歯みがきを見直して歯を美しく! スマホと連動する歯ブラシアタッチメント「G・U・M PLAY」らいらの“キレイ”になれるかな

注目の美容家電を実際に使って効果を体験してみる「らいらの“キレイ”になれるかな」。今回は「みがき方をみがく」というコピーが印象的な歯ブラシアタッチメント「G・U・M PLAY」を試してみます。

» 2016年07月10日 08時00分 公開
[らいらITmedia]

 毎日の歯みがき、好きですか? 私は好きというより義務感の方が強く、スマホを見ながらダラダラ10分くらい時間をかけてしまう「ながら磨き派」です。お酒に酔って帰宅した夜は面倒でサボってしまい、夜中に起きて半分寝ながらテキトーに磨き直すなんてときもあります。

 歯みがきが習慣になっていても、適当な磨き方で歯周病の原因となるプラーク(歯垢)が残っては意味がありません。サンスターの調査によると、理想の歯みがき時間は3分以上にもかかわらず、48%の人が3分未満しか時間をかけていないとか。成人の約8割は歯周病にかかっていると言われており、自分もいつ歯周病になってしまうのかとヒヤヒヤものです。

G・U・M PLAY 歯ブラシに装着して使うサンスターの「G・U・M PLAY」を使ってみますよ

 そこで今回は、サンスターの「G・U・M PLAY」(ガムプレイ)でオーラルケアを1から見直してみました。

サンスターの「G・U・M PLAY」で歯みがき習慣を見直します

歯ブラシにアタッチメントを装着して使う「スマート歯みがき」

 G・U・M PLAYは、日々の歯みがきデータを記録・解析し、正しい磨き方を覚えて週間にできる小さな機械です。アタッチメントを歯ブラシのハンドル部に装着し、Bluetoothでスマホと連係。アタッチメントに搭載された加速度センサーが手の動きを感知します。対応機種はiPhoneと一部のAndroid端末です。

G・U・M PLAY 柔らかい素材でできており、重さはボタン電池を含めても約15グラムとコンパクト

 キットにはG・U・M PLAY本体のほか、サンスターのG・U・Mブランドの歯ブラシとボタン電池が入っています。アタッチメントにボタン電池を入れたら、センサーユニットをカラーキャップに装着します。

G・U・M PLAY 説明書を見ながら付けていけば簡単。ボタン電池1個で、約300日(1日3回、各3分間使用した場合)が目安だそうです

 スマホには、専用アプリをダウンロードしましょう。歯みがきしながらその日のさまざまなニュースを読み上げる「MOUTH NEWS」、磨き方に合わせて音楽が聞ける「MOUTH BAND」、ゲームで遊びながら歯を磨ける「MOUTH MONSTER」の3種類が用意されています。

G・U・M PLAY その日の気分に合わせて使い分けられます

 アプリをインストールしたら、アカウント登録とアタッチメントのペアリングをします。まずはスマホのBluetooth機能を有効にした状態で、いずれかのアプリを起動し、新規アカウントを登録していきます。

G・U・M PLAY アカウント登録にはメールアドレスとパスワードが必要。アカウントには気分のあがるアイコンやニックネームを設定すると歯みがきが楽しくなりそう
G・U・M PLAY 家族で使う場合、ファミリーアカウントを登録すれば、メールアドレスを持っていない子どものアカウントを作ることも可能 です

 次にアタッチメントをスマホとペアリングします。アタッチメントを立てて置き、歯ブラシを下に1回押すと、電源が入ってLEDが点滅します。あとは画面の指示に従ってデバイスを登録すれば設定完了!

G・U・M PLAY 歯ブラシでアタッチメントを押すとLEDがグリーンに光る
G・U・M PLAY 「GUMPLAY-XXXXX」と表示された項目をタップしペアリングします

マウスチェックとマウスログで歯みがき習慣をデータ化

 まずは歯みがきしながらニュースをチェックできるアプリ「MOUTH NEWS」を試してみました。基本的な使い方は、画面上の「右上の歯」などの指示に合わせて歯を磨いていくだけと非常にシンプル。同時並行で時事問題、エンタメ、スポーツと主要なトピックを音声で読み上げてくれるので、忙しい朝でも、歯を磨きながら効率的に情報収集できます。

G・U・M PLAY たまに読みが違うのはご愛嬌。ニュース以外にも、天気や占い、雨傘指数、洗濯指数などもチェックできます

 加速度センサーの精度は想像以上で、力を入れすぎると画面にアラートが出て注意を促します。手の動きが止まるとアプリの動作も連動してすぐに中断されるので、遅延なく正確に手の動きを検知している印象を受けました。

G・U・M PLAYG・U・M PLAY ぐっと力を込めてゴシゴシ磨こうとすると注意されます。歯みがきを中断したいときは手の動きを止めるだけでOK

 約3分で最初の歯みがきが終了。各アプリにはマウスチェック機能があり、歯科衛生士のブラッシングの動きにどれだけ近いか、100点満点で採点されます。初回はビミョーな68点! 普段10分以上かけてダラダラ磨いていたので、どんどん指示が出るペースに乗れませんでした。くやしい!

G・U・M PLAY 口内を16カ所に分割して磨き残しを細かくチェック。3種のアプリはどれを使ってもログは共通で保存されます

 さらにこちらの下手な磨き方がバレており、「歯を2、3本まとめてみがいています」とギクッとするフィードバックも。歯を1本1本丁寧に磨いていくことが高得点を獲得するコツだそうです。

 日々の歯みがきを記録するマウスログ機能では、平均スコアや平均時間、朝昼晩ごとに磨いた回数などをグラフや図でチェックできます。始めは低かった点数も、使い込んでいくうちに磨き方や時間配分に慣れてきて、最近は80点台を連発できるようになりました。

G・U・M PLAY 使い始めて1週間、特典は86点に!

 歯みがき後に歯をチェックしてみると、歯垢がしっかり取れているようで、ツルツルとした磨き上がりを実感。今までダラダラやっていた時間がもったいなかったと反省しました。正しい磨き方をすれば、効率的に歯の健康を維持できると気づけたのは大きな収穫です。

音楽アプリや歯みがき嫌いの子どもにピッタリなゲームアプリも

 もう1つのアプリ、「MOUTH BAND」は、歯みがきのシャカシャカというリズムに合わせてバンドが音楽を演奏するちょっと変わったアプリ。お気に入りの曲を流して、リラックスしながら楽しく歯みがきできるので、夜の利用にお勧めです。

G・U・M PLAY アプリ内蔵の音楽や、ミュージックアプリの曲を選べます

 画面には磨く場所が指示され、正しく磨けていると楽器が増えていき、拍手喝采が起こります。その反面、歯みがきのリズムが早すぎたり遅すぎたりすると、それに合わせて曲のピッチが変わり、さらに磨き方がヘタクソだと「Boooo!」とブーイングが鳴って点数が下がってしまいます。歯ブラシを楽器に見立て、音楽を演奏するように歯みがきするイメージです。

G・U・M PLAY ゲーム性が高く、気づいたらいつも夢中で磨いています

 3つ目のアプリは楽しく歯みがきできるゲームタイプの「MOUTH MONSTER」。子供向けということもあり期待していませんでしたが、グラフィックの作りこみがすごく、思った以上に大人でも楽しく使えました。子供の頃は歯みがきが嫌いだったけれど、これがあればもっと歯みがきが好きになっていたかもしれません……。

G・U・M PLAY 歯ブラシを動かして、実際の菌をモデルにしたモンスターを倒すために戦います。ステージやモンスターは磨く度にランダムで変わるので、子どもでも飽きずに遊べそうです

 マウスチェック機能は、家族でデータを共有できるので、子どもがちゃんと歯みがきできているか、アプリでチェックできます。ゲーム感覚で歯みがきできれば、子どものモチベーションが上がり、歯みがきが習慣化しやすくなりそうですね。

新しい歯みがき体験、デメリットは?

 価格はG・U・Mのデンタルブラシ「#221」とアタッチメントがセットで5400円(税込)と、お安くはありませんが、アプリを含め製品の完成度が高く、虫歯や歯周病の治療費を考えれば、それほど割高感は感じません。家族で使うなら、歯ブラシを付け替えて複数人でアタッチメントを使うこともできます。

G・U・M PLAY 虫歯や歯周病で治療代がかかっては元も子もありませんしね

 個人的な問題としては、習慣化する前に一度飽きてしまったことでしょうか。1週間くらい経つと、歯みがきの度にアプリを立ち上げるのが面倒になってきます。そこをぐっとこらえて10日ほど続けたことで、無意識のうちにアプリを立ち上げるほどに習慣化してきました。「歯みがきアプリを使おう!」と意気込むより、「アプリでニュースチェックするか〜」くらいのゆるい感じのほうが続けられそうです。

 また出張中に使おうとしたら、ホテルのアメニティで用意された歯ブラシにアタッチメントのサイズが合わず、使えないことがありました。G・U・M PLAYのキットには歯ブラシが同梱されているので問題ありませんが、2本目以降はなるべく推奨されているG・U・Mの対応するデンタルブラシや、柄のサイズが近い歯ブラシを買うことをお勧めします。

G・U・M PLAY 無理やりアタッチメントを押し込んで使ってみたものの、ポロポロ外れて結局ひどい点数を取ってしまいました

 歯がきれいになると、笑顔もきっと美しくなるはず! 美しい笑顔を目指す入り口としては、お手頃な製品だと思いました。

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