「ディスプレイ内蔵マウス」で愛社精神を主張してみたなんだか“誰得”なヤツを試してみよう(1/2 ページ)

ディスプレイ内蔵マウスというヘンな商品が上海問屋で発売された。マウスを持てば、肝心のディスプレイが隠れてしまうという微妙な製品。一体どう使えばいいんだ。

» 2012年02月01日 17時00分 公開
[池田憲弘(撮影:矢野渉),ITmedia]
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

この製品、どうしてこうなった

photo 珍しいマウスだが、なんかヘンだ

 「この発想はなかった……いや、ないだろうこれは」

 「デジタルフォトフレーム機能付き 光学式マウス」はマウスのグリップ部にディスプレイを搭載し、マウス内に保存した画像のスライドショーが楽しめるという製品だ。“マウスとフォトフレームを合体”なんて普通の発想ではない。むしろ興味がわいてきた。

 しかも、マウスを持てばディスプレイは見えなくなってしまうというなんとも微妙な製品。一体どのように使うのか、どういったシーンで使えば有効なのか。こうなったら自分で使って確かめるしかない。

(ディスプレイ以外は)ごく普通のマウスです

 この製品は、ディスプレイ部分を除けばシンプルな光学式マウスだ。ボタンは左右ボタンとホイールの計3ボタン。本体サイズは100(幅)×55(奥行き)×33(高さ)ミリとやや小さく、重量も90グラム(実測値)とデスクトップ向けマウスとしては軽量だ。解像度は800dpiと標準的な値で、普段使いにおいては問題ない。

photophoto ごく普通の光学式マウスとして使える(写真=左)。ディスプレイを備えるが、持つと当然ディスプレイは隠れる(写真=右)。

 製品のキモとなるディスプレイは1.5型のカラー液晶(表示サイズは26×26ミリ)で、その周りにフォトフレーム機能操作用の「MENU」「RESET」「UP」「DOWN」ボタンを備える。メニューでは、画像表示のオン/オフ、画像の切り替えスピードの設定などが行える。マウスをPCに接続してメニュー内のUSB Connectを選択すると転送用のソフトが起動し、JPEG/BMPファイルを転送できる。マウス内ストレージの容量は8Mバイトだ。

photophotophoto ディスプレイは1.5型のTFT液晶だ(写真=左)。ディスプレイの周りにフォトフレーム操作用の4つのボタンがある。MENUを押すとメニュー画面が開く(写真=中央)。転送用ソフトのメイン画面(写真=右)

 フォトフレーム機能はUSBバスパワーにて、つまりPCと接続することで動作する。一応、USB出力型の汎用ACアダプタなどと接続しても大丈夫だ。表示は一定時間(1〜30分の間で指定できる)何も操作をしないとオフになるよう設定することも可能だ。マウスの操作中にフォトフレームが見えないのが痛いが、思いつく限り、さまざまな使い方を試してみた。

パターン1 名前を入れる

 「持ち物には名前を書きなさい」

 小学生のころに先生からこう言われたはずだ。ディスプレイがあれば、マウスに名前を入れ、自分の所有物だと主張できる。自分の名前を表示させてもいいが、どうせならあだ名や写真でさらにジブンらしく主張してみよう。見た人が何かアクションをとってくれたら勝ちだ。

photophoto あだ名を表示させてみた(写真=左)。自分のイケてる写真でもいいですね(写真=右)

パターン2 癒しを求める

photo ペットの写真は王道だ。ただ見入ってしまうと仕事にならない

 次に、ペットの写真や風景画のスライドショー表示するという、フォトフレームらしい使い方を試してみた。仕事で疲れたときに見るとモチベーションがあがりそうだ。

 ほかにも、好きな女の子の写真などを入れるのもアリ……なのだろう。好きなアニメキャラの絵でいっぱいにすればきっと幸せになれるはずだ。


photophoto 大好きという妄想の中、会社の同期の写真でリア充をアピール(写真=左)。でもボクは、本当は2次元が好き(写真=右)
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/21/news027.jpg 大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
  2. /nl/articles/2411/20/news049.jpg 高校生の時に出会った2人→つらい闘病生活を経て、10年後…… 山あり谷ありを乗り越えた“現在の姿”が話題
  3. /nl/articles/2411/20/news222.jpg ディズニーシーのお菓子が「異様に美味しい」→実は……“驚愕の事実”に9.6万いいね 「納得した」「これはガチ」
  4. /nl/articles/2411/20/news027.jpg 「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
  5. /nl/articles/2411/20/news054.jpg 「防音室を買ったVTuberの末路」 本格的な防音室を導入したら居住空間がとんでもないことになった新人VTuberにその後を聞いた
  6. /nl/articles/2411/20/news050.jpg プロが教える「PCをオフにする時はシャットダウンとスリープ、どっちがいいの?」 理想の選択肢は意外にも…… 「有益な情報ありがとう」「感動しました
  7. /nl/articles/2411/21/news083.jpg 間寛平、33年間乗り続ける“希少な国産愛車”を披露 大の車好きで「スカイラインGT-R R34」も所有
  8. /nl/articles/2411/21/news085.jpg 「もしかしてネタバレ?」 “timeleszオーディション”候補者がテレビ局を退社 ディズニーの“船長”としても話題
  9. /nl/articles/2411/18/news107.jpg 走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
  10. /nl/articles/2411/21/news018.jpg グルーミングが出来ない生まれたての子猫、とんでもない体勢になり…… 想像以上のへたくそっぷりに「どこにも届いてないww」「反則級」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた