映画「この世界の片隅に」　観客動員130万人越えで“すずさん”からの「ありがとう」動画を公開

　映画「この世界の片隅に」の主人公・すずさんから、観客動員数が130万人を超えたことへの感謝を伝える動画がYouTubeで公開されました。

　同作は太平洋戦争下の軍港の街・呉市を舞台に、一般人女性「すずさん」の目線で日常生活を丁寧に描いた作品。2016年11月12日に全国63館という小規模公開でスタートした後、口コミで動員数が伸びたことで上映館も拡大し、1月10日発表のキネマ旬報ベスト・テンでは、アニメ映画として「となりのトトロ」以来28年ぶりの1位を獲得（関連記事）。さらに、1月12日にはNHKの「クローズアップ現代＋」で特集番組が放送されるなど、話題をふりまいてきました（関連記事）。

　今回、観客130万人を超えたことから、すずさんの声を演じる、のんさんによる新録音を交えたダイジェスト動画が公開。その中ですずさんは「今まで、たまげるくらいようけの人らあが、ウチに会いにきてくれよりました」「こんなウチじゃけど、これからも、もっとようけの人にお会いできるんを楽しみにしとります」と謝恩の気持ちを語っています。作品を見た人なら、この言葉だけで涙腺崩壊かもしれません。

　動画の最後で、すずさんは「この世界の片隅に　あなたの街で、会えますね」と言っていますが、これは2月4日から公開劇場がさらに増えることを指しているよう。上映劇場は映画公式サイトで確認できます。

（五月アメボシ）