ニュース
液体金属で“断線知らず”のヘッドフォンケーブル実現?
これでケーブルの断線から解放される……?
advertisement
ノースカロライナ州立大学の研究チームが“断線知らず”のケーブルを開発しました。“断線知らず”の秘密はその伸縮性にあり。YouTubeには、再生中のヘッドフォンケーブルを思い切り引っ張って伸ばしている動画が投稿されています。
通常、こうしたケーブルは金属の導線をゴムなどのチューブで覆う構造になっていますが、このケーブルの場合は中の導線が液体金属でできているのが特徴。このため引っ張っても線が切れず、最大8倍まで引き伸ばすことができるそうです。
ヘッドフォンのケーブル以外に、携帯電話の充電用ケーブルなどにも活用できるとのこと。また伸縮性を活かし、布に織り込んで使うなどの応用も考えているそうです。ただ実用化にあたっては「チューブが切れると中の液体金属が漏れ出す」という問題をクリアする必要があり、製品化されるのはもう少し先になりそうです。
advertisement
関連記事
仮想空間の萌えキャラに水を注いでもらった気分になれるバーチャルリアリティ技術
仮想空間の女の子が注いだ水を、紙コップで感じることができる。SFC ORF 2012 Report:“聞こえない音”が情報を届ける 超音波でデジタル情報送る技術「SteganoSonic」
超音波に載せてデジタル情報を伝達する研究が慶応SFCの「ORF2012」で展示された。端末をある場所に持って行くと、スピーカーから受信した情報が画面に表示されるというものだ。きっかけは「攻殻機動隊」 “透明プリウス”の稲見教授が語るアニメと科学の関係
藤子・F・不二夫先生の「21エモン」などは科学者を目指す人にぜひ読んでほしい――マンガ「攻殻機動隊」をきっかけに「光学迷彩」を開発した慶応義塾大学の稲見教授が、マンガやアニメが研究者にもたらす影響について語った。デジタルコンテンツEXPO 2012:スケスケになっちゃう「透明プリウス」 実際に乗ってみた
「透明になる」は本当?デジタルコンテンツEXPO 2012:ボルトが感じる風と大地! 触覚や嗅覚まで再現するバーチャル身体技術
世界最速の足の踏み込みってどんな感じ?蚊に刺されることがなくなる? 2013年にも新技術投入へ
マラリアなど、蚊が媒介する病気の対策になりそうだ。達人の筆を再現できる書道ロボット、慶応大学が開発
慶應義塾大学が、書道の動作をロボットで忠実に再現する「モーションコピーシステム」を開発した。狙った相手のおしゃべりをストップさせる「SpeechJammer」にイグ・ノーベル賞 産総研の研究者ら開発
「SpeechJammer」を向けた相手はしゃべれなくなってしまう。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.