「レビン」が復活している!?　「IZOA」って何だ？　見たことあるようで見たことない「中国向けトヨタ車」の世界（2/2 ページ）

レビンは今なお健在です、中国で。

[志田原真俊，ねとらぼ]

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謎の車名「IZOA」　でも見ると分かる、街でよく見かけるあの車種の兄弟車

　続いては小型SUV「IZOA」です。

ナゾの車名「IZOA」、実は……中見はCH-R

　聞き馴染みがない車名ですが、外観を見るとベース車が分かるかもしれません。日本でもよく見かける「C-HR」（関連記事）の兄弟車でした。

　IZOAは一汽トヨタ、C-HRが広汽トヨタが製造。前述したカローラとレビンの2車種と同じ事情です。2つの現地企業との合弁会社があり、それぞれに同等のモデルを提供しています。

　なお、カローラ＆レビンに比べると見た目の違いは少なく、IZOAはほぼC-HRそのもの。広汽トヨタ版C-HRも、リアのエンブレムや左ハンドルになっていること以外は日本でも見慣れた姿です。

広汽トヨタ製造の「C-HR」

　最後は「アルファード」です。

中国市場向けの「アルファード」

　こちらは、ヴェルファイアと人気を二分するラグジュアリーミニバンとして日本でもおなじみの車名。ブランド力と快適な居住性を兼ね備え、中国VIPからの人気も高いです。

　このヴェルファイアは、中国向けトヨタ車の中でも少し特別な存在。他のクルマは一汽トヨタや広汽トヨタによる現地生産車ですが、アルファードは「日本製の日本車」なのです。リアを見ても一汽トヨタや広汽トヨタのエンブレムはありません。

　そういえば、よりゴージャス内装のVIP向けとなるレクサスブランドのミニバン「レクサスLM」（関連記事）も、日本ではなく中国市場で展開します。中国の、日本とは少し異なる明快なラグジュアリーステータスとしての需要がそれとなく想像できます。

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