インタビュー

神社と相性が良くて、おみくじが14年連続で大吉? エッセイ漫画「霊感一家のふしぎな実話」インタビュー

信じるか信じないかはあなた次第です……けど、確率的におかしくないですか、それ。

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 幽霊は存在すると思いますか――。科学では証明しがたい“見えない世界”の問題なだけに「いる派」の方も、「いない派」の方もいるかと思いますが、今回ご紹介したいのは「同じ家の中で、家族が同じ心霊現象を体験していた」というエッセイ漫画「霊感一家のふしぎな実話」。

 今回は番外編として、神社のエピソードについて著者・りかさんにインタビューしました。漫画本編もあわせて掲載します。

漫画『霊感一家のふしぎな実話』とは?

 著者のりかさんをはじめ、姉、そして母親までも小さい頃から不思議なことや、怖い思いを経験してきた霊感一家(父親は霊感なし)。そもそも実家自体が夏でも冷房いらずの寒さで、入れない部屋、眠れない部屋、廊下にレギュラーで出て来る謎の白い影などなど、オカルティックな事件が満載。

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 それもそのはず、調べてみたら、なんと実家に幽霊300体もいることが判明! 一家全員で、家系図を持ち出し、実家の浄化浄霊に踏み出す騒動を描いたホラーエッセイ漫画。

著者プロフィール:佐木りか(Twitter:@rikarika_sou

物心ついた頃からゆるっと霊感もち。母・姉も霊感持ちの女系霊感一家。現在は一児の母として育児の合間に怖い話や育児漫画を描いている。猫好き。

その他の一部エピソードはイースト・プレスによるWebメディア「MATOGROSSO」、購入先などは同社Webサイトにて掲載されています

人によって“神社の相性”がある?

―― 「スピリチュアル編 神社との相性」は、実家の話題からいったん離れて神社のお話。自分も神社にはよく参拝するので、このエピソードは興味深く読ませていただきました

 ありがとうございます。本を出すにあたって、担当さんから「箸休め的な内容もほしい」と言われて追加しました。私も神社仏閣巡りが好きなので。

―― 作中では、りかさんの実家の近く神社2つが「山神社」「海神社」という呼び方で登場。海神社の方が居心地がよくて、おみくじも大吉続き(14年連続)だったんですよね。そんなに差が出るものなんですか?

 そうなんですよ。海神社は木がうっそうとしていて参道も長くて、どちらかといえば怖い雰囲気なんですけど、鳥居を一歩くぐると風がぶわっと吹き抜ける感じがするんです。お参りすると心が洗われるようで、私にとっては特に大切な神社です。

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“持ち帰り体質”の著者の神社の行き方

―― 海神社の他に好きな神社はありますか?

 メジャーなところだと、東京大神宮は雰囲気が明るくて好きですね。赤坂の氷川神社も、木は多いんですけど重苦しい感じがなくてお気に入りです。

―― 逆に山神社のように、相性の悪さを感じる神社は?

 嫌いというわけではないのですが、伏見稲荷大社には確実に何かいるなという気がします。誰もいないはずなのに後ろから話しかけられたり、頭をポカッてされたりしたことが何度かあったので。

 そうは言いながらも、御朱印をもらうためにけっこう参拝してるんですけどね。幻想的というか、他にはない空気感のある神社なので。だけど、15時以降(逢魔が時)はなるべく立ち入らないようにしたいと思っています。

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―― 自分が神社巡りをするようになった理由の1つは御朱印集めだったりするのですが、そういうもの目当てで参拝すると悪い霊を呼び寄せてしまったりするのでしょうか

 いえ、全然大丈夫だと思いますよ。スタンプラリー代わりにするのは本来の用途と違いますけど、御朱印帳にかっこいい御朱印が並んでいるのを見るとやっぱりうれしいですし。私も社会人になってから神社巡りを始めて、ようやく3冊目に突入しました(笑)。

―― 令和になってから御朱印ブームが再燃していますが、神社に参拝するきっかけとしてはありということですね

 もちろん、神様に失礼のないように作法を守る必要はありますけどね。優しい神様だけじゃなく、怖い神様を祀っている神社も多いですから。

 ただ、私みたいに“持ち帰る”確率が高い人は、やたらめったら行かないほうがいい気もします。

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 どうしても神社に行かなきゃいけないと強迫観念に駆られるときは、だいたい悪いものが呼んでいるときだと思っていて。「行きたい」ならともかく、「行かなきゃ」と思うときはできるだけ近づかないようにしています。

(続く)

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