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新型コロナ感染者による体験記が参考になる ホテル療養では「野菜不足対策」が重要(1/3 ページ)

この知識が役立つ事態にならないのが一番ではありますが、いざというときのために覚えておきたいところ。

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 新型コロナウイルス(COVID-19)に感染し、2020年11月18日から26日までホテルで隔離されていた患者が、療養の記録用にTwitterアカウント「コロナログ(@dM9iIcHZ7PYZ2p9)」を開設。「療養先に持ち込むと役立つ物」などをつづった体験記が、参考になると注目を集めています。

 アカウント主のアツシさんは、勤務先の会社経由で感染し、保健所の指示によりホテルでの療養が決定。外には出られず、差し入れや通販、出前など外部からの持ち込みは全面禁止と、世間と隔絶された暮らしを送ることになりました。

 条件が厳しいだけに、「最初に何を持ち込むかはかなり重大です」とアツシさん。今後の療養者のために「持ってきたほうが良いもの」を挙げ、自らTogetterにまとめています。

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 自分に合った枕や寝間着などがリストアップされるなか、特に目立つのは「野菜スープ」と「野菜ジュース」。というのも、療養先で出た食事は揚げ物中心のヘビーなお弁当が多く、野菜がなかなかとれなかったのです。ホテルごとに対応は異なるとはいえ、野菜不足対策は留意しておいたほうがよいでしょう。

気分転換や糖分補充にお菓子類も大事
投稿されたお弁当の写真のほとんどがヘビー
出てくる飲み物は主に水とお茶。持ち込んだ粉末ミルクティーが、たまの甘味として重宝したそうです
すみに入っていた果物がアツシさんを喜ばせた弁当

 これを機会に積みゲーを崩そうと、アツシさんはNintendo Switchを持ち込んでいましたが、後遺症で疲れやすく全然遊べなかったそうです。その一方で、モバイルルーターと動画サービス視聴用の「Amazon Fire TV」が活躍。適当な動画を流し続けることで、コロナ関連のニュースからメンタルを守るのに重宝したとのことです。

 Twitterで「明日は我が身。貴重な記録をありがとう」「動かない生活にこの多い食事量はびっくり」「確実に野菜や水分が足りない」などと、大きな反響を呼んだこのレポート。ねとらぼ編集部はアツシさんを取材し、詳細を聞きました。

一番つらいのは病身での洗濯

―― 療養中は主にどのように過ごしていましたか

アツシ お弁当を取りにいくとき以外は部屋の中で過ごしていました。逆に、それ以外では部屋から出ないように誓約書を書かされます。空き時間は多かったのですが、体力が落ちていて本を読んだりゲームをやる事も難しく、ただただベッドで寝ているような状況でした。

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―― 一番つらかったことは何でしょう

アツシ 疲れやすくなっていることです。Tシャツ2枚洗濯しただけで30分くらい身体が動かなくなったのには、我ながらびっくりしました。

アツシさんの療養先の場合、洗濯も掃除もセルフ。しかも洗濯は手洗いでした

―― 滞在中、ホテル療養者は増えているように感じましたか

アツシ 用意されたお弁当の量や、Wi-Fiの重さなどで、人が増えているのは感じました。

コンテナの数が収容者の増加を物語る

 アツシさんは11月26日に療養を終えたあとも、同アカウントで報告を継続。低下した体力への嘆きや、野菜中心の食事への喜び、回復した嗅覚への感動、隔離療養の意義など、印象的なツイートを投稿しています。

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協力/画像提供:コロナログ@アツシ(@dM9iIcHZ7PYZ2p9)さん

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