これなら毎日楽しすぎ? 今ドキの社内報事情
自社の社内報、どれくらい読んでいますか? 最近では社内報もバラエティに富み、凝った面白い内容になっています。
社内報といえば、会社で配られる退屈な冊子や新聞などのイメージ……がありましたが、それも今は昔。近年はオンラインで読めたり、経営層によるブログ記事や社員紹介、社員同士のコミュニケーションがあったりと、社員が楽しめる内容に進化しているようです。
今ドキの社内報 ユナイテッドと日本マクドナルド
社内報に力を入れている企業としてまず取り上げてみたいのが、媒体社や広告主向けのスマホアプリなどを開発するユナイテッド。Web社内報「みないと!」は、社員がハマっている趣味を紹介する「りふれっ趣」や、当日のファッションリーダーを決める写真投稿、社員同士での他己紹介、役職者の生い立ちを知ることのできる「ワタクシの履歴書」など、面白い記事から真面目な記事まで、週10本は配信されているそうです。実際、230人を超えるという従業員が楽しく閲覧しているとのこと。
日本マクドナルドは、特に社内コミュニケーションに力を入れています。従業員しか見られない社内報「Smile」は、マックでバイトしたことのある人なら一度は目にしたことがあるのでは? また、アルバイト間では、Webサイト上でコミュニケーションを取ることができるツールも用意されています。
いずれもWebを活用し、思わず参加したくなるような社内コミュニケーションの一環として作られているところが、今ドキの社内報の姿といえそうです。
もはや社内報の域を超えている鹿島建設の「KAJIMA」
一方、社内誌に関する全国のコンペティションで1位を獲得した鹿島建設の社内報は、もはや社内報の域を超えているハイレベルな読み物になっています。例えば、受賞した2013年2月号の「人と振り返る5年半〜東京駅丸の内駅舎保存・復原工事〜」の特集記事では、鹿島建設が自ら施工管理者を務めたビッグプロジェクトを振り返る、当時の施工監理者と工場長による濃い対談などがつづられている力作! 自社の成し得た功績を、こうして後世へ語り継ぐことも、社内報の一つの役割といえそうです。
社内報制作会社に学ぶ社内報アイデア
社内報などの制作を行っている企業・アドテイストの調査によれば、社内報のタイプとして「情報共有型」が71%、「意識改革型」が40%、「コミュニケーション強化型」が38%だといいます。また、アドテイストによる社内報の企画アイデアとして、社内報制作を行う広報部の裏話をつづる特集を組んだり、女性活躍推進のために、女性社員の生の声を載せたり、社員おすすめのランチスポット紹介の一休みコンテンツを作ったりというものがあり、社内報の新しい可能性がここからも感じられます。
もし自社の社内報がまだ“つまらない地方新聞”と化しているのなら、「こんなアイデアもあるんだよ」と提案してみてはいかがでしょうか。
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