これなら続くかも? アクセサリー感覚で身に着けられる「ムーヴバンド3」(1/3 ページ)

ドコモ・ヘルスケアの活動量計「ムーヴバンド」が、機能をブラッシュアップして登場した。着けていることを意識しないですむほど軽く、主張しすぎないデザインがポイントだ。生活習慣の改善に役立つのか試してみた。

» 2016年04月09日 09時00分 公開
[すずまりITmedia]
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ムーヴバンド3 NTTドコモの「ムーヴバンド3」

 ドコモ・ヘルスケアのオリジナル活動量計「ムーヴバンド」が新しくなった。前回の「ムーヴバンド2」発売が2014年6月11日なので、約1年9カ月ぶり、3代目としてのリニューアルである。

 前回ムーヴバンド2を発売したときも、初代機の問題点を改善してきたドコモだが、今回の「ムーヴバンド3」もデバイスのデザインとアプリの両面で大きな変更を加えた。その結果、使用感は向上し、満足度もかなり上がっていると感じた。どのような製品に仕上がったのか、具体的に見ていこう。

ディスプレイ付きのスリムな活動量計に変化

ムーヴバンド3 ムーヴバンド3のパッケージ

 ムーヴバンド3は重さ約17gで、日常生活防水(IPX5)が施された活動量計である。手首に巻いて過ごすことで、歩数、距離、消費カロリー、アクティブな時間(早歩きやジョギングをした時間)を測定できる。活動モードと睡眠モードも自動的に変わるので、睡眠時間やサイクルの記録も自動的に行われるほか、眠りが浅くなったタイミングで起こしてくれるアラーム機能も備えている。

ムーヴバンド3 アクセサリーのようなシャンパンゴールド
ムーヴバンド3 側面に3つのボタンを備える

 新バージョンはシリーズ初のディスプレイと3つのボタンを備えており、測定結果の表示やモードの切り替えができる。いずれかのボタンを1回押すと時間を表示。続けてAボタンを押すと歩数、消費カロリー、アクティブな時間、設定、食事の順で表示する。また、ボタン操作で食事をした時間を記録できるようになっている。

 micro USBケーブルでの充電が可能で、連続動作時間は約5日間。スマートフォンとはBluetooth 4.0で接続。測定データは専用アプリケーション「WM(わたしムーヴ)」(無料)で管理する。専用アプリはドコモユーザーでなくても利用できる。

 付属品としてmicro USBケーブル、交換用のバンド(Sサイズ)、クイックガイドが用意されている。購入してから手首のサイズに合わせてバンドを付け替えられるので、男女問わず利用できる。標準のバンドは男性でも余るくらいかもしれない。女性ならSサイズがおすすめだ。なお、心拍センサーは搭載していない。

ムーヴバンド3 本体のほかに、充電用のmicro USBケーブルと、交換バンド(Sサイズ)が同梱されている
ムーヴバンド3 バンドは簡単にとりはずして交換できる

見た目、機能の不満点を多数解消し、魅せる活動量計へ

ムーヴバンド3 ムーヴバンド2(左)とムーヴバンド3(右)デザインの違いは明らか

 ムーヴバンド3では、何が変わったか。おそらく初めてムーヴバンドを見た人でも、ちょっとそそられるのでは、と思うくらい、美しく軽くなり、扱いも楽になったといっていい。

 筆者の手元にあるのはシャンパンゴールドだが、これまで見てきたリストバンド型の活動量計の中では、トップクラスのエレガントさだ。2のややぽってりしたデザインからスリムになっているが、重さは変わらず。デザインには相当気合いを入れたようだ。

ムーヴバンド3 軽くて違和感のないつけ心地はどちらも同じだが、ムーヴバンド3のほうが大人向けの印象

 充電方法もクリップタイプのUSB充電ケーブルから、シンプルなmicro USBケーブルに変更された。専用USBケーブルを忘れて旅行に出かけ、途中でバッテリー切れを起こした経験がある筆者としては、これはかなりありがたい改良であり、特に気に入っている点だ。

ムーヴバンド3 micro USB充電ケーブルで充電できるようになった
ムーヴバンド3 充電中はディスプレイにアイコンを表示

 バッテリー持ちは、約7日間から約5日間へと2日分短縮されてしまった。ただ、以前はアプリで同期してからでないと最新のバッテリー残量がわからなかったのに対し、ディスプレイを備えたムーヴバンド3では、デバイス上でバッテリー残量を確認できる。しかも、残り少なくなると、振動とともにディスプレイに表示して教えてくれる。持ち時間は短縮されたが、その分充電しやすくなったということでヨシとしたい。

 同期方法は、アプリを起動してからのボタン1回押しが、アプリの起動で自動的に同期するように改善された。都度ボタンを押すのは面倒だっただけにこれも嬉しい。

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