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さすがにレアすぎ!? 50年前の名車オブ名車「トヨタ 2000GT」の純正部品が復刻再生産(1/2 ページ)

何台残ってるんでしょうか……。でも取り組み自体が熱いです。

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 トヨタ自動車は、旧車の純正廃盤部品を再生産する「GRヘリテージパーツプロジェクト」の一環として、1967年~1970年に販売した「2000GT」の補給部品を復刻、再販売します。


トヨタ 2000GT(写真:トヨタ自動車、以下同)

 GRヘリテージパーツプロジェクトは、今なお大切に乗り続ける旧型車オーナーに向けて、廃盤となった旧車の純正部品を、特に車両の維持に欠かせないパーツを中心に再生産する取り組みです。A70型/A80型スープラに始まり(関連記事)、今回、トヨタの伝説的名車である2000GTも対象車種に加わります。

 再生産は、5速MT車用のトランスミッションやデフ周りの消耗部品から開始。車両の希少性を考慮して、オーナー限定かつ車両あたりの数量限定で販売します。

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 このように、各メーカーの歴史の中で重要な役割を果たした名車向けに、長年乗り続けるオーナーのための部品供給やメンテナンスプログラムを提供する動きが近年活発です。日産はスカイラインGT-R向けの部品再生産プログラム「NISMOヘリテージ」(関連記事)、ホンダは初代NSXを新車並みの状態に復元する「NSXリフレッシュプラン」、マツダもNA型ロードスターをリフレッシュする「NAロードスターレストアサービス」を提供しています。


80/70スープラに加え、2000GTも対象になった

再生するギア(奥)とシンクロハブ・スリーブ(手前)

再生産するファイナルギアキット

 2000GTは、1967年から1970年にかけて世界に通用するスポーツカーにすべく採算度外視で作られた当時のフラッグシップモデル。ヤマハ発動機と共同開発した直列6気筒DOHCエンジンや4輪ディスクブレーキなど最先端の仕様で、軽量化のために当時としては珍しいマグネシウムホイールを採用。3年間でわずか337台が生産された希少車ですが、今回の取り組みは何台の今なお走り続ける名車を救うことになるでしょうか。

 なお、GRヘリテージパーツプロジェクト開始時にはレビン/トレノ(AE86型)、マークII(80系)、MR2(SW、AW)などのパーツ復刻を望む声がありました。サイト上で「復刻リクエスト」も受け付けているので、「これを頼む」というパーツがあれば希望を投げてみてはいかがでしょうか。


東京オートサロン2018で行われた希少車オークションで7600万円で落札された2000GT

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