収穫の喜びもひとしお。アプリと本物のなめこ、両方とも栽培は楽しく、これまでそれほど興味のなかったなめこに深い愛情がわいた、気がする。

 収穫したあともなめこ栽培キットからは第2弾が生えているが、ひとまずは栽培コンプリート。一方バーチャルなめこのほうは、「あと2種類」の状態がずっと続いていまだコンプリートならず。ぐぬぬ……。

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