インタビュー
» 2019年09月16日 20時30分 公開

神社と相性が良くて、おみくじが14年連続で大吉? エッセイ漫画「霊感一家のふしぎな実話」インタビュー

信じるか信じないかはあなた次第です……けど、確率的におかしくないですか、それ。

[ましろねとらぼ]

 幽霊は存在すると思いますか――。科学では証明しがたい“見えない世界”の問題なだけに「いる派」の方も、「いない派」の方もいるかと思いますが、今回ご紹介したいのは「同じ家の中で、家族が同じ心霊現象を体験していた」というエッセイ漫画「霊感一家のふしぎな実話」。

 今回は番外編として、神社のエピソードについて著者・りかさんにインタビューしました。漫画本編もあわせて掲載します。



漫画『霊感一家のふしぎな実話』とは?

 著者のりかさんをはじめ、姉、そして母親までも小さい頃から不思議なことや、怖い思いを経験してきた霊感一家(父親は霊感なし)。そもそも実家自体が夏でも冷房いらずの寒さで、入れない部屋、眠れない部屋、廊下にレギュラーで出て来る謎の白い影などなど、オカルティックな事件が満載。

 それもそのはず、調べてみたら、なんと実家に幽霊300体もいることが判明! 一家全員で、家系図を持ち出し、実家の浄化浄霊に踏み出す騒動を描いたホラーエッセイ漫画。

著者プロフィール:佐木りか(Twitter:@rikarika_sou

物心ついた頃からゆるっと霊感もち。母・姉も霊感持ちの女系霊感一家。現在は一児の母として育児の合間に怖い話や育児漫画を描いている。猫好き。
















その他の一部エピソードはイースト・プレスによるWebメディア「MATOGROSSO」、購入先などは同社Webサイトにて掲載されています


人によって“神社の相性”がある?

―― 「スピリチュアル編 神社との相性」は、実家の話題からいったん離れて神社のお話。自分も神社にはよく参拝するので、このエピソードは興味深く読ませていただきました

 ありがとうございます。本を出すにあたって、担当さんから「箸休め的な内容もほしい」と言われて追加しました。私も神社仏閣巡りが好きなので。

―― 作中では、りかさんの実家の近く神社2つが「山神社」「海神社」という呼び方で登場。海神社の方が居心地がよくて、おみくじも大吉続き(14年連続)だったんですよね。そんなに差が出るものなんですか?

 そうなんですよ。海神社は木がうっそうとしていて参道も長くて、どちらかといえば怖い雰囲気なんですけど、鳥居を一歩くぐると風がぶわっと吹き抜ける感じがするんです。お参りすると心が洗われるようで、私にとっては特に大切な神社です。

“持ち帰り体質”の著者の神社の行き方

―― 海神社の他に好きな神社はありますか?

 メジャーなところだと、東京大神宮は雰囲気が明るくて好きですね。赤坂の氷川神社も、木は多いんですけど重苦しい感じがなくてお気に入りです。

―― 逆に山神社のように、相性の悪さを感じる神社は?

 嫌いというわけではないのですが、伏見稲荷大社には確実に何かいるなという気がします。誰もいないはずなのに後ろから話しかけられたり、頭をポカッてされたりしたことが何度かあったので。

 そうは言いながらも、御朱印をもらうためにけっこう参拝してるんですけどね。幻想的というか、他にはない空気感のある神社なので。だけど、15時以降(逢魔が時)はなるべく立ち入らないようにしたいと思っています。

―― 自分が神社巡りをするようになった理由の1つは御朱印集めだったりするのですが、そういうもの目当てで参拝すると悪い霊を呼び寄せてしまったりするのでしょうか

 いえ、全然大丈夫だと思いますよ。スタンプラリー代わりにするのは本来の用途と違いますけど、御朱印帳にかっこいい御朱印が並んでいるのを見るとやっぱりうれしいですし。私も社会人になってから神社巡りを始めて、ようやく3冊目に突入しました(笑)。

―― 令和になってから御朱印ブームが再燃していますが、神社に参拝するきっかけとしてはありということですね

 もちろん、神様に失礼のないように作法を守る必要はありますけどね。優しい神様だけじゃなく、怖い神様を祀っている神社も多いですから。

 ただ、私みたいに“持ち帰る”確率が高い人は、やたらめったら行かないほうがいい気もします。

 どうしても神社に行かなきゃいけないと強迫観念に駆られるときは、だいたい悪いものが呼んでいるときだと思っていて。「行きたい」ならともかく、「行かなきゃ」と思うときはできるだけ近づかないようにしています。

(続く)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2312/02/news048.jpg 「明らかに写真と違う」 東京クリスマスマーケットのフードメニューが物議…… 購入者は落胆「悲しかった」
  2. /nl/articles/2312/03/news054.jpg 藤本美貴、“全然かわいくない値段”のテスラにグレードアップ スマホ一つでの注文に「震えちゃ〜う!」
  3. /nl/articles/2312/02/news075.jpg 黒木啓司の妻・宮崎麗果、1年空けずにフェラーリを追加購入 愛車は高級外車ぞろい「何台目!?」「カッコいいの一言」
  4. /nl/articles/2312/07/news009.jpg 「入居者が全くいない」ボロボロの築古アパートをリノベしたら……? 驚愕の“激変ぶり”に「すてきです!」
  5. /nl/articles/2312/03/news018.jpg 黒猫に見えるニャンコ、“かわいすぎる秘密”をかくし持っていた……! まさかの事実に「じゃないんだ」「白い……!」
  6. /nl/articles/2312/03/news015.jpg ハムスターが「寒い寒い!」とスライディングお布団→「スヤァ」 人間味あふれる“ぬくぬく姿”が「可愛すぎ注意」と話題
  7. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. /nl/articles/2312/03/news012.jpg 猫たちがストーブの特等席を陣取るが、大事な事に気付き…… 「おかあさーん!!」とシンクロで訴える姿に冬の訪れを感じる
  9. /nl/articles/2312/02/news003.jpg ちいかわデザインのおくすり手帳を開いたら……? “まさかの中身”に衝撃走る「絶対に笑ってはいけない」
  10. /nl/articles/2311/30/news197.jpg 一世風靡の52歳元アイドル、がん受診の遅れ巡って後悔しきり 同じ病で亡くした母思い「怖さわかってるはずなのに」「自業自得なんです」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 大好物のエビを見せたらイカが豹変! 姿を変えて興奮する姿に「怖い」「ポケモンかと思った」
  2. 「3カ月で1億円」の加藤紗里、オーナー務める銀座クラブの開店をお祝い “大蛇タトゥー”&金髪での着物姿に「極妻感が否めない」
  3. 愛犬と外出中「飼いきれなくなったのがいて、それと同じ犬なんだ。タダで持ってきなよ」と言われ…… 飼育放棄された超大型犬の保護に「涙止まりません」
  4. ミキ亜生、駅で出会った“謎のおばさん”に恐怖「めっちゃ見てくる」 意外な正体にツッコミ殺到「おばさん呼びすんな」「マダム感ww」
  5. 永野芽郁、初マイバイクで憧れ続けたハーレーをゲット 「みんな見ろ私を!」とテンション全開で聖地ツーリング
  6. 道路脇のパイプ穴をのぞいたら大量の…… 思わず笑ってしまう驚きの出会いに「集合住宅ですね」の声
  7. 柴犬が先生に抱っこしてほしくて見せた“奥の手”に爆笑&もん絶! キュンキュンするアピールに「あざとすぎて笑っちゃった」
  8. 病名不明で入院の渡邊渚アナ、1カ月ぶりの“生存報告”で「私の26年はいくらになる?」 入院直後の直筆日記は荒い字で「手の力も入らない」
  9. 小泉純一郎元首相、進次郎&滝クリの第2子“孫抱っこ”でデレデレ笑顔 幸せじいじ姿に「顔が優しすぎ」「お孫さんにメロメロ」
  10. デヴィ夫人、16歳愛孫・キランさんが仏社交界デビュー 母抜かした凛々しい高身長姿に「大人っぽくなりました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「酷すぎる」「不快」 SMAPを連想させるジャンバリ.TVのCMに賛否両論
  2. 会話できる子猫に飼い主が「飲み会行っていい?」と聞くと…… まさかの返しに大反響「ぜったい人間語分かってる」
  3. 実は2台持ち! 伊藤かずえ、シーマじゃない“もう一台の愛車”に驚きの声「知りませんでした」 1年点検時に本人「全然違う光景」
  4. 大好物のエビを見せたらイカが豹変! 姿を変えて興奮する姿に「怖い」「ポケモンかと思った」
  5. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  6. 西城秀樹さんの20歳長男、「デビュー直前」ショットが注目の的 “めちゃくちゃカッコいい”声と姿が「お父さんの若い頃そっくり」「秀樹が喋ってるみたい」
  7. “危険なもの”が体に巻き付いた野良猫、保護を試みると……? 思わずため息が出る結末に「助けようとしてくれてありがとう」【米】
  8. 「やばい電車で見てしまった」「おなか痛い、爆笑です」 カメがまさかの乗り物で猫を追いかける姿が予想外の面白さ
  9. おつまみの貝ひもを食べてたら…… まさかのお宝発見に「良いことありそう」「すごーい!」の声
  10. 「3カ月で1億円」の加藤紗里、オーナー務める銀座クラブの開店をお祝い “大蛇タトゥー”&金髪での着物姿に「極妻感が否めない」