編集かと思ったらリアルガチ　プラレールで再現した無限列車が「本当に無限」で無限に見続けてしまう人が続出（1/2 ページ）

　どこまでも続く「無限列車」のプラレール動画に「おぉぉぉ～!!」と感動し、無限に見続けてしまう人が続出しています。

　作者はえちごや（@shimotan53）さん。「プラレールを快走する振り子式の仕事猫」（関連記事）や「めっちゃほっこりするナローゲージとプラレールの親子動画」（関連記事）などでも話題になったプラレールの達人です。

　登場するのは『劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編』の無限列車を再現したSL。「無限」のプレートをきちんと装着し、機関車の後ろには茶色い客車がたくさんつながっています。ほぉぉ……。んー。……。長！　いつまでたっても最後尾がみえてきません。どこまでも客車がつながっている、まさに無限列車だー！

　それがえちごやさんのプラレールテクニック。実際にめっちゃたくさんの客車をつなげているのでも、動画をつないで編集で長く見せているのでもありません。

　動画の後半でそのギミックも明かしてくれています。“客車”にモーターを搭載し、無限列車が走るレールを一周する円にしています。先頭のSLをタイミングよく切り離し、あとは客車がぐるぐる回るという仕組みです。

　……って簡単に言いますが、どういうこと？

　無限列車プラレールのヒミツ、作者のえちごやさんに伺いました。

──　こちらを作成した、思い立ったきっかけを教えてください

　同じくプラレール改造をして楽しむ知人の「まつ（@SHAKEBALLER）さん」が無限列車を作られたことがきっかけでした。

　まつさんのプラレール無限列車は、劇中の無限列車を細部まで忠実に再現された傑作です。私も作ってみたい衝動に駆られましたが、二番煎じでは面白くないので全力でネタに走ることにしたのです（笑）。

──　そこで「無限に走らせる」ことに（笑）。作成にはどんな苦労がありましたか？　またどのくらい時間がかかりましたか？

　作業時間は、客車の動力化改造や微調整用の特殊レール製作に1～2時間くらい、撮影時間も同じくらいだったと思います。

　撮影は撮り直しが多くて苦労しました。30回くらいは撮り直したと思います。

　まず、列車は無造作に発進させるのではなく、両手で先頭車と中ほどの車両を持って徐々に加速させます。（動力が客車にあり）機関車は後ろから押される格好なので、脱線しやすいのです。

　ポイントで機関車を離脱させるのですが、このタイミングも難しく、3回に1回くらいの成功率です。最後尾の客車が円形の線路に合流するとき、先頭の客車と接触して脱線してしまうこともありました。これらを全てクリアしてはじめて成功になります。

──　30回も……！　客車の長さとレールの長さ、離脱や進入のタイミングがピッタリ合うように調節し、これでつながって見えるのですね。すごい～。このほか、作品のこだわりポイントがありましたら教えてください

　無限列車ということで、地味に「∞」をイメージしたレールになっています。この「∞」に気付いてくれた方も結構いてうれしかったですね。

　動画には「これがホントの無限列車」「ちゃんと無限にさせてあってすごい」などのコメントが多数。無限に見続けてしまう人が続出しました。

　細かな動きにこだわりぬいて生まれた無限列車。プラレールファン、鬼滅好きのお子さまがいる方、ぜひ家族一緒に動画を見て楽しんでみてはいかがでしょうか？

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