見せてもらおうか、iPhone用モバイルプロジェクター「monolith」の性能とやらをナニコレ

天井に投影したり、同僚の背中に投影したり、明るいオフィスでも意外と使えるモバイルプロジェクター「monolith」。iPhoneを差すだけですぐ利用できるため、営業先でさっと出してさっと資料を投影できたらカッコいいに違いない。

» 2012年01月30日 11時00分 公開
[山本恵太,ITmedia]
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 モバイルプロジェクターは完成度が低いから今は待ち。そんなふうに考えていた時期が僕にもありました。ところがiPhone用のジャケット型プロジェクター「monolith(モノリス)」を使ってみたところ、予想外の性能。社内で使っていたら人気者になってしまった。

「monolith」ブラックモデル

 monolithはiPhone 4/4Sに対応したジャケット型のモバイルプロジェクター。iPhoneを一回り大きくしたサイズで、重さは97グラム。monolithを装着してもそれほど厚くなったり重くなったりしないため、仕事で使う機会が多い人は日常的に付けるのもアリ。価格は2万円弱と決して安いとは言えないが、営業先でさっと出して資料を投影できたらカッコいいに違いない。

 電源は底部にあるスライド式のスイッチを右に3秒ほどずらすと入る。連続投影時間は約3時間。iPhoneの予備バッテリーとしても利用でき、約1.5回分のフル充電ができる。


全体的に丸みを帯びているので、机に置いて投影するときは角度調整が難しい
厚さはiPhone2.5枚分くらい。プロジェクターが入っている割には薄いなという印象
撮影に使ったiPhoneは筆者の私物だが、カメラレンズの周りがヒビだらけなのは、たぶん気のせい


 プロジェクターとの接続に専用のアプリや特別な設定はいらず、iPhoneをmonolithに差すだけで使えるようになる。ほかの人が自分のiPhoneに入った動画を映したいと言い出しても、差し替えるだけで済む手軽さがいい。

実際に投影してみた

 早速、monolithの性能とやらを見せてもらうことにした。筆者は初めてモバイルプロジェクターを使うので、どうせ暗くて使い物にならないだろうと思っていた。ところが、会議室の壁に投影してみたところ予想外に明るく映ったのだ。

 会議室は電気を消しても入り口から廊下の光が入ってくるので真っ暗ではなく薄暗い環境だったのだが、ちゃんと映像が確認できた。部屋を真っ暗にできればもっときれいに映せるに違いない。侮っていた。モバイルプロジェクターは予想外に実用的じゃないか。認めたくないものだな。若さゆえの過ちというものは。

 monolithの明るさは12ルーメンで、モバイルプロジェクターとしては一般的。投影サイズは最大で65インチだが、2メートルほどの距離で投影したところ、20インチの液晶ディスプレイより大きいくらいのサイズだった。ピント調節は投影レンズの近くのネジで行う。


 残念なのは投影できるコンテンツが限られている点で、iPhoneのアルバムに保存してある写真や動画、YouTubeアプリの動画は再生できるが、ホーム画面や対応していないアプリは投影できなかった。

 また、monolithは丸みを帯びた形をしているため角度を調節して机に置いたり、横向きに立てたり、天井に向けて立てたりすることができない。部屋で寝ながら映画が見られると期待したのだが、ずっと手に持っているか、うまく置けるように角度を調整しないと難しそうだった。

明るいオフィスで投影してみた

 予想外に明るく投影できたので、明るいオフィスでも使ってみた。意外といい投影場所だったのが天井。白いのでくっきり見える。天井に限らず机でもどこでも、monolithを近づければはっきりとした映像を映せるが、サイズかかなり小さくなる。同じサイズなら投影しなくてもiPhoneで直接見たほうがきれいだろう。

天井に投影して同僚を驚かせたり
同僚の背中を勝手に借りたり
机の下で上映会

 同僚の背中を借りて投影してみたり、机の下に投影してみたりしていると、何だそれはと同僚たちが集まってきてしまった。早速、自分のiPhoneでも投影させてくれという同僚が続出。飲み会での恥ずかしい映像をみんなで鑑賞したり、なぜか上司がセミのものまねをしている映像を鑑賞したりと、monolithのおかげで明るいオフィスがさらに明るくなった。

 気が付いたら社内の人気者になっていたのである。筆者ではなくmonolithが。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. /nl/articles/2412/18/news145.jpg “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
  3. /nl/articles/2412/16/news079.jpg “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  4. /nl/articles/2412/17/news060.jpg 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  5. /nl/articles/2412/17/news197.jpg 「巨大なマジンガーZがお出迎え」 “5階建て15億円”のニコラスケイジの新居 “31歳年下の日本人妻”が世界初公開
  6. /nl/articles/2412/17/news078.jpg 鮮魚コーナーで半額だった「ウチワエビ」を水槽に入れてみた結果 → 想像を超える光景に反響「見たことない!」「すげえ」
  7. /nl/articles/2412/18/news059.jpg 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開【大谷翔平激動の2024年 「妻の登場」話題呼ぶ】
  8. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. /nl/articles/2411/25/news189.jpg 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  10. /nl/articles/2412/18/news056.jpg 日本人ならなぜか読めちゃう“四角形”に脳がバグりそう…… 「なんで読めるん?」と1000万表示
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」