これなら毎日楽しすぎ? 今ドキの社内報事情

自社の社内報、どれくらい読んでいますか? 最近では社内報もバラエティに富み、凝った面白い内容になっています。

» 2015年11月17日 06時00分 公開
[石原亜香利ITmedia]

 社内報といえば、会社で配られる退屈な冊子や新聞などのイメージ……がありましたが、それも今は昔。近年はオンラインで読めたり、経営層によるブログ記事や社員紹介、社員同士のコミュニケーションがあったりと、社員が楽しめる内容に進化しているようです。

今ドキの社内報 ユナイテッドと日本マクドナルド

 社内報に力を入れている企業としてまず取り上げてみたいのが、媒体社や広告主向けのスマホアプリなどを開発するユナイテッド。Web社内報「みないと!」は、社員がハマっている趣味を紹介する「りふれっ趣」や、当日のファッションリーダーを決める写真投稿、社員同士での他己紹介、役職者の生い立ちを知ることのできる「ワタクシの履歴書」など、面白い記事から真面目な記事まで、週10本は配信されているそうです。実際、230人を超えるという従業員が楽しく閲覧しているとのこと。

 日本マクドナルドは、特に社内コミュニケーションに力を入れています。従業員しか見られない社内報「Smile」は、マックでバイトしたことのある人なら一度は目にしたことがあるのでは? また、アルバイト間では、Webサイト上でコミュニケーションを取ることができるツールも用意されています。

 いずれもWebを活用し、思わず参加したくなるような社内コミュニケーションの一環として作られているところが、今ドキの社内報の姿といえそうです。

もはや社内報の域を超えている鹿島建設の「KAJIMA」

 一方、社内誌に関する全国のコンペティションで1位を獲得した鹿島建設の社内報は、もはや社内報の域を超えているハイレベルな読み物になっています。例えば、受賞した2013年2月号の「人と振り返る5年半〜東京駅丸の内駅舎保存・復原工事〜」の特集記事では、鹿島建設が自ら施工管理者を務めたビッグプロジェクトを振り返る、当時の施工監理者と工場長による濃い対談などがつづられている力作! 自社の成し得た功績を、こうして後世へ語り継ぐことも、社内報の一つの役割といえそうです。

※初出時に社内報の名称を誤って「KASHIMA」と掲載していました。おわびして訂正します(11/17 9:00)

社内報制作会社に学ぶ社内報アイデア

 社内報などの制作を行っている企業・アドテイストの調査によれば、社内報のタイプとして「情報共有型」が71%、「意識改革型」が40%、「コミュニケーション強化型」が38%だといいます。また、アドテイストによる社内報の企画アイデアとして、社内報制作を行う広報部の裏話をつづる特集を組んだり、女性活躍推進のために、女性社員の生の声を載せたり、社員おすすめのランチスポット紹介の一休みコンテンツを作ったりというものがあり、社内報の新しい可能性がここからも感じられます。

 もし自社の社内報がまだ“つまらない地方新聞”と化しているのなら、「こんなアイデアもあるんだよ」と提案してみてはいかがでしょうか。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2405/07/news109.jpg 「ロッチ」中岡、顔にたっぷり肉を蓄えた激変ショットに驚きの声 「これ…ヤバいって」「すごい変身っぷり」
  2. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  3. /nl/articles/2405/06/news040.jpg 「東京チカラめし」約2年ぶりに東京で“復活” まさかの出店場所に驚き「脳がフリーズしそうに」
  4. /nl/articles/2405/03/news025.jpg 「今までなんで使わなかったのか」 ワークマンの「アルミ帽子」が暑さ対策に最強だった 「めっちゃ涼しー」
  5. /nl/articles/1611/04/news117.jpg 「ヒルナンデス!」で道を教えてくれた男性が「丁(てい)字路」と発言 出演者が笑う一幕にネットで批判続出
  6. /nl/articles/2405/07/news114.jpg 大谷翔平がエスコート 真美子さん「ドジャース奥様会」に再び登場で頭ひとつ抜き出る
  7. /nl/articles/2405/08/news030.jpg 「新紙幣出てきたんだけど」 レジで“千円札”見た若者がポツリ→まさかの正体にショック広がる 「そうだよねえぇ」
  8. /nl/articles/2405/07/news043.jpg 16歳お姉ちゃんと0歳弟、赤ちゃんが泣くとすぐに抱っこして…… 愛をそそぐ姿に「愛しさ溢れてて号泣」「いいね1万回押したい」
  9. /nl/articles/2405/05/news018.jpg 地元民向け“バリカタ仕様”の袋麺だと思ったら……思わぬ落とし穴に「トラップ仕掛けられてる」「自分も引っかかった」
  10. /nl/articles/2405/06/news001.jpg 川をせき止めるほどのゴミ→ボランティアがを徹底的に掃除したら…… 見違える変化に驚き
先週の総合アクセスTOP10
先月の総合アクセスTOP10
  1. 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
  2. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  3. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  4. 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
  5. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  8. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  9. 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
  10. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評