クリスマス大逆転計画、発動っ!――上海問屋の「LEDウォッチ」で着飾ってみるなんだか“シャレオツ”なヤツを試してみよう

モテ度ゼロ、話術ゼロのボクでも、合コンで目立ちたい。というわけで、上海問屋のへんてこな腕時計で女の子の気をひくことにした。

» 2012年12月18日 15時00分 公開
[池田憲弘(撮影:矢野渉),ITmedia]
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実用性よりインパクトを重視しすぎた腕時計

photo ボクが普段使っている腕時計だ。いたって普通のアナログ時計で実用には問題ないものの、インパクトに欠ける気がする

 ああ、またこの季節がやってきてしまった。なんで今年も3連休なんだろう。劇場版「けいおん!」でも見て引きこもるかな……。ボクのそんな姿を見て、かわいそうに思ったのか、サークルの先輩が、これがラストチャンスとばかりに合コンに誘ってくれた。

 ここでうまくいけば残り1週間で大逆転……である。しかし、致命的な問題がある。そもそもボクは女の子と話すのが苦手なのだ。合コンで話せなかったらチャンスも何もない。うん、ここはPC USERの記者らしく、面白そうなガジェットで女の子の興味を引きつけよう。それしか勝機はない。

 そんなわけで、ボクは上海問屋の「LEDウォッチシリーズ」に目をつけた。この腕時計には、文字盤も針もない。LEDランプで時刻を表すという、ちょっと変な腕時計だ。時刻が読みづらいが、個性を出すにはちょうどいい。価格も1499円(税込み、送料別)とお手ごろだ。

 これを選ぶ決め手となったのは、常に身に付けていられること。自分がガジェットを取り出して紹介するのは図々しいと気後れするが、腕時計ならば、相手の目に入る可能性は高い。そして何かしらのアクションをとってくれたら勝ちだ。しかも、よく見るとちょっとおしゃれじゃないか。“あ、おしゃれな人ね”って思ってくれるかも。ふふふ。

 しかし、困ったことにこのLEDウォッチは3種類ある。どれも珍しいデザインだが、センスゼロのボクには、どれが一番いいのかさっぱり分からない。ここは恥を忍んで、同僚の方に意見を求めてみた。みんなの意見を参考にしつつ、それぞれのモデルを紹介しよう。

photophoto 心優しい同期をはじめ(写真=左)、先輩や後輩などいろいろな人に時計を見せて回った(写真=右)

タイプA

photo 金属のバンドを使用している。重量は約136グラムと3種類の中では最も重い

 タイプAは、3種類のなかで唯一、金属のバンドを採用したモデルだ。重量も136グラム(実測値)と一番重い。本体サイズは55(幅)×30(奥行き)×15(厚さ)ミリだ。いずれのタイプもバッテリーはボタン電池(CR2015)1個を使用する。

 時刻を表示するディスプレイには、左右2列に目盛りと計28個のLEDランプがあり、左列は「時」を、右列は「分」を示す。ボタンを押すと約1秒で時刻が表示される。ランプの点灯時間は約4秒だった。

 LEDランプと目盛りの表記が小さく、慣れるまでは時刻を読むのに苦戦するかもしれない。色々な人に意見を聞くと、金属バンドを好まない女性が多かったのが印象的だった。

<この腕時計を選んだ人のコメント>

  • 20代男性「実際につけると、一番サマになるのはこれでしょ」
  • 30代女性「慣れれば一番見やすいと思う」
  • 30代男性「分かりにくくて逆に面白い。ネタになるんじゃない?」
photophoto LEDランプが点灯するのは計28カ所。目盛りも小さいので、読むのに慣れが必要だ(写真=左)。とはいえ、金属バンドなので装着するとなかなかカッコイイ……気がする(写真=右)

タイプB

photo 文字盤らしき場所には針も文字もない。鏡としても使えるのがポイントだ

 タイプBは、アナログ時計の文字盤に似た円形のディスプレイを備えているが、ディスプレイには針も文字もない。本体サイズは45(幅)×35(奥行き)×10(厚さ)ミリで、重量は実測で76グラムだった。

 ボタンを押すと、円形に配置されたLEDランプが光り、時刻を表示する。文字盤のインデックス(数字の部分)が光り、アナログ時計に近い感覚で時刻が読める。タイプAと同じく、ボタンを押すと約1秒で時刻が表示され、ランプは約4秒点灯する。

 なお、文字盤は鏡面仕上げになっており、文字盤をのぞき込むと顔が映りこむ。ゴム製バンドを採用したことで、おもちゃっぽく見えるところが女性に好評だった。

<この腕時計を選んだ人のコメント>

  • 20代女性「鏡として使えるところがいい。ナルシストっぽく思えるけど」
  • 20代女性「ヒーローもののグッズっぽくてかわいい」
  • 30代男性「最初に何も表示されていない分、意外性がある」
photophoto 文字盤のインデックス部分が光る。アナログ時計に近い感覚で時刻を読める(写真=左)。ギミックの面白さもあり、おもちゃっぽく感じる(写真=右)

タイプC

photo タイプCは、自動車のタコメーターをほうふつとさせるゲージが特徴だ

 タイプCは、上下3列の目盛りで時刻を読むタイプだ。ディスプレイ部が小さく、3モデルの中で一番軽い。重量は62グラムだ。本体サイズは37(幅)×32(奥行き)×10(厚さ)ミリ。タイプAと時刻の読み方は同様だが、ランプの場所を分け、ランプの色も赤と青の2色を使っているので、タイプAよりも見やすい。

 ランプは明るく、オフィス内などの明るい場所でも少しまぶしいと感じるほどだ。ボタンを押し、ランプがすべて点灯するまで約1秒で、その後約4秒点灯する。

 黒の背景に2色のライト、目盛りが自動車のタコメーターっぽいという意見があり、比較的男性に人気だった。「脱オタクを目指してる感じがする」という女性の意見もあったが、聞こえなかったフリをした。

<この腕時計を選んだ人のコメント>

  • 20代女性「まだ読みやすい分、人に見せて盛り上がりそう」
  • 20代男性「自動車のタコメーターみたいでカッコイイ」
  • 30代男性「なんかデータバンクを思い出す」
photophotophoto 目盛りは縦に3列。ライトも2色あるので、時刻は読みやすい。この時刻は午後1時28分だ(写真=左)。すべてのモデルで日付も表示できる。これで11月15日(写真=中央)。スーツにも似合いそうですね(写真=右)

結局、妹に聞いてみた

photo 結局、これになりました

 9人に意見を聞いたところ、見事に意見が割れてしまった。それぞれのいいところは分かったものの、やっぱり決められない。仕方がないので、彼氏持ちの妹に助けを求めることにした。妹よ、おにいちゃんはどうすればいいんだ。

 「鏡になるやつ(タイプB)でいいんじゃない。よく寝ぐせついたまま外に出るし」

 返す言葉もない。素直に妹の助言に従うことにした。この3つの中では、一番意外性があるし、女の子の気をひくこともできそうだ。よし、これで準備は完ぺき。ちょっと早い気もするけど、上手くいったときのために、クリスマスの予定でも考えておこうかなっ!

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