お店が回る「回転展望レストラン」を描いた旅漫画にほっこり共感 「めっちゃ懐かしい」(1/2 ページ)
思わずすぐ行きたくなる昭和感がいい……。
お店が回る、今や貴重な施設「回転展望レストラン」に訪れた漫画が、「すごく昭和……」「懐かしい」「楽しそう!」「思わず行ってみたくなる」と話題です。
作者は趣味の自転車旅を題材とした漫画を投稿する星井さえこ(@rinkosaeco)さん。神戸市須磨区の須磨浦山上遊園へ自転車で訪れた様子を描いています。
須磨浦山上遊園は1959年にできた歴史あるレジャースポット。以前紹介した、ブッ飛びな乗り心地でタモリさんも愛したという乗りもの「カーレーター」(関連記事)があるところです。
普段からお客さんはそれほど多くはないようですが、大雨の中、自転車での訪問ということもあってスタッフさんも驚いた様子。係員の方の驚いた顔が……(笑)。ロープウェイとカーレーターを乗り継いで、お目当ての回転展望レストランに向かいます。
なかなか年季の入った見た目の須磨浦展望閣は「敵のアジト感……!!」(星井さん)。そして回転展望レストランである「まわる喫茶室 コスモス」はこの3階にあります。独特なモーター音を聞きながら食べる料理はまた格別かも。スタッフさんのすごい歓迎っぷりにもほっこりです。
回転展望レストランを題材とした理由を星井さんは、「子どものころ行きたかったけど行けなかった場所に、大人になってから(資金力と行動力を持って)行く、というワクワクさを伝えたかった」といいます。
ネットの反応も「何年も行ってない。懐かしい」「カーレーターは30年前からすでにワビサビを醸し出していた」「懐かしい感じがしてとても良かった」などと多くの人の思い出を呼び起こしたようです。子どものころの夢や思い出は、やっぱり大人になっても忘れられないものですね。
この漫画は星井さえこさんのWebサイト「♯チャリと来た。」に掲載した「兵庫回転展望レストラン巡り」から抜粋したもの。
このシリーズでは、ほかにも兵庫県内の回転展望レストランを訪れていますが、神戸ポートタワーの回転レストランはリニューアルされ、手柄山回転展望喫茶は2018年に営業を終了しています。一時休業や営業時間を変更している可能性もあります。思わず行きたくなったと思いますが、行く前に下調べして出発しましょう。
また、星井さえこさんのこのほかの作品、例えば「大雪のボンバス」もほっこり気分になれますよ。
(大泉勝彦)
関連記事
「乗り心地悪いなぁ」「なくさんといてな」 “乗り心地の悪さ”が心地いい、神戸須磨浦山上遊園「カーレーター」が愛される理由
タモリさんも愛したレア乗り物。ひぇぇぇぇほぼ垂直!! スイス・シュトースの「世界一急勾配なケーブルカー」に乗ってきた
最大1100パーミル。ハイジ、大変よ! 崖から丸太が落ちてくるわ。地上40メートルでテーブルごとつるされて……空中レストランでお茶してきた
日本初の空中レストランでジャワティを飲む――なんとも刺激的なイベントに行ってきた。地上40メートルの高さにつるされたテーブルからの眺めは……!「女の子が1人で……」「おかまいなく」 鉄女の私が「本当のひとり旅」に目覚めたワケ
「おんな鉄道ひとり旅」をゆるーく楽しく提唱し続ける著者によるほんわか旅の裏話、第2巻の1話丸ごと特別公開~。「楽しいけど危ないよ」 “バイクで事故ったオタク”のレポ漫画がドキドキする
みなさんも気を付けて。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.