「かわいすぎる！」「癒やされる」　話題の近鉄・こふん列車に乗ってみた（1/3 ページ）

　「めっちゃかわいい」「癒やされる♪」──。ネットでしばしば話題になる近鉄の“はにわ推し”電車「こふん列車」をご存じでしょうか。

　こふん列車は、大阪「百舌鳥・古市古墳群」（関連記事）が世界文化遺産に登録されたことをきっかけに、大阪府羽曳野市、藤井寺市と近畿日本鉄道（近鉄）が連携して展開した「こふんまち 羽曳野・藤井寺」キャンペーンの一環で登場した記念列車です。

　このキャンペーンは2019年11月で無事終了。それを受けて、「この列車の運行も終わってしまうのでは？」などと悲しむ声もSNSなどで叫ばれました。

　安心してください！　まだ、こふん列車は走っていますよー！

　ということで実際に乗ってきました！

こふん列車はたったの1編成　さて、出合えるか？

　近鉄によると、こふん列車は南大阪線、吉野線、長野線、御所線の4つの路線を運行します。しかしたったの1編成しかなく、どこを何時に走るのか、運行予定は非公開です。

　4つの路線を走る多くの列車の中から、たった1編成に出合うなんて……おお、考えただけでハードな感じ。これは何回かトライしないといけないかも……と覚悟していました。しかし普段の行いがよかったのか、何と1回目のトライで無事会えました。2020年はラッキーな年だわきっと。

　おおっ。うわさ通り、車内ははにわだらけ！

　つり革にも、はにわ。

　つり革の持ち手部分には、前方後円墳の模様があしらわれています。そうそう、古市・百舌鳥古墳群を代表する古墳、仁徳天皇陵古墳（大仙陵古墳）は前方後円墳ですね。社会の授業で勉強したのを思い出しました。

　窓の外にもはにわがいます。大中小の3体は、友だち？　親子？　どんな関係なのか、想像がふくらみます。乗り合わせた若い女性2人組が「かわいいー！」と写真を撮っていました。ですよね、かわいいですよね、これー！

　うん？　ちょっと待ってください。窓の「外」にいるということは、つまり……？　と思い、車両の外に出て、ホームから見てみました。

　おお！　本当に車両の外にいる！　なんとなく寒そうにも見えますね。多分はにわは寒さを感じないと思いますが。